報告書② 配達記録
二通目は、票に記載の追跡番号を、照会した結果である。
担当者の覚書を付す。
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回収した不在連絡票二十七枚について、記載の追跡番号を照会した。
まず、発送元の照会を行った。
差出人欄が空欄であるため、番号から逆に辿る形になる。
結果、該当する発送の記録は、確認できなかった。
窓口での受付、集荷、いずれの記録もない。
そのような荷物は、送られていない。
続いて、追跡番号そのものの有効性を確認した。
二十七件、すべて有効であった。
無効な番号は、一件もない。
桁数、形式、いずれも正規のものである。
番号の上位桁は、引受を行った営業所を示す。
二十七件の上位桁は、すべて同一であった。
当該の桁に対応する営業所は、現行の一覧に存在しない。
過去に廃止された局を含めても、該当がない。
二十七件の番号は、連続していない。
発行の間隔に規則性は認められない。
同一の営業所から、十一か月にわたり、不定期に発行されている。
その営業所は、存在しない。
各番号の状態は、以下のとおりであった。
配達完了 二十五件
保管期限経過・差出人へ返送 二件
配達完了の二十五件については、受領の記録が残っている。
受領者の署名欄に、記入がある。
返送となった二件について、返送先の住所を照会した。
記載は、██町七丁目二十四番地。
██町に、七丁目は存在しない。
六丁目までである。
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送られていない荷物が、届いている。
届いた荷物を、二十五人が、受け取っている。
私は、受領者の署名欄について、聞き取りを起こすよう、起案した。
誰の名前が書かれていたのかを、確かめる必要があった。




