このクソ王子ふざけんな。
いつも読んでいただきありがとうございます。次回は少し開けまして9/19(土)投稿予定です。
「それで生徒会メンバーでもダンジョン攻略を行おうと思っている。クラスの授業では深い場所まで攻略出来ない、教師に止められるからね。だけど個人のダンジョン攻略はそれよりも奥深く潜れるように配慮してるから、レベルをあげるには持ってこいだ。」
「まぁ確かに一理あるといやあるか・・・俺は良いぜ!」
話しを聞いていた生徒会の中でも1番好戦的であるヴェインが王太子に色良い返事をすると、王太子もそれは頼もしいと機嫌をよくする。
「勿論、強制ではないし能力も向き不向きがある。今の実力でダンジョン攻略に不安がない者希望者は言ってくれ。」
そう言われて、他の生徒会メンバーは何人かは参加希望に手をあげたが、断った方が多いと結果になった。
「分かった、コーデリア嬢とアイリス嬢はどうするんだ?」
何も言わずに黙ったままの2人を見て王太子は声をかける。
「出来れば公女であるコーデリア嬢には参加し欲しいが難しいかな?」
その言い方にアイリスは眉間に皺が寄る。
そんな言い方をすれば断りにくいだろうが、コーデリアに危ない場所に連れて行くつもりか?
アイリスはコーデリアの方を見ると、彼女も眉間に皺がよっているのが見えた。
どうやら彼女もどうにかして行くのは避けたいようだ。
何かいい方法・・・・あ。
王太子暗殺事件まで考えていたアイリスだったが、大昔、それこそ前世のとある記憶を思い出す。
妹が何箇所かダンジョンがあってその内のひとつが重要だと言っていた。そしてそれはあるダンジョンにしかないというーーー。
「王太子殿下申し訳ありませんが、お嬢様と私は別行動でダンジョン攻略に望みたいと考えてます。」
流暢な敬語のせいかそれともただ急な話に驚いただけなのかコーデリアはこちらを見やる。
「難しいダンジョンなら人数が安定している方が良いと思うんだが?」
「えぇ、ですが私達が行くダンジョンは大丈夫だ・・・ですわ。」
行く場所を伝えると王太子だけでなく他のメンバーも驚きを隠せなかった。
「でもそこは・・・確かに2人でも大丈夫だろうがしかし。」
「旦那様にもダンジョンはそこへ赴くように言われておりますので。」
「えぇ、殿下、申し訳ありませんが父は私が心配なのです。」
話に合わせてコーデリアも追従すると、王太子はそれなら仕方ないかとパーティーは諦めたのか落胆する。
「分かった・・・しかしアイテムは一緒に買いに行こう。良い場所があるんだ。」
勘弁して欲しいが?
一瞬そう思ったがアイリスは黙ったまま王太子に礼をした。
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