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どこにも居場所がない
月曜の朝、目覚ましが鳴る。
また一週間が始まる。
同じ朝礼、同じ怒号、同じ孤独。
彼女もいない。
家族とも疎遠。
——俺、どこにもいないじゃん。
電車は、今日も人であふれていた。
隣の肩に押されても、誰とも目が合わない。
これだけ人がいるのに、誰も自分を見ていない。
満員電車に押し込まれながら、ふと涙が出そうになった。
でも、泣けなかった。
なぜか、涙が出てこなかった。
ただ、胸の奥が締め付けられるような感覚だけがあった。
会社の最寄り駅が近づくにつれて、胸の重さが増していく。




