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魔境に自分好みの家をDIYで建てたら、居心地が良すぎて「絶対不可侵の神殿」と拝まれていた件  作者: dapon


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第82話:雲上の天空ドームと、都市規模の全自動酸素空調

第82話をお読みいただきありがとうございます!

避雷針と風防フェンス、テラスデッキで天空都市スカイガルディアの中央広場を絶景リゾートへと変えたタクミ。

今回は、高山特有の薄い空気と気圧低下に長年苦しんできた天翼族の居住区全体を、タクミの『広域・魔導透明エアドーム&全自動気圧・酸素濃縮空調システム』で街ごと劇的ビフォーアフターいたします!

避雷針と風防フェンスのおかげで、雷と風の恐怖から解放された『天空の旧都スカイガルディア』。

しかし、中央広場で快適なティータイムを楽しむタクミたちの横で、天翼族の子供や高齢者たちが肩をすくめ、浅い呼吸で苦しそうに咳き込んでいた。


「はぁ……はぁ……。雷と風が収まったのは本当にありがたい……。だが、ここは空気が平地の半分しかなくてな。長く住んでいる我々でも、年々息苦しさと頭痛に悩まされているのだ……」


天翼族の長老が、苦しそうに胸を押さえながら吐露した。


「なるほど……標高が余りに高すぎるから、気圧と酸素濃度の低下はどうしても避けられない問題なんだね」


タクミはポンと手を打つと、馬車に積んであるポータブル酸素装置を振り返った。


「キャンピング馬車で使った酸素濃縮と与圧の仕組みを、街全体に拡張してドームで包んじゃおう!」


「な……街全体を包むだと!? そんな神のごとき大工事、一体どうやって――」


長老たちが目を見開く中、タクミは【万能資材目録】と【極限加工】を最大出力で起動させた!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【資材名】天空都市『スカイガルディア』全居住区画

【状態】標高5,400m(超低酸素・低気圧)、紫外線過多、気圧変動

【対策】広域高透過・魔導エアドーム膜、気密・全自動酸素気圧空調プラント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「よし、施工開始!」


タクミがポケットから取り出した特殊な高分子樹脂資材に【極限加工】を施すと、都市の境界線に沿って幾重もの透明な支柱が高速で立ち上がり、空に向かって美しいアーチを描いた。


シュルシュルシュル……ッ!


都市全体を覆うように張り巡らされたのは、光を100%透過しつつ外気と紫外線を遮断する『広域高透過・魔導透光フィルム』の超巨大ドームだった。


さらに、都市の中央エネルギー炉の余熱を利用し、大型のゼオライト式気圧・酸素調温プラントをドームに接続!


――ブォォォォン……!


ドーム内へ新鮮な濃密酸素と適切な気圧が優しく送り込まれ、数分もしないうちに都市全体の空気環境が整えられていった。


「……っ!? は……息が……! 息がすごく吸いやすい……!?」


「頭の重い痛みが消えたぞ! 手足の先まで温かい血が巡っていくみたいだ……!」


天翼族の人々が、信じられないというように自分の胸や手を見つめ、次々と跳ね起きた。


「まあ……! エアドームの中はポカポカと暖かく、まるで春の木漏れ日の下で深呼吸をしているような心地よさですわ!」


フィオナが胸に手を当ててうっとりと微笑む。


「お鼻がツーンとしないし、お空がすっごく近く見えるよーっ!」


セナもフカフカになった芝生の上を翼をパタパタさせながら大はしゃぎだ。


「ぬぅ……恐ろしいまでの施工規模……! 個人の馬車レベルに留まらず、都市一つをまるごと『巨大な全自動調温・与圧ドーム』へ作り変えてしまうとは……! 我が師匠の施工、もはや創世記の神業……!」


作業着姿のバアルが圧倒されて目を見開き、アルヴィスは涙を流しながら『天空都市・広域気密ドーム&酸素調温結界』と手帳に狂ったように書き殴る。


「ガハハ! 風も雷も吹かねえ、息も苦しくねえ! 天翼族の若者たち、これなら思いっきり翼を伸ばして遊べるな!」


ガルドが大笑いして若い天翼族の肩を叩くと、街中から割れんばかりの歓声と感涙の叫びが巻き起こった。


「タクミ殿……! あなた様は我ら天翼族を死の病(高山病)と過酷な環境から救ってくださった、真の救世主だ……!」


長老をはじめとする天翼族の人々が、タクミの前に膝をついて深々と感謝を捧げたのだった。


高山病と雷の脅威を完璧に克服し、至高のエアドーム都市へと劇的に生まれ変わった天空都市スカイガルディア。

100話完結へのカウントダウンが進む中、タクミの視線は次なる壮大なプロジェクト――「世界規模のDIYネットワーク構築」へと向けられていく!

第82話をお読みいただきありがとうございました!

高山病と気圧低下に苦しんでいた天空都市スカイガルディアを、タクミの「広域魔導エアドーム&全自動酸素気圧空調」で街ごと超快適リゾートドームへと劇的ビフォーアフターいたしました!

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