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3/12

兄弟人類種

閉鎖的な現実世界での生活の窮屈感からの脱出から思いついたものであり

元々は、なろうに近いエロ妄想でAIにぶちこんで

遊んでいたのを自分なりにかみ砕いて、健全な内容で描いてみようと

思い至りました。とはいえ、大部分は切り貼りしたようなテンプレ内容ですので

落としどころをみつけて完結までかければと、考えております。

【3】


朝食を終えると、あとはほとんどここでの義務は終了だ

自由時間となる保護されたノーマッドは健康的で規則正しい

生活を送っていればいいだけなのだ、絶滅危惧種の動物のように。

ジムに行って筋肉質なスーパーヒーローだらけの空間で

鏡の前に立ち、自己嫌悪に浸りながら身体を鍛えるのもいい

フライトシュミレーターで1万2000フライトミッション達成まで

みっちり教習を受けてもいい、大学や学術院で勉学に励むの悪くはない

格闘術をやりたければ戦闘部隊にでも志願してもいい、娯楽はほぼ無限

だが・・・・慣れ親しんだゲームや漫画やアニメや映画などの発売または

公開が予定されていた最新作はもう二度と体験が叶わないのが残念ではある

故に対人関係が破綻している人間からすれば、この事実に最も僕は苦しませられた

しかし、あらゆる次元に属する書籍がアーカイブとしてライブラリに

保存されていることは喜ばしく、新たな娯楽の入手先は図書館となった

確かに部屋に戻れば、いつでも好きなタイミングで四角い魔法のパッドが映り出す

立体ライブラリから情報を閲覧できるが、運動もかねて約4kmの道のりを歩いて

図書館へ向かう。それもただの無機質な廊下を歩くのではなく

格納庫を横切るのだ。

そこだけは少年のように無邪気な気持ちになって足を止めて眺めてしまう。

ガラス越しだが、眼下に見える格納庫には巨大ロボットや合体変形機構を備えた

機体や名作を象徴とする機体、自立して会話していたり、メンテナンスや

改修を受け命を吹き返す名機たち、目覚めの時を待ち侘びる眠りについた

機体までもある。そんな浪漫空間で彼らの傍を多種多様なカラーの

つなぎを着用したエンジニアたちが、機体整備に追われ駆け回っており

彼らの姿も僕にはカッコよく見えるのだ。

パイロット適性がなかった僕は、整備士たちにも憧れを見出している

フライトシュミレーターミッション32 バレルロール三回転で嘔吐

フライトシュミレーターミッション62 AT-STの脚部にワイヤーを射出させ

転倒させるミッション125回失敗、それだけミスれば当たり前という散々な結果により

僕の万能感のあったパイロットの夢は打ち砕かれ今に至る。

格納庫を過ぎると、備品や物品の納入場所となっているコンベア地帯が現れる。

工場見学同様に見所はない、一度だけ流れてきた木製のコンテナの中身のバナナを

盗み食いしながら流れていったネクタイをしたゴリラがいたが、一瞬で

顔はわからなかったため、 Jr.か初代の可能性があった。そんな希望的観測をしながら

ぷらぷらと無機質な凹凸もない金属製の通路を悠長に歩いていく

疑問に思わなかったが、どうやらここは重力やら気温やら気圧やら

なんやら気にしなくていいらしい、宇宙空間に浮かぶセヴァストポリステーション

みたいな外観だが、心配することはないらしく最も、詳しい説明を求めるタイプなら

専門的な解説がなされ施設内を循環する。

なんたら粒子やら物質が反応する仕組みを理解出来るのだろうが

僕はそういった細かい部分が気になる繊細な性格でも、科学的専門知識を

持っているわけでもない。面倒くさいと諦め癖が要因となってしまってはいる。

しいて説明するのであれば、ここは制約外、あらゆる法則が通用しない

法や秩序といった目に見える部分ではなく世界の理から外れた所であるそうだ

つまり気にするだけ無駄ではある。


通路の先からは光が差し込み、鳥の囀りと樹木独特の香りが漂ってくる。

根と葉が伝い緑に覆われた陸橋から、深緑に覆われた大地を覗き込んでみると

樹木たちが一斉に目を見開き、こちらを凝視する

彼らは植人族と呼ばれる黄色い瞳をした光合成による森林浴でのみ生育をおこなう

別の進化を辿った人類、僕とは進化違いの兄弟だ。

図書館を中心とした森林地帯に住み、生態系を形成する基本的に無害な人々?

発声器官がないため、言葉を交わせないのがやや不便ではあるが

森林浴やリラクゼーションに訪れる人々に癒しをもたらす静かな存在ではあり

いつかテレパシーとかで会話出来たらいいなと、淡い期待を浮かべながら

あぜ道となっている図書館までの道のりをひたすら歩いていく。

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