プロローグ
僕の名前は覚えていない、、、だけど、ドリームコアについて研究していたのは覚えている、、、気づけば、、、僕は、、、居たんだ。ここに、、、
『ドリームコアに』
『ドリームコア』それは僕が最近必死に研究をしていたものだ。
ドリームコアとは幼少期に見たことのあるような景色や物、夢で見たことあるような景色のことだ。
ドリームコアを見ていたり、それ系の音楽を聞いているとなぜか落ち着く、といったことはないだろうか。
僕はそれが気になり、学生時代からずっと研究をしている。
そのせいで恋愛とは一切無縁のまま学生時代を終えてしまった。
そんなことはすべて覚えている。
生年月日は覚えていない、、、けれども成人して、30代の男性ということはわかる。
仕事もしていた気がする、、、でもなんの仕事をしていたかは覚えていない。
家族に誰が居るかは覚えていない。
趣味でまだドリームコアの研究を続けていたことは覚えている。
それ以外は全く覚えていない。
そして僕が今いる場所は、ドリームコアの草原だ。
気がつけばここに居た。
どうしてここに来たかはわからない。
でも、何故か僕はドリームコアに居た。
焦燥感もない、緊張感もない、恐怖心もない、、、
なぜか落ち着く。
やはり、ドリームコアはまだ謎だらけだ。
ネットで見るドリームコアはよくBGMが流れているが、実際はなにも聞こえない、、、
一度は夢なのではないかと疑った。
思い切り自分の顔をつねった。
痛い。
そう感じた。
ああ、これは本当のドリームコアなんだ、、、と。
ようやくわかった。
そう分かっても、なにも思わなかった。
そもそも不安ですらなかった。
「とりあえず出口を探そう」僕はそう思った。




