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魔境に自分好みの家をDIYで建てたら、居心地が良すぎて「絶対不可侵の神殿」と拝まれていた件  作者: dapon


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第21話:感謝の宴と、広がるDIYの輪(第2部完結)

第21話をお読みいただきありがとうございます!


王城から冒険者ギルド、そして庶民の街並みまで劇的に快適化させたタクミたち。


今回は『第2部:王都からの招集と出張DIY建築編』の締めくくりとして、国王主催の感謝の宴と、新たな旅立ちを描きます!

東地区の排水大改革から数日後。


王城の『大謁見の間』は、かつてない熱気と笑顔に包まれていた。


かつては冷たく声が響くだけだった大理石の広場には、ふかふかのUnitsラグが敷き詰められ、柔らかい温もりと歓声が心地よく響いている。


「大賢者タクミ殿! 貴殿の齎した『DIYの知恵』は、我が王城のみならず、王都の庶民の暮らしまで根底から救ってくれた! 国を代表し、心より感謝申し上げたい!」


高密度の低反発クッションが敷かれた玉座から立ち上がり、国王アルフレッドが満面の笑みでグラスを掲げた。


「タクミ殿に乾杯! そして、我が国の新たなる友である魔王バアル殿にも乾杯だーっ!」


「「「乾杯ーーーーーっ!!!」」」


居並ぶ貴族、将軍、そして街の代表者たちが一斉に乾杯の声をあげる。


テーブルに並ぶのは、タクミが伝授した『ステンレス製保温調理鍋』や『無煙ロースター』で作られた、冷めない絶品料理の数々だ。


「ふはは! 人間どもの王よ、なかなか分かっているではないか! この肉の焼き加減、煙が出ないロースターの賜物だな!」


お気に入りの「つなぎ作業着」姿に豪華なマントを羽織った魔王バアルが、ガルドと肩を組みながら肉を頬張っている。もはや魔王と人間の垣根など、どこにも存在しなかった。


「タクミ様、本当に素晴らしいパーティーですね。王都の人々がみな、笑顔で暮らしの改善について語り合っています」


フィオナが愛おしそうな眼差しで会場を見渡す。


参加者たちの手には、アルヴィスが執筆し王都の印刷所で大量増刷された小冊子――『誰でもできる! ホームDIYと衛生改善の手引き』が握られていた。


「ええ。僕が全部を作るより、こうやってみんなが自分で自分の暮らしを良くしていけるようになるのが、一番嬉しいですね」


タクミが微笑んでいると、アルヴィスが興奮した様子で駆け寄ってきた。


「タクミ様! 早くも近隣の領主や、遠方の商業都市の使者たちから『我が街にも出張DIYに来てほしい!』との要請が殺到しております!」


「ははは、大忙しになりそうですね。でも――」


タクミは窓の外、快適な排水システムが整った美しい王都の街並みと、その先へと続く青空を見上げた。


「次はどんな場所で、どんなお悩みがあるのか……楽しみですね。よし、明日からも張り切ってDIYしちゃいましょう!」


「「「はいっ!!」」」


仲間たちの元気な返事が、温かい光に包まれた王城内に高らかに響き渡るのだった。


(第2部:王都からの招集と出張DIY建築編 ―完―)

第2部を最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!


王都の劇的ビフォーアフターを経て、人間と魔族の絆がさらに深まり、DIYの知恵が世界中へ広がる素晴らしい節目となりました。


次回からの『第3部』では、さらに舞台を広げ、海の見える港町や寒冷な開拓地での「大規模クラフト&環境開拓DIY編」がスタートする予定です!


引き続きタクミたちのDIY冒険記をお楽しみいただければ幸いです!

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