第4話 DreamShe、、、
ん、、、しばらくなにをしているのか忘れていた、、、
ああ、そうだ。
今はマリカとここで探索しているんだった。
「大丈夫?ぼーっとしてるけど」マリカが僕の顔を覗き込んできた。
「あ、ああ、ありがとう、、、なんか気づけばぼーっとしちゃってたんだ、、、」
「そ、ならよかった」
時々思う。
マリカと僕はどこかで会ったことがあるんじゃないか?って。
マリカはなぜか僕の扱いが上手い。
でも、、、いくら頑張って思い出そうとしても。
記憶の中にマリカという人物は見当たらない。
「あ、マリカ、あそこ、あの都会っぽいとこ、行ってみない?」
「いいよー」マリカはどこか悲しい顔をしていた。
そういえば初めて会ったときも、、、泣いていた?
とりあえず僕はマリカと都会のようなところへ向かった。
ここには、、、ビルがずーっと続いている、、、該当が所々あり、点滅している。
ドリームコアに来てから初めて恐怖を感じた。
しばらく街を歩いていても、他の動物は居なかった。
すると白い建物に到着した。
「お、ここは病院か」僕はひと目見て病院だと分かった。
「あ、、、そ、そうだね、、、」マリカは何故かものすごく震えていた。
病院が怖いのだろうか?そこはまだまだ子どもなんだな。
「どうした?大丈夫か?って、マジか、、、雨振ってきたじゃん、、、マリカ、ひとまず病院で雨宿りついでに探索するぞ!」雨が降ってきた。
「うん、、、」大抵僕が元気に話しかけるとマリカは元気な顔で返してくるが、今は違う。
とても怖がって、、、悲しい顔をしていた。
いつもよりも、悲しそうに。
どこか懐かしむような顔でもあった。
病院に入るとまずは受付のような場所が見えた。
、、、
「っ!!!」いつもより激しい頭痛が僕を襲った。
ピーピーピー、と音が聞こえた。
「早く!!!この子の手当をしてくれ!!!救急だ!!!」
「大丈夫ですか?傷はどのくらい?」
「交通事故で全身を打撲、意識不明の重体です!!!」
「運転手は?」
「逃げようとして、電柱にぶつかり、亡くなりました、、、」
「チッ、、、おい!!!早く!!!道を開けろ!!!っ!!!止血は?」
「しましたが、、、血は止まりませんでした、、、」
「クソッ、、、」
ピーピーピー
「あ、、、来てくれたんだね、、、」これは、、、誰だ、、、?俺に話してる?
「ああ、、、大丈夫か?」この声は、、、俺か、、、
「うん、、、ゲホッ、、、うう、、、」
「大丈夫か!?」女の子のようだ、、、俺の声もまだ幼い、、、中学生くらいの時のことか?
ピーピーピーピーピー
「、、、う、、、うん、、、だい、、、じょう、、、ぶ」
ピーピー、、、ピー。
あ。
プチッ。
「ハアハア、、、こ、ここは、、、」僕は気づけば病院の中で倒れていた。
息が荒い、、、どうしたのだろうか、、、
「大丈夫?君も病院が怖いんだね、、、怖いと言うか、、、嫌いなんだね、、、私もなんだ、、、」
「マリカ、、、ああ、そうなんだね、、、なぜか知らないけど、、、なんでだろう、、、っ、、、」
「まだ頭が痛む?」
「いや、、、だいぶマシになった、、、ありがとう、、、探索を続けようか、、、」
「だね」
〜15年前〜
「容態は!!!」
「悪化しています!!!止血をしようとしましたが、まだ血が止まりません!!!」
「クソっ、、、早く!!!道を開けろ!!!」
「全身を打撲し、意識不明の重体。おそらく首の骨を骨折しています。交通事故です。運転手は逃走を図り、電柱に衝突し、亡くなりました」
「ハッ、自業自得ってとこか、、、大丈夫ですか!!!聞こえますか!!!チッ、、、かなりの重症だな、、、なんとしてでも息を吹き戻すぞ!!!」
「あ、目覚めましたよ!!!」
「あ!!!———ちゃん!!!大丈夫?」
「う、うん、、、———くん、、、ありがとうね、、、ゲホッ、、、」
「お医者さん!!!咳をしてるけど、大丈夫なんですか?」
「ああ、多少の咳はあるが、少しすればすぐ治るだろう」
「ありがとうございます!!!」
「中学生なのに偉いね、、、中学3年生って言ってたっけ?すぐに救急車を読んだのはいい選択肢だよ」
「いえいえ、、、そんな大したことは、、、」
「ていうか、、、君のご両親は?この子のご両親も、どこに居るのかな?」
「僕たちは、両親が2年前に亡くなっています、、、今は、遊ぶのに友達と日本に来ました」
「へー、自分たちで来たんだ。偉いね」
「ありがとうございます」
ピーピーピー
「ねえ、、、なんかその音早くなってない?大丈夫?」
「うん、、、大丈夫、、、」
ピーピーピーピー
「ほんとに?看護師さん呼んだほうが」
「大丈夫、、、」
ピーピーピーピーピー
「ねえ」
「大丈夫だって!!!」
「っ、、、」
ピーピー。ピー。
「あ、ああ、、、あ、あああ!!!———!!!———!!!なんで!!!大丈夫だって!!!大丈夫って言ったじゃん!!!なあ!!!なあ!!!なんで!!!一緒にドリームコア調べるって言ったじゃん!!!ねえ!!!なんでだよ!!!」




