ミステリーの女王
閉鎖的な現実世界での生活の窮屈感からの脱出から思いついたものであり
元々は、なろうに近いエロ妄想でAIにぶちこんで
遊んでいたのを自分なりにかみ砕いて、健全な内容で描いてみようと
思い至りました。とはいえ、大部分は切り貼りしたようなテンプレ内容ですので
落としどころをみつけて完結までかければと、考えております。
【4】
図書館といっても外観はパルテノン神殿のように切り開かれた
聖堂に近い風貌をしている。施工主はギリシャ神話を参考に
建築したようではあるが、大半は見事に剪定されたシダ植物や
大きく開いた花弁覆われている。最も象徴とする巨大な植物は
マンモフラワーの近縁種らしく初見はギョッとしたが危険性はないらしい、、、
入り口に繋がる畦道に沿って、牧歌的なポピーやガーベラなどが
華々しく来客を出迎えてくれている。この庭園を管理しているのは
リサ・トレヴァー彼女は器用に両手を施錠された状態で
ジョウロを持ち、花々に水やりをしている
ボロを纏い背骨が前屈したまま、ひん曲がって巨大化した体躯で
動き回る姿は本編の彼女そのままであり、頭に人間の顔の皮で作った
デスマスクを被った狂気的な姿をしていてなお、デスマスクの隙間から
右半分だけ素顔が見えるが、キメラに似た醜悪な容姿となっている模様
正直言って近寄りがたい存在ではあるが、可哀想だと同情して近寄られる
よりいまの距離感のほうが、お互いに都合が良いとして干渉は控えいるものの
横を通るときに、こちらを凝視しているのは気にはなった。
あの馬鹿でかい腕から振り下ろされる拳骨を喰らえば、僕の身体は
一撃でマッシュポテトにされる可能性が大いにあるからだ
僕は少しだけ早歩きになり、石柱の影で気持ちを落ち着かせるべく息を吐き出す
ため息じゃないから幸せは逃げてはいかない・・・・・・
そう言って、おまじないを自分にかけた。
金ピカな金具で固定されたドアノブが設置された両開きの入り口は
自動ドアになっており、ご丁寧に木製特有の軋んだ音まで再現されている。
入館を果たすとまず見えてくるのは、大理石の床に刻印された
ケルト文字盤の魔法陣、僕は勝手にファストトラベルマーカーと呼ぶ
以前に魔術の類を使ってテレポートしてきた、胸を強調して半ば露出するような
格好をした瞳の大きい、とんがり帽子を被った女の子がいた
実際にああいった格好の人物を前にして、理解が追いつかず僕はフリーズしてしまった
ことを思いださせてくれる。
見上げるだけで、天井まで連なる数千冊の本が並ぶダークブラウン一色に整えられた
本棚だが、ほとんどが雰囲気作りのインテリアみたいなもので、アーカイブ化にされた
書籍しかここには置いていない。
物理デバイスとして、ダウンロードして持ち歩いているのは
無尽蔵に人口がいる割には少ないらしく、3割程度らしいが
それでも、億や兆は余裕で超える算出なようだ。
物理デバイスはいわば、ブックカバーのように見た目をしており
内部の見開きに小さなスロット部分があり、そこへ図書館で書籍のデータを
端子を繋いでダウンロードできるようになっている。ダウンロードした書籍に応じて
カバーの材質が変化するため、実際に手に取り、紙の材質からハードカバーや
革の感触を味わえるようになっている。
おまけに重量は100gもなく、爆速ダウンロードに加えて保存データ量も
スパコン並という破格のスペック。僕はそれを6つ持ち歩いている
そして1デバイスに2〜3冊しかダウンロードしていない
無駄だが、ここでの生活楽しむためには外に出てこうして、色んなものに
触れる理由がいる。本の返却もそのうちの1つの過程なのだ
そうして、カウンターのある返却テーブルの前にいくと司書を勤める彼女と
対面が出来る。
【アガサ・クリスティ】
アガサ・メアリ・クラリッサ・クリスティ 旧姓:ミラー
1890年9月15日 1976年1月12日没)イギリスの推理作家。
66冊の探偵小説と14冊の短編集で知られ、発表された小説の多くは
世界的なベストセラーとなり「ミステリーの女王」と呼ばれた。
特に架空の探偵エルキュール・ポアロと ミス・マープルを主人公とする
小説で有名である。メアリ・ウェストマコット名義の小説が6作品ある。
