公開処刑するか秘密処理するかそれが問題だ。
いつも読んでいただきありがとうございます。次回は6/26(土)投稿予定です。
「そういえば、貴女聞きまして?」
いつものように雑用として資料纏めしていた顔を上げ、何を?と少女は問いかける。
「お茶会を開くっていう話しを執事から・・・あぁ、失礼!貴女にそんな人、いませんでしたわね?」
そう言って封筒を取り出した生徒は見せびらかすように目の前の少女に見せる。
そこには日時と場所が書かれていて目を見開く、その場所は少女よく知るサロンだった。
「さ、最近は例の事件でお茶会は開かないって・・・だって、女生徒さんが。」
「さぁ?でも、実際ここに招待状があるのだから。そんなに大事じゃなかったって事じゃ無いの?そういう事だから、そこの資料纏めといてね貴女は招待状もらっていなんでしょう?」
私は忙しいんだからと少女は立ち去り、1人取り残された少女は持っていた書類の束の紙をくしゃりと握りしめた。
大した事は無い?
「そんなはずはないわ!あれほどの魔法を浴びせて大した事がないはずなんてあるはずがない!」
そう言って少女は指に嵌めた指輪を触る。
その指輪の石は悍ましい血の色のような色の光を放ち存在を主張する。
「あんなに魔力を集めたんだもの・・・私はあんな貴族の子より上なのよ。」
1人になっている生徒達から魔力を吸い上げて力を増したこの指輪の威力は私自身が知っている。
でも好都合だわ。
お茶会がひらけば、今まで私を散々馬鹿にして利用してきた奴らを一気に仕返しが出来るんだもの。
そう思えば興奮してくる身体に少女はニヤっと笑う。
あの時、私にみっともなく縋り付いて助けを言うあの表情、そして絶望に満ちたあの表情を見た時私は快感でゾクゾクした。
またあの感覚を味わえるのかと思うと嬉しくて身体が震える。
「待ち遠しいなぁ・・・。」
そうして、楽しみを待って待ってーーー少女は数日大人しくいつもの自分を演じた。
そしてその日、例のお茶会へ向かう。
あそこは私のような人間を平気でいじめられる格好の場所。
だからだんだん、人気が無くなっていく。
人気が無くなっていくにつれて少女はだんだん歩く速度を上げ終いには駆け出していく。
早く
早く
あの快感を!
そうして息を軽く弾ませながら少女は扉を開けて、中へと入っていった。
人がいることに少女はニヤリと笑い中へと入っていった。
いつものテーブルにお茶やお菓子、そしてあの特徴ある金髪の髪型。
あぁ、ここにいる。ようやく、ようやく彼女に苦痛を贈れる!
「あら?招待状を送ってないわよね?貴女。」
あの女の声ではないと即座に理解した少女はハッと現実から目が覚めるような思いで顔を上げた。
立ち上がった表紙で金の髪はするりと落ち違う色の髪が現れる。
「こ、公爵令嬢。」
少女に言われてコーデリアは振り返る。
「えぇ、いかにも。」
冷静に少女を見下ろした。
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