↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔境に自分好みの家をDIYで建てたら、居心地が良すぎて「絶対不可侵の神殿」と拝まれていた件  作者: dapon


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
24/105

【閑話③】影が薄い四天王ヴァルガと、存在感を出す(?)ネームプレートDIY

こちらは本編の合間の閑話となります!


今回は、以前タクミの自動防衛DIYの前に正座させられて改心した魔王軍四天王「滅殺のヴァルガ」の切実な悩みと、彼の存在感をアピールするためのタクミの珍DIY(?)のお話です。

魔王城の一角にある会議室。そこには魔王バアルをはじめ、魔王軍の幹部たちが集結していた。


かつて人間界で「剣聖」と恐れられ、今はタクミのログハウスで薪割り担当として馴染んでいるガルドもゲストとして同席している。そんな中、部屋の隅の影にポツンと座る男が一人。


「……あ、あの、我も現・四天王の一人、『滅殺のヴァルガ』なのだが……」


「ぬ!? うおっ!? ヴァルガ、いつからそこにいた!? 気配がなさすぎてビクッとしたぞ!」


ガルドが巨大な体を跳ねさせて驚く。そう、かつて殺気全開でログハウスを襲撃したものの、タクミの網戸や泥落としマットに敗北して正座させられたあのヴァルガなのだ。最近はすっかり角が取れて平和に馴染んだ結果、影が薄すぎて味方にすら存在を忘れられるのが深刻な悩みだった。


「タクミ殿……以前、玄関前で正座させられて悟りを開いてからというもの、我が存在感の薄さは加速する一方なのだ。食堂で注文してもスルーされ、幹部会議の席すら我の分だけ用意されていないことが多々ある……」


「なるほど……。武闘派の威圧感が消えて、すごく親しみやすくなった反面、影が薄くなっちゃったんですね」


項垂れるヴァルガを見かねたタクミは、ぽんと手を叩いた。


「よし! ヴァルガさんの格調高さを保ちつつ、日常での存在感をバッチリ出すDIYをしましょう!」


タクミが取り出したのは、【極限加工】で作った『人感センサー付きLED光るネームプレート』と『Bluetoothスピーカー内蔵肩あて』だ。


「これを胸元に装着します。人が近づくとセンサーが反応して……」


――ピカッ!!


『ジャジャーン! 四天王が一人・滅殺のヴァルガ、ここに参上!』


ヴァルガが歩くだけで、胸元のプレートが七色に光り輝き、肩のスピーカーからド派手なファンファーレと自己紹介ボイスが自動再生された!


「「「な、なんという圧倒的存在感……!!」」」


「う、おおお……! 人が我が方を見る……! 我がそこにいることを、誰もが認識している……ッ! これが『光』の力か……!」


涙を流して喜ぶヴァルガ。


……なお、翌日の巡回任務でうっかり七色に光りながらBGMを鳴らしてしまい、不審者として警備兵に囲まれてしまったのはまた別のお話である。

閑話1をお読みいただきありがとうございました!


タクミの網戸や泥落としマットに敗北し、正座で改心した「滅殺のヴァルガ」。


威圧感が抜けてすっかり平和に馴染んだ結果、影が薄くなりすぎてしまった彼ですが、タクミの光るネームプレートとスピーカーによって(色んな意味で)圧倒的な存在感を手に入れることができました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。