第2話 DreamHouse、、、
少し草原を歩き続けた。
高低差はあるが、登ったり下ったりしたとしても、あまり疲れなかった。
やはりドリームコアだからだろうか、、、
なんだか不思議な感覚だ。
ああ、なんだか嬉しい気分だ。
自分の研究対象に来れるなんて、、、この上ない幸せだ。
記憶も頑張って取り戻さないと、、、
『!”#$%&)(‘&%$#”$%&’(』なにかの音、いや、、、声が聞こえてきた。
人の声?だと思う、、、あ、、、
向こうの丘の上に赤い屋根の家が見えた。
よくあるドリームコアの家だ。
僕はそれをドリームハウスと呼んでいる。
僕は近づいてみた。
近くで見るとこんなにきれいなんだな、、、
少しアメリカの郊外の家に似ている。
中に入ってみよう、、、
「おじゃましまーす」
ドリームコアだからといって礼儀はやはり欠かしてはいけない。
「誰かいませんか?」
僕はとりあえず聞いてみた。
でもやっぱり誰も居なかった。
ギロッ、と誰かの視線を背後に感じた。
振り向いてみると、そこには大きな花があった。
さっきまではなかった。
やはり僕の予想通り、ドリームコアはリアルタイムで人が見た夢が反映されていってるのだな、と。
人々の夢が集結してできたのが、
ドリームコア。
僕は研究していてそういう結論にたどり着いた。
家の中はきれいだった。特に荒らされている様子もなく、、、
僕は普段人の家にお邪魔するのは落ち着かないが、
ここはなぜか落ち着く。
どこか見覚えがあるようにも思う、、、。
「っ」
突然頭痛が襲ってきた。
しばらくしてようやく頭痛が収まり、家の探索を続けた。
リビング、、、特になにもないな、、、あ、
僕はリビングのテーブルの上にあるラジオを見つけた。
やはりさっきの言葉、、、はこのラジオみたいなものから出されてたんだ、、、
人間の言葉っぽい、、、でも意味が汲み取れない、、、
僕はドリームコアについての論文でこのような言語のことをドリーム語と呼んでいる。
そうだ。僕はドリームコアについての論文を出したんだ!
ようやく思い出した。
この調子で名前も、、、
だめだ、、、やっぱり名前が思い出せない、、、
僕が生まれた国、育った国、生活していた国も覚えていない、、、
しかしやはりネット上のドリームコアに関する情報は正しくないものも多いな、、、
キッチンには生活感があり、汚れた食器が放置されている。
とどっかの誰かさんが言っていたが、、、ここの食器や家具などは
使われたんだろうな、と思うのみで、汚れてはいない。
とてもきれいに使われている。
しかし、そもそもここに生命体はいるのだろうか?
僕はふとそう思った。
「っ!」また頭痛が襲ってきた。
ん?、、、なんか思い出してきた、、、論文、、、研究、、、僕は趣味で研究をしていた、、、それは確定している、、、でも、、、確か、、、学生時代に、、、幼馴染がいた、、、?一緒に研究を、、、っ、だめだ。
やっぱり少しずつしか思い出せない。
仕方ない、ここは謎に満ちた空間だ。
お、ベッドが置いてある、、、
しかし本当にきれいに保たれているな、、、
あ、外が暗くなっている、、、ここにも夜という概念はあるんだな、、、
論文の内容を変えないと。
少し寝よう、、、
今日はつかれた。




