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魔境に自分好みの家をDIYで建てたら、居心地が良すぎて「絶対不可侵の神殿」と拝まれていた件  作者: dapon


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第24話:塩くさい井戸水と、命を潤す大ろ過システム

第24話をお読みいただきありがとうございます!


造船ドックを快適な作業空間に劇的リフォームしたタクミたち。


今回は港町ポート・ヴィルが長年抱えていた最大の死活問題――「淡水不足と塩くさい井戸水」を、雨水利用&高機能ろ過システムでスマートに解決します!

「ふぅ……港の工事の後にいただくお水は格別……って、あれ?」


作業を終えたタクミが、バロー親方に手渡された木コップの水を一口飲み、思わず首を傾げた。


「う、うぐっ……しょっぱい……!? それに、ちょっと独特の匂いと濁りがありますね……」


「すまねぇな、タクミの兄ちゃん。このポート・ヴィルは海に近いから、井戸を深く掘ってもどうしても海水が混じっちまうんだ。飲み水や料理に使う清水は、はるか遠くの山から馬車で運んできてもらってるんだが……高いうえに全然足りなくてな」


バロー親方が申し訳なさそうに頭をかく。


「潮風で喉が渇く港町で、綺麗なお水が満足に飲めないのは辛いですね……。生活用水としても、塩分の残る水は洗濯や機材の洗浄にも使えませんし」


「フィオナ様も、お掃除や洗濯の時に水が固くて泡立ちにくいと困っておられました」


アルヴィスが頷く。海水混じりの硬水は、汚れ落ちも悪く肌荒れの原因にもなるのだ。


「よし! 港の建物の広大な屋根を利用した『大容量・雨水集水貯留システム』と、塩分や不純物を完璧に取り除く『高機能ろ過フィルター』を作りましょう!」


タクミはさっそく【万能資材目録】と【極限加工】を起動した!


まず、前回改修した造船ドックと倉庫の屋根沿いに、塩ビ製の大型雨とい(雨水集水パイプ)を取り付ける。集められた雨水は、最初に落ちる泥や落ち葉を自動で排出する『初期雨水カット装置(ファーストフラッシュ)』を通って、大型の食品グレードポリエチレン製タンク(貯留タンク)へ溜まる仕組みだ。


そして核心部となるのが、タンクの出口に取り付けた多層ろ過ユニット。


『粗目メッシュ』→『麦飯石&活性炭(脱臭・ろ過)』→そして微細な塩分分子まで除去する『高分子中空糸膜&特殊多孔質ろ過フィルター』を積層させた!


「さあ、この蛇口をひねってみてください!」


バロー親方が半信半疑でステンレス製の水栓をひねると、さーっと透明度の高い澄み切った水が注ぎ出された。


「お、恐る恐る一口……ごく……ごく……」


一口飲んだ瞬間、バロー親方の目が限界まで見開かれた!


「〜〜〜〜〜っ!? う、うまぁぁぁぁいっ!! しょっぱくない! 臭くない! まるで山奥の湧き水みたいに甘くてまろやかだぁぁっ!!」


「えっ、雨水なのにこんなに綺麗な水になるの!?」


「冷たくてゴクゴク飲めるぞ……! 喉の渇きが一瞬で潤う!」


港の職人や住人たちが集まり、代わる代わる冷たい清水を口にして大歓声をあげる。


「さらに、このろ過水なら石鹸もモコモコに泡立ちますし、船や工具の洗浄に使っても塩サビの原因になりませんよ!」


フィオナが泡立てた石鹸のモコモコ泡を見せて笑顔を咲かせる。


「天の恵みである雨水を極限まで綺麗にして活用する……! まさに自然の調和と科学(DIY)の結晶ですな……!」


アルヴィスが感銘を受けながらノートに書き留め、作業着姿の魔王バアルも「ふむ、これなら我が魔王城の水不足も解決できそうだな」と大きく頷いていた。


こうして、水不足に悩んでいた港町ポート・ヴィルに、無限の清らかな水がもたらされたのだった。

第24話をお読みいただきありがとうございました!


雨水集水タンクと多層ろ過フィルターの組み合わせによって、港町の長年の悩みだった海水混じりの水問題が見事に解決されました。


次回第25話は、港町の特産品である「魚介類」を美味しく長持ちさせるための『氷不使用・急速保冷庫&真空パック真空シーラーDIY』で、港の物流と食文化を劇的に変えるお話です! 引き続き応援よろしくお願いいたします!

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