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魔境に自分好みの家をDIYで建てたら、居心地が良すぎて「絶対不可侵の神殿」と拝まれていた件  作者: dapon


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第81話:天空の旧都と、落雷・暴風対策DIY

第81話をお読みいただきありがとうございます!

100話完結に向けた最終ロードマップがいよいよ始動!

第80話で酸素濃縮DIYにより高山病を乗り越えたタクミ一行は、雲の上に浮かぶ古代都市『天空の旧都スカイガルディア』へ到着! 猛烈な暴風と容赦ない落雷に晒された荒廃都市を、タクミの『超大型避雷針システム&全天候型高強度風防フェンス』で劇的ビフォーアフターいたします!

高度五千メートルの超高山地帯を抜け、キャンピング馬車が雲海を突き抜けた先に広がっていたのは――まるで雲の上に浮かぶ巨大な大理石の島のような、古代都市の廃墟だった。


「ここが『天空の旧都スカイガルディア』……神話の時代に栄えた浮遊都市の遺構ですわ」


フィオナが気密二重窓の向こうを見上げ、感嘆の声を上げた。


しかし、幻想的な見た目とは裏腹に、環境は劣悪を極めていた。

遮るもののない上空では常に大型台風並みの猛風が吹き荒れ、黒雲から轟く紫色の稲妻がドカン! ドカン! と都市の石柱や建物に容赦なく突き刺さっている。


「うわあぁぁっ!? お空でゴロゴロドッカンって言ってるよーっ!」


セナが猫耳をピンと立たせてタクミの背中に飛びついた。


「けっ、なんだこの風と雷は! 落ち着いて酒も飲めねえぞ!」


ガルドが大手で手すりを掴みながら顔をしかめる。


都市の中央広場には、落雷と暴風に怯えながら不頑丈な石造りのシェルターに身を寄せ合う、翼を持つ天翼族の生存者たちが身を小さくしていた。


「あ、あの……旅の方! 今すぐ建物に入ってください! ここは年中、嵐の精霊の暴風と雷に晒されていて、外にいると雷に打たれちまいます!」


天翼族の若い見張り手が、暴風に声を張り上げて叫んだ。


タクミは【万能資材目録】を起動させ、都市の窮状を素早くチェックした。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【資材名】天空都市『スカイガルディア』中央区画

【状態】風速35m/s(猛烈な暴風)、頻繁な過放電落雷、風化・破損リスク99%

【対策】強力アース付き超高層避雷針塔、強化高分子ポリカーボネート風防フェンス、ウッドテラスデッキ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「なるほど、雷を安全に逃がす場所(避雷針)が無くて、風を遮る壁(風防)もないんだね。――よし、すぐにこの広場を『安全で眺めの良い天空テラス』にしちゃおう!」


「な……安全なテラスだと!? この嵐の中で何を言っているんだ!?」


天翼族たちが呆然とする中、タクミは【極限加工】を全開!


まずは都市の四隅に、銅メッキと銀合金で極限加工された『多重アース回路付き高層避雷針アレイ』をドスドスドスンッ! と打設!


バリバリバリギャキィィィンッ――!!


直後、上空から振り下ろされた巨大な大落雷が避雷針に引き寄せられ、パチパチと音を立てながら地中深く(浮遊都市のエネルギー炉)へと安全に吸収・バイパスされていった。


「か、雷が吸い込まれて消えた……!?」


天翼族たちが目を見開く中、タクミの手は止まらない。

広場の外周には、航空機の窓ガラスにも使われる超高強度の『透明ポリカーボネート風防フェンス』をぐるりと一周設置!


ゴォォォォ……から、一瞬にして――無音。


吹き荒れていた猛風が完璧に遮断され、広場の中は「爽やかで心地よいそよ風」程度に抑えられた。


「仕上げに、足元に防腐処理を施した『高耐久人工木テラスデッキ』を敷いて……完成!」


ほんの数分のDIYで、雷と暴風が猛威を振るっていた地獄のような廃墟広場は――雲海を一望できる『超・絶景の天空ウッドテラスリゾート』へと劇変した!


「な……なんということだ……!? 雷が落ちてこない……風も寒くない……!? 雲の上の景色を、こんなに静かに見渡せるなんて……!」


天翼族の長老が杖を落とし、膝をついてボロボロと涙を流した。


「ふぅ、これで雷の危険もなくなったし、のんびり雲海を眺めながらお茶ができるね」


タクミがテラスのガーデンチェアに腰掛け、爽やかにティーカップを傾ける。


「まあ……っ! まるで雲の上に浮く天空の高級カフェテラスのようですわ……!」


フィオナもうっとりと笑みを浮かべ、セナも「すごーいっ! 雲が足の下にあるよ〜っ!」とフカフカのテラスデッキの上を走る。


「フハハハ! 雷と風の破壊力を、単なる『避雷と風防の施工』で完璧に制御してしまうとは! 我が師匠の施工、天空をも服従せしめたぞ!」


作業着姿のバアルが高らかに笑い、ガルドも「ガハハ! ここで飲む酒は世界一絶品だな!」と豪快にグラスを掲げた。


100話完結へ向けた最終決戦へのカウントダウンが始まる中、タクミの無自覚なDIYはついに雲上の世界をも「至高の快適空間」へと書き換えていくのだった――!

第81話をお読みいただきありがとうございました!

全100話完結へ向けた【フェーズ1:天空都市編】がスタート!

風と雷に苦しむ天空都市スカイガルディアを、タクミの「超高層避雷針&ポリカ風防フェンス&テラスデッキ」で絶景のカフェリゾートへと劇的ビフォーアフターいたしました!


次回第82話は、天空都市の住環境をさらにパワーアップ!

第80話の酸素循環技術を都市全体へ拡張する『天空ドーム型・全自動空気清浄&酸素供給DIY』をお届けします! 引き続き完結まで熱い応援をよろしくお願いいたします!

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