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―どうして…

前話教祖~と合わせてお楽しみ下さい。

―どうしてそうなった!?


そんな声が私(雅美)の耳に届いた。


掠れるような、聞き逃せないのがおかしいくらいに小さな呟きだった。


ちらっと目だけを声のした方向に向けると、冒険者らしい格好の女の人達が天井や壁のシミを声に出して数えていた。

全力で関わりたくないないと物語っているのはあきらかだったが、前を歩いていた影丞さんの耳にも届いていたのかピタリと足を止めていた。


しばらく、『ヒューヒュー』とマスクから呼吸する音だけが漏れる。


(影丞さ…教祖さま)


やめてほしくて声をかけようとしたんだけど、それがいけなかったのか振り向いた影丞さんが突然踊り出し(・・・・)た。


影「どうしュウ…グブブブブぶばばフっ!」



雅「ひぅっ!?」


『「ぎ「「「きャー!?」」」」



阿 鼻 叫 喚



影丞さんが、その場で【のたうち回る人の再現】をする奇怪な踊りを!

悲鳴が漏れそうになったのですけど、それ以上に女冒険者さん達に恐怖を与えたようで彼女たちは我先に食堂を飛び出して行きました。


食堂に残ったのは仮面を外し盛大にむせかえっている影丞さんと私だけ。


「き器官……げふげふぅふぅっ!


仮面を外し苦しげにどうやら先ほどの踊りは、【今まさにむせかえって呼吸困難に陥っている美人】だったようです。

およそ人が出すとは思えない叫び声の正体はマスクをした影丞さんが咽せる時に出す咳ですか…


影丞さん美人なのに、どうしてこんなん(・・・・・)でいられるんですか?


私には解りかねます。


しばらく呆然としていたら影丞さんは「…お水」って言いながら自分で飲み始めた。


器官に入ったにしても鼻水くらいどうにかしてくださ…

…って、スソで拭いてるぅぅっ!

影丞視点はないですがいかがだったてしょうか?

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