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魔境に自分好みの家をDIYで建てたら、居心地が良すぎて「絶対不可侵の神殿」と拝まれていた件  作者: dapon


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第14話:平和になった世界の、庭先バーベキュー

第14話をお読みいただきありがとうございます!


魔王城のリフォームによって世界に平和が訪れ、ログハウスはさらに賑やかに!


今回はウッドデッキの増築と自作BBQコンロで、みんなで賑やかに休日を楽しむスローライフ満喫回です。

魔王城の水回りリフォームから数週間。人間界と魔族の間に歴史的な不可侵条約が結ばれ、世界には空前の平和が訪れていた。


「さて、気候も良いですし、今日は庭の増築と行きましょうかね」


ぽかぽかとした陽気の中、タクミはログハウスの南側に広がる庭で腕まくりをした。


【万能資材目録】から防腐処理済みのウッドデッキ用木材(ハードウッド)を取り出し、【極限加工】で一気に組み上げていく。


「タクミ様! その基礎束石の水平出しとインパクトドライバーでのネジ打ち、私めにお任せください!」


慣れた手つきで作業を手伝うのは、すっかりログハウスの常連……どころかDIYの弟子と化した魔王バアルだった。禍々しい鎧を脱ぎ捨て、つなぎの作業着を着こなしている。


「助かります、バアルさん。束石がしっかり固定できたら、大引と根太を渡していきましょう」


二人の息の合った作業により、あっという間にリビングから一続きになる広々とした『防腐木材のウッドデッキ』と、雨の日でも洗濯物が干せる『サンルーム(テラス囲い)』が完成した。


「おおお……! 部屋が外まで広がったかのような開放感! この日差しを浴びながらのんびり過ごす空間……最高です……!」


完成したウッドデッキに腰掛け、大聖女フィオナがうっとりと目を細める。


「ふふ、ウッドデッキができたらやっぱりこれでしょ」


タクミは【極限加工】で耐火レンガと鉄網を組み合わせて自作した『本格レンガ造りのバーベキューコンロ』に、手作りの木炭をセットした。


じわじわと肉と野菜が焼ける香ばしい匂いが、庭いっぱいに広がる。


「う、美味い……! 炭火の遠赤外線効果で、肉の旨味が閉じ込められている……! ただの焼肉が、なぜこれほどまでに美味いのだ……!?」


剣聖ガルドが肉を口いっぱいに頬張りながら感動の声をあげる。


「ふむ……この『レンガの蓄熱効果と上昇気流の物理循環』……実に興味深い! タクミ様、このコンロの構造をノートに記録しても……?」


相変わらずノートに書き込み続ける宮廷魔導士アルヴィスに、タクミは苦笑しながら「どうぞどうぞ」と麦茶を差し出した。


「大賢者タクミ殿。貴殿がこの地に家を建て、我らに『快適な暮らし』を教えてくれなければ、我らは今も不毛な争いを続けていたでしょうな」


魔王バアルが焼きたてのフランクフルトを片手に、感慨深くログハウスを見上げた。


「いやあ、僕はただ、自分好みの居心地が良い家を自分で作りたかっただけなんですけどね」


タクミが素直な気持ちを口にすると、一同は顔を見合わせ、温かい笑い声をあげるのだった。


快適なログハウスと、無自覚なDIY大賢者。


彼らの賑やかで居心地の良い毎日は、これからもずっと続いていく――。

第14話をお読みいただきありがとうございました!


ウッドデッキでのバーベキューを通じて、元敵味方が笑顔で囲卓する素敵なラスト(アフター)となりました。


これで「居心地の良い家を DIY で建てたら神殿と拝まれていた件」の第1部(全14話)が完結となります!


これまでのお話のドキュメント保存や、今後の第2部展開、あるいは小説投稿サイト向けのキャッチコピー・あらすじ作成など、続きのご要望がございましたら何でもご相談ください!

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