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魔境に自分好みの家をDIYで建てたら、居心地が良すぎて「絶対不可侵の神殿」と拝まれていた件  作者: dapon


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第78話:ドワーフの秘伝鉱石と、魔導ハイブリッドペレットストーブ

第78話をお読みいただきありがとうございます!

大寒波の中で行われた暖房DIY勝負を経て、タクミの確かな施工技術と職人魂を心から認めたドノヴァン親方。

今回は、ドワーフの持つ魔法鉱石とタクミの現代DIY技術が奇跡の融合! アイゼンベルグの激しい寒さを根底から克服する『超高効率・魔導ハイブリッドペレットストーブ』を現地で共同開発いたします!

「タクミ殿! 頼む、俺に……俺たちドワーフに、その『断熱』と『熱効率』の技を教えてくれッ!」


工房の床で深々と頭を下げたドノヴァン親方は、顔を上げると少年のように目を輝かせてタクミの手を握りしめた。


「もちろんいいよ、ドノヴァン親方! 職人同士、一緒にこの街をあたたかくしよう!」


タクミが爽やかに微笑んで頷くと、ドノヴァンは感無量の面持ちで「うぐっ……ありがてぇ……!」と太い腕で目頭を拭った。


「そうと決まれば、さっそくこの街に一番合った暖房設備を作ろうか」


タクミが【万能資材目録】を開くと、ドノヴァンが工房の奥から厳重に保管されていた宝箱をうやうやしく抱えて戻ってきた。


「タクミ殿、これを見てくれ。我がドワーフ一族に代々伝わる秘伝の鉱石……『赤熱魔導石(ラグナ・ルビー)』だ」


箱が開かれると、中から赤くほのかに光り輝く透明な鉱石が現れた。


「これは微弱な魔力を通すと強烈な熱を発するんだが……急激に熱くなるせいで金属を歪ませちまうし、冷めやすくて扱いが難しかったんだ」


「なるほど……! 蓄熱性と熱伝導率が極端なんだね」


タクミは【万能資材目録】で『赤熱魔導石』の特性を瞬時に解析した。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【資材名】ドワーフ秘伝・赤熱魔導石

【特性】超高熱発生(瞬間発熱)、蓄熱性低、熱膨張率高

【融合案】耐熱セラミック板との層状化、木質ペレットの低速燃焼熱とのハイブリッド化、送風熱交換パイプの組み込み

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「よし! この赤熱魔導石の『瞬間高熱』と、木質ペレットの『持続的な温もり』を組み合わせよう! さらに耐熱セラミックとステンレスパイプで熱交換器を作れば……」


「な……なんだと!? 燃焼熱と魔導石の発熱を二重で効率化するだと……!?」


ドノヴァンの目が飛び出さんばかりに開く。


「さあ、共同作業(コラボDIY)の開始だ!」


「応よッ!!」


ここからは、二人の職人による怒涛のクラフトタイムとなった。


ドノヴァンがドワーフ伝統の頑丈な鋳造技術で、精密な『耐熱スチールフレーム』と『送風シリンダー』を鍛え上げる。コンマ数ミリのズレも許さないタクミの【極限加工】の指示に、ドノヴァンは「くぅぅっ! この精度、シびれるぜ!」と歓喜の声を上げながらハンマーを打ち振るった。


タクミはフレームの内部に赤熱魔導石を組み込んだ『特殊セラミック熱交換コア』をセット。さらに、燃焼室には自動でペレットが補充されるグラビティフィード(重力給粉)機構を組み込んだ。


「できた……! 『魔導ハイブリッド・超高効率ペレットストーブ』の完成だ!」


重厚な鋳鉄の重厚感と、流線型の最新エアダクトが融合した、男心をくすぐる至高のストーブが完成した!


「さっそく火を入れてみよう!」


ドノヴァンが震える手でスイッチを入れると――。


フシューーーーッ……ポカポカ……!


ストーブの前面にある耐熱ガラス越しに、赤熱魔導石の美しい紅の光と、ペレットの柔らかいオレンジの炎が優しく揺らめき始めた。


直後、送風口から吹き出したのは――ただの温風ではない。部屋の隅々まで一瞬で届き、骨の芯まで優しく温める『極上の太陽のような遠赤外線温風』だった!


「な……なんだこの温もりは……!? 炉の前に立っているんじゃない……まるで日当たりの良い草原の真ん中にいるみたいだ……!」


ドノヴァンが感涙して叫ぶ。


「すごい……! 小さなペレット数粒と魔導石一つで、この巨大な工房全体がポカポカになっていくぞ……!」


「うわあぁぁっ! すごいすごいっ! お部屋の中が全然寒くないよーっ!」


セナがフカフカの毛布を抱えて走り回り、フィオナも「まあ……っ! 炎のゆらめきと赤熱魔導石の光が、まるで美しい美術品のようですわ……」とうっとりと見惚れた。


「フハハハ! 我が師匠のDIYとドワーフの伝統技術の融合! これぞまさに至高の技術革新(イノベーション)であるな!」


作業着姿のバアルが高らかに笑い、ガルドも「ガハハ! このストーブの横で飲む酒は最高だろうな!」と太鼓判を押した。


「タクミ殿……! あんたは最高の相棒だ! このストーブと断熱技術があれば、アイゼンベルグの凍結も寒波も、もう何も怖くねぇ!!」


ドノヴァンはタクミと力強いハイタッチを交わし、ドワーフの職人たちと一緒に大歓声を上げたのだった!

第78話をお読みいただきありがとうございました!

ドワーフの伝統秘伝『赤熱魔導石』とタクミの現代DIY技術が融合!

驚異の熱効率を誇る「魔導ハイブリッドペレットストーブ」を現地で共同開発いたしました!


次回第79話は、アイゼンベルグ編クライマックス!

完成した超快適空間(温水床暖房&特大ハイブリッドコタツ)に、ドノヴァン親方や魔王バアル、街のドワーフたちが次々と吸い込まれ、全員動けなくなってしまう「人をダメにする快適コタツ」のドタバタ祝勝会をお届けします! お楽しみに!

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