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魔境に自分好みの家をDIYで建てたら、居心地が良すぎて「絶対不可侵の神殿」と拝まれていた件  作者: dapon


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第80話:高山地帯の酸欠ピンチと、ポータブル酸素濃縮エアコン

第80話をお読みいただきありがとうございます!

おかげさまで第80話の大節目を迎えました!

極寒の鉱山都市アイゼンベルグをあたたかなリゾート都市へと変えたタクミ一行。

今回はさらなる高みを目指し、標高五千メートルを超える『アルパイン高山地帯』へ! 薄い空気と激しい寒暖差に苦しむ仲間たちを、タクミの『高効率酸素濃縮ユニット付きポータブルエアコン』で劇的ビフォーアフターいたします!

ドノヴァン親方やドワーフたちに見送られ、アイゼンベルグを後にした特製キャンピング馬車は、さらに標高の高い『アルパイン高山地帯』へと足を踏み入れていた。


雲を見下ろすほどの高所を進むにつれて、窓の外の風景は雄大な山々が連なる絶景へと変わっていく。


しかし――。


「はぁ……はぁ……。なんだか……息が……うまく吸えないですわ……」


フィオナが胸に手を当て、力なくシートに倒れ込んだ。頬は少し蒼白くなり、息が荒くなっている。


「う……うぅ……セナも……頭がクラクラするよ……」


元気いっぱいだったセナも、タクミの膝の上でぐったりと丸まっていた。


「くっ……! 大斧を振るうどころか、立っているだけでも呼吸が苦しいぜ……! 魔力で押さえ込もうにも、空気そのものが足りねえ……!」


前衛のガルドすらも、荒い息を吐きながら座り込んでいる状態だ。


「ふむ……。標高五千メートルを超えているな。空気中の酸素濃度が平地の半分近くまで低下しているのだ。いくら我が強大な魔力を持っていようと、体内の生物的代謝までは誤魔化せん……」


作業着姿のバアルも、珍しく苦しそうに喉元を緩めていた。


「なるほど、高山病(低酸素症)だね」


タクミは仲間たちの状態を確認すると、落ち着いて【万能資材目録】を起動させた。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【資材名】アルパイン高山地域(高度5,200m)

【状態】酸素濃度約11%(超低酸素)、気圧低下、寒暖差(昼夜30度以上)

【対策】高気密キャビン化、ゼオライト式・酸素濃縮装置、与圧&車内自動調温エアコン

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「みんな、横になって少し休んでて! すぐに馬車の中を快適な気圧と酸素で満たすからね!」


タクミは【極限加工】を発動!


まずはキャンピング馬車の窓や扉の隙間に『高気密シリコンパッキン』を超高速で充填し、車内を完全に密閉。


続いて、ポケットから取り出した『高効率ゼオライト気体分離式・ポータブル酸素濃縮装置』と『全自動加圧気密エアコン』を馬車の壁面に設置し、配管をつないでスイッチを入れた。


――シューーーー……ブォォォォン……!


装置が稼働すると、外の薄い空気から窒素をシャットアウトし、高濃度の純粋な酸素だけが車内にタップリと供給され始めた。さらにエアコンが車内の気圧を平地(1気圧)と同等までふんわりと押し上げていく。


ほんの数十秒後――。


「……はぁ……っ! ――……!? え……っ!?」


フィオナが大きく息を吸い込んだ瞬間、パッと目を見開いた。


「息が……っ! 胸の重苦しさが一瞬で消えて、頭がスーッとスッキリしていきますわ……!」


「あ……お頭のクラクラが治ったよーっ! 空気がすごく美味しいのーっ!」


セナが勢いよく跳ね起き、タクミの周りを元気にパタパタと走り回り始めた。


「うおおっ!? 力が湧いてくる! まるで平地の、いや……新緑の深い森の中にいるみたいに空気が濃いぞ!!」


ガルドが腕をぶんぶんと振り回して歓声を上げる。


「ぬ……っ!? 魔法陣も使わずに、機械の機構(ゼオライト分離)だけで空間全体の『気圧と酸素濃度』を制御するとは……! 我が師匠の施工技術、気象現象すらも完全掌握しておられる……!」


バアルが感銘を受けてひざまずき、アルヴィスは酸素を深呼吸しながら『高山絶対与圧・酸素空間構築陣(気密パッキン&酸素濃縮エアコン)』と狂喜乱舞して手帳に書き留めた。


「ふぅ、これでどんな高い山を越えても、車内はいつでも快適で元気に過ごせるね!」


タクミが爽やかに笑うと、外の厳しい高山環境とは裏腹に、特製馬車の中は太陽のような暖かさと新鮮な酸素に満ちた「超快適プレミアムサロン」へと変貌を遂げていたのだった。


高山病のピンチをスマートなDIYで劇的乗り越えたタクミ一行。

第80話の節目を迎え、物語はさらなる未開の地、最高峰の「天空都市」を目指して進んでいく――!

第80話をお読みいただきありがとうございました!

おかげさまで第80話を無事に迎えることができました!

高山地帯の酸欠ピンチを、タクミの「高気密化&高効率酸素濃縮エアコン」で一瞬にしてサラサラ快適空間へと劇的ビフォーアフターいたしました!


次回第81話は、高山を超えた先にある『天空の旧都』へ!

雲の上に浮かぶ風と落雷の廃墟都市を、タクミがどんなDIY(避雷針&風防ネット&テラスデッキ施工)で快適住宅に変えてしまうのか!? 引き続き応援よろしくお願いいたします!

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