1971年、大英帝国勲章第2位(DBE)に叙され「デイム・アガサ」となり
英国推理作家のクラブであるディテクションクラブの第4代会長。
ユネスコのインデックス・トランスラチオヌムによると
最も翻訳された作家(英語版)である。小説『そして誰もいなくなった』は
約1億部を売り上げ、史上最も売れた本の一つである。
戯曲『ねずみとり』は、演劇史上最長のロングラン記録を持っている
日本語表記は「クリスティ」と「クリスティー」がある
だが、ここで出会った彼女は別名義である【メアリ・ウェストマコット】を
名乗っており、熱心に小説を読むような性格ではないので
僕は初めは気づくことが出来なかった。
そんな、ここでは いまだご存命の大作家先生が出迎えてくれる
ほとんどの場合、執筆中で留守が多いことがあり、勘違いされないように
容姿を例えると学研の学習漫画に描かれたディテールに近く
蒼いドレススカート胸元には紅いブローチ、白髪混じりの束ねた玉ねぎヘア
年齢を感じさせるシワと赤いフレームのメガネ、そこから覗く正気を疑うような
眼光をした老婆である。
僕が知るアガサ・クリスティの顔ではないが、本人の経歴として
行方不明になった、1926年12月3日の事件時期くらいにはここに来ていたようだ
「 返却しにきました」
「 デジタル世代のくせに わざわざ面倒なことするんだね
はいよ データの整理保存は終了だよ」
カウンター内に設置されたスキャナーにかざすだけで
ダウンロードしたデータは簡単に削除出来るようになっている
僕の場合は、ダウンロード履歴を残して、なにを借りたか忘れないようにしている。
手間ではあるが、大変な作業ではないため、これくらいなら
思い出のバックアップは簡単だ。
「 あざます 今日は閉館、何時ですか? 」
「映画を観に行くんでね 16時には閉める予定だよ
あんたも映画好きだろ」
「好きですけど 今日のはあまり」
「 スプラッタは苦手かい?」
「 劇場だと余計に厳しくて・・・・」
ここでは個人予約可能な映画館がある
僕が慣れ親しんだ作品や監督作品の上映回もあり、映画館によっては
週に一回は必ず足を運んでいる。
劇場は多数あり、プライベートシートやサービス重視の映画館もあれば
ノスタルジックさを大事にした昔ながらの大衆劇場も存在しており
超映像体験没入型映画専用のような未知のアトラクション映画館など
ラインナップは充実している。
今日、上映される作品はSaW th20 一作目を独自解釈したジグソウによる
初めての殺人を描いた映画らしく、監督はまさかのマイケルベイという
爆殺しか起きなさそうな映像作品だが、口コミレビュー曰く
世界を震撼させたホラー映画の史上No.1の恐怖とのこと
多元宇宙やマルチバース、呼び方は様々だが、こういった異なる部分は面白い。
だがスプラッタは別だ・・・・・以前、ジェイソンvsペニーワイズを観に行った際
左右に僕を挟む形で座席に座っていた【トーキー夫人】彼女らは身体が白黒で
会話の際には、出現した吹き出しで会話する。
僕は勝手にそう総称していたが、大スクリーンの血飛沫を前にして
嘔吐したのだ。白黒のインクをビシャビジャと床に吹き出し
不思議と音はせず、吹き出しに擬音が羅列していただが
臭いは本物だった・・・・・酸っぱい胃液の乾いた香り
あれ以来、劇場でスプラッタ映画を観るのはやめた。
「まあノーマッドやってるくらいだ スプラッタがダメなのは
仕方がないのかもね。バックパックの重量制限も100キロだし 」
「あまり愚痴りたくはないですけど・・・元弁護士だったり
高校生だかが 200キロ近い重量のバックパック背負ってるのが
俺からすれば補正ある連中なんです 」
「限界重量ってだけさ、常時200キロなんて背負うはずないだろう」
「武器なんか積まないから、俺はこれでいいんです」
短気は損気その言葉通り、僕は他人からの好意を無下にする
彼女は少しでも僕が前向きに生きられるように道を整備したが
僕はそれを蹴っ飛ばし支柱を引き倒し、踏み荒らす
そして怒り狂った巨人のように、ズカズカと歩いて行く
対人関係を悪化させるプロだ
彼女からも「あなたは創作の参考にはできない人間性ね」と釘を刺されたことがある。
正直、落ち込んだ・・・・。




