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転生女のヒロイン生活〜私にヒロインなんて向いているわけがないっての!〜  作者: ちゃらまる


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ダンジョンという言葉にワクワクするのは私だけか?

いつも読んでいただきありがとうございます。次回は8/29(土)投稿予定です。


ドリル令嬢が生徒会を辞めて早数カ月経ち、変わらず学園生活を送るなか、生徒会は相変わらず忙しく仕事が山積みであった。

まぁ忙しくなった理由の一つとして平民出身の生徒会メンバーが相次いで生徒会の辞職を願ったせいでもあった。

最初に懸念していた通り、平民出身の生徒は多忙な業務に自分の特化した分野で成果をあげないといけない境遇に徐々に対応しきれなくなり辞職へと追いやられていったのである。

この状況に王太子は表面上動揺はしてはいなかったが内心焦っているのはわかっていた。


方針は王太子が決めたもの。それがうまくいっていないということは采配が甘く上に立つ者としての力量が問われるからだ。

コーデリアが見越しててをうってくれたから忙しいという範疇だけで止められている事に土下座し涙流して感謝しろと脳内で王太子を罵ったことは一度や二度ぐらいではない。


上が駄目だと下が苦労する。

案の定役職の持つコーデリアの負担が重くのしかかったが、それはアイリスが手足となりサポートを行ったおかげで何事も無く運営ができた。


ただ解せないのはその事を王太子が褒め称えた事だった。コーデリアあっての自分のサポートなのにさもアイリスが大きく貢献したかのように周知に言ったことで、アイリスはただでさえマイナス感情を持つ王太子に更に大きな溝を作り、流石にそれはどうなんだと常日頃から生徒会に関わっているメンバーにも不信な目で見られるようになったのだった。


そうして秋の季節、この季節がやってきたのだ。




「この時期、ダンジョン攻略の時期になった。」

生徒会長である

王太子の言葉に誰もが神妙な顔で聞き耳を立てる。



ダンジョン攻略ーーー。

それは貴族にとって必要課題であり、平民でありながらこの学園に通う生徒達にとっては大切な行事の一環となっている。

貴族は有事の際、戦いの場にて国、領民を守る義務が生じる。その時の為のノウハウをここで学ぶのである。

平民出身も同様、多くの平民はお金の免除の代わりにダンジョン攻略は必須項目もされている。

唯一免除されるのは金銭を払った裕福な商人の子息子女ぐらいだけである。


「ダンジョンか・・・出来れば無事に帰って来れるようにしたいわね。」

コーデリアの言葉に誰もが頷く。

実際、このダンジョンは周期によって道も業況も変わるもので、実際毎年何人か行方不明者が出るような事に陥っているのである。

生徒が居なくなる事案からダンジョン攻略の科目は禁止しても良いとは思うがそれ以上に魔物からドロップする物が高額なので辞めようにやめられないのらしい。

実際禁止して無断で入って帰らなくなった生徒数の方が多いからであった。


欲にくらむ末路かとアイリスもまたそのうちの1人だと自覚しているので気をつけようと思った。

いつも読んでいただきありがとうございます。

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