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才能屋  作者: ハル
2章 才能屋との巡り会い
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もう一度あの名前を見たくて

才能屋——

あの名前を見た日の夜、なぜか寝る前にもまた、同じリストを開いてしまった。


"気のせい"だったかもしれない。

でも、たしかにそのとき、自分の中に何かが揺れたのだ。


名前の響きだけで、涙が出そうになるなんて、おかしいと思った。

でも、自分の中の"何か"が、あの名前に反応していた。


それは、忘れていた夢かもしれない。

あるいは、心の奥にずっと押し込んでいた"問い"だったのかもしれない。


——俺って、ほんとは、どう生きたかったんだろう。

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