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魔境に自分好みの家をDIYで建てたら、居心地が良すぎて「絶対不可侵の神殿」と拝まれていた件  作者: dapon


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第18話:冷たく暗い大浴場と、至高のシステム洗面台

第18話をお読みいただきありがとうございます!


王城の居住性改善を進めるタクミ。


今回は、国王も悩んでいた「底冷えのする大浴場」と「水はねがひどい洗面所」を、現代日本の快適水回り設備で劇的ビフォーアフターします!

「タクミ殿……最後にして最大の悩みが、この『王城大浴場』と『洗面の間』なのだ……」


改修三日目。国王アルフレッドが重々しい足取りで案内した場所は、石造りの冷気が立ち込め、暗い水溜まりのような浴槽がぽつんとたたずむ大浴場だった。


「石の床は氷のように冷たく、お湯はすぐに冷める。おまけに洗面所は手洗い鉢から水が飛び散り、木枠がカビだらけでな……」


「なるほど、水回りの寒さと衛生面の問題ですね。水回りが快適になると、生活の質が跳ね上がりますよ。任せてください!」


タクミの職人魂が再点火した。


【万能資材目録】と【极限加工】を発動し、王城の水回り大改造がスタートする!


まずは大浴場。石の床を全て引っ剥がし、足裏がひやっとしない『保温・防滑サーモフロア』を敷き詰める。浴槽には保温性に優れた人造大理石を使い、側面からは心地よい気泡が噴き出す『ジェットバス(ジャグジー機能)』と『肩湯システム』を組み込んだ。


さらに壁には木目調の防水パネルを貼り、LEDの温もりある間接照明を設置する。


続いて隣の洗面所。カビた木製棚を撤去し、ピカピカの『三面鏡付きシステム洗面台』をずらりと設置。


水はねを防ぐ『ハイバックボウル』に、髪も洗える『シャワー付き伸縮水栓』、そして三面鏡の裏には大容量の隠せる収納スペースを備え付けた。


「完成です! さあ、試してみてください!」


一新された水回りに、国王と将軍、そして付き添いのガルドとフィオナが足を踏み入れた。


「な、なんだこの床は……!? 裸足で乗っても冷たくないぞ!?」


国王が恐る恐るジャグジーの湯船に浸かると――


「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!?? お、お湯が……お湯が背中と肩を温かく愛撫し、泡が全身のコリを解きほぐしていく……! ここは天国の温泉か……!?」


「うむ! この泡の刺激、筋肉の疲労が一瞬で吹き飛びますな!」


ガルドも一緒にお湯に浸かり、豪快に笑う。


一方、洗面所ではフィオナが大興奮していた。


「見てくださいアルヴィス様! 鏡の裏がすべて収納になっております! おまけにシャワーノズルが伸びるので、お掃除も水汲みも一瞬です! 鏡も曇り止め加工(防霧結界)が施されています……!」


「お、恐ろしい……! 水回りのストレスを完璧にゼロにする『空間収容&自動清浄システム』……! タクミ様、またしても偉業を……!」


湯上がりに、タクミが自作の保冷庫から「キンキンに冷えた牛乳」と「コーヒー牛乳」を取り出して渡すと、腰に手を当てて飲み干した国王は涙を流した。


「ふはぁぁぁっ……! 美味い……! 温かい風呂と冷たい牛乳……余は今、生まれて初めて本当の『幸福』を知ったぞ……ッ!」


こうして、王城の水回りは完璧に攻略され、国王と幹部たちは完全にタクミのDIYの虜となるのだった。

第18話をお読みいただきありがとうございました!


ジャグジー付き大浴場と三面鏡システム洗面台、そして風呂上がりの冷たい牛乳によって、王城の水回りが見事に劇的ビフォーアフターされました。


次回第19話は、王都の街中へ出かけ、老朽化した「冒険者ギルド」や「庶民の詰所」の修理・DIY手伝いをする街中進出編です! 引き続き応援よろしくお願いいたします!

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