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魔境に自分好みの家をDIYで建てたら、居心地が良すぎて「絶対不可侵の神殿」と拝まれていた件  作者: dapon


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第71話:カビた装備の防サビ施工と、快適乾燥クローゼット

第71話をお読みいただきありがとうございます!

冒険者ギルドを強力除湿器と珪藻土でサラサラの爽やか空間に変えたタクミ一行。

今回は、迷宮(ダンジョン)アタックへ向けて、多湿でサビやカビだらけになった冒険者たちの武具を『強力防サビコーティング』で超絶メンテナンス! さらに迎賓室に『衣類乾燥機能付きクローゼット』を設置しちゃいます!

「う、うおおおぉぉ……! 奇跡だ、本当にギルドの中がサラサラでカビ臭くない……!」


「俺の革鎧に生えてた青カビも綺麗に消えてるぞ……! 一体どんな魔法を使ったんだ!?」


冒険者ギルドのフロアでは、息を吹き返した冒険者たちが、タクミを神か悪魔を見るような目で見つめ、感涙にむせんでいた。


ギルドマスターの老剣士は、感激のあまりガタガタと震える手でタクミの手をしっかりと握りしめた。


「タクミ殿とおっしゃったな……! 本当に、本当に感謝する! このフォグヴェイルは、数ヶ月前から迷宮(ダンジョン)から吹き出す『超多湿の魔気』のせいで街全体が重度の湿気被害に見舞われておったのだ。剣は錆び、鎧はカビ、まともにダンジョンへ探索に出ることすらできん状態でな……」


「なるほど、湿気の原因はダンジョンにあるんだね」


タクミはポンと手を打った。


「それなら、ダンジョンに調査に行く前に、まずはみんなの装備をちゃんとお手入れしないと危ないよ。錆びた剣やカビた防具じゃ、万が一の時に力が出せないからね」


「手入れと言ってもな……この街の湿気じゃ、油を塗ってもすぐに流れて錆びちまうんだよ……」


落胆する冒険者たちの前に、タクミは愛用のDIY工具箱をドサリと置いた。


「大丈夫! 濡れても錆びない『強力防サビ・ガラス微粒子コーティング』と『フッ素系撥水スプレー』があるからさ!」


タクミは【万能資材目録】と【极限加工】を起動!


冒険者たちの錆びついた大剣や鉄甲を預かると、まずは『超音波サビ取りブラシ』で頑固な赤サビを一瞬で削り落とし、鏡のようにピカピカに磨き上げた。

そこに、金属表面にナノレベルの透明保護膜を形成する『液体ガラス&フッ素防サビ被膜』を超高速でコーティング!


「はい、これで完成!」


タクミが仕上がった大剣を返すと、持ち主のベテラン冒険者は目を丸くした。


「な、なんだこの輝きは……!? 新品の時より鋭いぞ!? それに……」


冒険者が実験のためにコップの水を剣の刃に注ぐと――水滴はペトリと弾け飛び、一切の水分を残さずにサラサラと滑り落ちていった。


「み、水が完全に弾かれている……!? これなら、湿気の多いダンジョンに入っても絶対に錆びねぇぞ……!!」


「すげぇぇぇっ! 俺の鎧も頼む!」「私の弓の弦も防カビ処理してくれ!」


押し寄せる冒険者たちの武具を、タクミは鼻歌まじりに次々と超絶コーティングしていく。


「フハハハ! 我が師匠の手にかかれば、不快な湿気などただの『メンテナンスの機会』に過ぎん! お前たち、感謝して使えよ!」


作業着姿のバアルが腕組みをして高笑いし、ガルドも「ガハハ! これでダンジョン探索の準備は万全だな!」と愛用の大斧を自慢げに撫でた。


その夜、ギルドから最上級の感謝として提供された迎賓室にて。


「ふぅ、外は相変わらず不快な霧と湿気だけど……このお部屋も少し直しておこうか」


タクミは部屋のクローゼットに目をつけ、さっそくDIYを開始。

木製のクローゼット内部に『小型温風サーキュレーター』と『ナノイー除菌脱臭ユニット』を組み込み、『高機能・衣類乾燥クローゼット』へと改造した。


「フィオナ、湿気で湿ってしまった上着やドレス、ここに入れてみて」


「まあ……! クローゼットの中に温風と爽やかな風が……?」


フィオナが半信半疑で湿った上着をハンガーに掛け、扉を閉めて数分。

再び扉を開けると――。


「きゃ……っ!? ふんわり……! まるで太陽の光をたっぷりと浴びて干したかのように、温かくてフカフカですわ……!」


お日様の匂いが漂う上着を羽織ったフィオナが、うっとりと頬を染めて感嘆の声を上げる。


「すごーいっ! セナのお洋服もフカフカになったーっ! お日様のお布団みたいーっ!」


セナもフカフカになった服に顔をうずめて大はしゃぎだ。


「……ふむ。『空間除湿』のみならず、『密閉保管領域における局所熱風乾燥・脱臭陣(乾燥クローゼット)』まで即興で構築するとは……。大賢者タクミ様の施工技術、もはや神の領域を超えている……!」


アルヴィスが手帳に激しい筆圧で書き殴る。


爽やかでフカフカな衣類と、防サビコーティングで完璧にメンテナンスされた装備。

不快な多湿都市フォグヴェイルで、タクミたちのいる空間だけが、まるで高級スパリゾートのような至高の快適さに包まれていた。


「さて、明日はいよいよ湿気の元凶であるダンジョンへ出発だね!」


タクミが爽やかに笑うと、仲間たちは力強く頷いた。

湿気とカビに支配された迷宮を、タクミの無自覚なDIYがどう攻略してしまうのか――新章のダンジョンアタックが、ついに幕を開ける!

第71話をお読みいただきありがとうございました!

多湿でカビた冒険者たちの装備を「超音波サビ取り&ガラス撥水コーティング」でピカピカに復活させ、さらに宿のクローゼットを「衣類乾燥除菌クローゼット」へと劇的ビフォーアフターいたしました!


次回第72話からは、いよいよ湿気の元凶である『霧の迷宮(ダンジョン)』へ突入!

ダンジョン内の猛烈なカビ・湿度・ぬかるみトラップを、タクミがどんなDIY便利グッズ(ポータブル高圧洗浄機、防犯センサー、吸水マット等)で踏破してしまうのか!? 引き続き応援よろしくお願いいたします!

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