勇者
数日後…
「そういや勇者ってどうなったんだ?」
「さー?そろそろ来てるんじゃないかな?成功してればだけどねー」
「失敗って事もあるんだな…」
「高価な素材いっぱい使って儀式するから失敗したら大損害だねー」
「そうだな…って何で素材の事知ってるんだよ?」
「だってグランエース商会は王家御用達商会だもん」
「それでイースが勇者召喚が行われるって知ってたんだな?」
「そうだよー。ゾーマさんにはお世話になりっぱなしだからやっと情報が渡せてホッとしたよー」
「探してる妹だったら良いな」
「違うんじゃないかな?妹さんってゾーマさんより前に行方不明になったんでしょ?ゾーマさんより後に召喚される事は無いんじゃないかな?」
「イース聞こえるか?」
「ゾーマさん聞こえるよー」
「ミラの家に行っても良いか?」
「いいよー」
「イースどうした?」
「ゾーマさんが来るって」
「そっか」
「いきなりすまんな」
「ゾーマさんいらっしゃーい」
「立ち話もなんだから座れよ。メビウスゾーマにお茶頼むぜ」
「かしこまりました」
ゾーマはミラの向かいに座ると…
「ちょっとどうしたらいいか悩んでいるのだ。意見をくれないか?」
「ゾーマが悩むなんて珍しいな?」
「そーだねー」
「イースが教えてくれた勇者召喚だが…美羽だった」
「ミューって妹だったよな?」
「良かったねーって何悩んでるの?」
「妹にどう接したら良いのか分からんのだ」
「普通に会いに行きゃ良いんじゃねぇか?」
「魔王が勇者にか?勇者が魔王の妹と知られたら処刑されたりしないだろうか…」
「あの王様だからねーあるかも…」
「あのハゲろくな奴じゃねぇからな…」
「ではどうすれば…いっそ魔物の国に攫うか?」
「それじゃ根本的解決にはならないよー」
「んー…いっそハゲを倒して妹を国王にしちまえよ。ゾーマだったらハゲの暗殺位すぐ出来るだろ?」
「国王を暗殺した位で勇者が王になれるか?」
「とりあえず様子見たら良いんじゃないかな?王都に居る間は私も協力出来るし」
「やはりそれが良いか…」
「謀はイースに任せときゃ上手くいくんじゃねぇの?」
「私が悪人みたいじゃん!」
「軍師と考えれば腹も立つまい」
「私が軍師!?カッコイイかも!」
「軍師イース!ゾーマの妹を王にする為に策を練るがよい!」
「ってミラもノリノリじゃん!」
「俺も美羽がメダリスト王国の王なら魔物の国と良い関係が作れると思うぞ。イース頼む!」
「分かったって!頑張って考えてみるよー」
こうして勇者召喚された美羽を王にする計画が進行していくのであった。




