表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
STYRACOS  作者: 旦児
19/20

決戦

今明かされる骸竜の真実とは!?

そして真央は無事なのか!

感動のクライマックス!

◆参考

・スティラコサウルス

http://webzukan.uh-oh.jp/スティラコサウルス・アルベンテンシス

・ノドサウルス

http://webzukan.uh-oh.jp/ノドサウルス・テキティリス

・エドモントニア

http://webzukan.uh-oh.jp/エドモントニア・ルゴシデンス

・ガルゴイレオサウルス

http://webzukan.uh-oh.jp/ガルゴイレオサウルス・パルクピノルム

・サウロペルタ

http://webzukan.uh-oh.jp/サウロペルタ・エドワルドソルム

・アンキロサウルス

http://webzukan.uh-oh.jp/アンキロサウルス・マグニヴェントリス

「アル・・・」

 コックピットに座る。

 後ろには誰もいない。

 起動手順を行うが起動しない。

 ご機嫌斜めのようだ。

「やるぞ。」

 そう言うとスティラコスが起動する。

 そしてハッチを閉じる。

「スティラコス・アルバート。落とせ。」

『はいよ。』

 博士の声がしてふわっと宙に浮く感覚がある。

 床が開いたのだ。

 自由落下が始まった。

 その時間はあっという間に終わる。

 ドスンという音がするが衝撃はほとんど感じない。

 スーツのおかげだろう。

 眼前には地を埋め尽くす骸竜の群れ。

「そりゃ気づくか。」

 バードケラトプスの接近で気が付いたのだろう。

「ターゲットオールロック。」

 数は分からない。

 後ろから『数・・・たくさんです!』の声も聞こえない。

「ビーム砲全門開放・・・デストロイビーム発射。」

 スティラコスの全身に仕込まれたビーム砲門が開いて、眼前の骸竜を焼き尽くす。

 いや、二体のアンキロXが回転しながら迫ってきていた。

「荷電粒子砲・・・デストロイブラスター発射。」

 二歩下がる。そして背中の荷電粒子砲でアンキロXを同時に吹き飛ばした。

 スティラコス・デストロイ装備。

 ヘビー装備のビーム砲門を強化したデストロイビーム、背中には改良型荷電粒子砲デストロイブラスター、背中には超高出力のデストロイブースター。

 見た目はスティラコスだが、その高出力性能を引き出すために、大きさは1.5倍になっている。

「出てこい。」

 荷電粒子砲を地面へと向ける。

『野蛮なノックですね。骸竜を全て破壊するとは・・・』

 地面からせりあがってきたのは巨大なアンキロX。

『アンキロクス・アースブレイカー!完成していたのか!』

 博士から通信が入る。

『アンキロX・地砕きだ。』

 アンキロXから訂正が入る。

「・・・」

 デストロイブラスターの照準をアンキロX・山砕きに合わせる。

『撃てまい。それが次に使えるのは2時間後だ。』

「デストロイブラスター発射。」

 スイッチを押すと荷電粒子砲が放たれた。

『出ただと!』

 それをアンキロX・山砕きがシールドで防いだ。

 荷電粒子砲が終わる少し前に、ドンと音がしてシールドが割れる。

 どうやらシールド発生装置が壊れたようだ。

『危なあ・・・死ぬかと思った・・・』

『いつの話をしているのだトンマ!こっちは改良を続けてるんだよ!殺れ!婿殿!殺せえ!デストロイビームも撃てぇ!』

『待ってください!』

 各々感想が飛んできてうるさい。

「・・・マオいなかったか?」

『います!』

 いるらしい。

『両方ともやめてください!』

「とりえあず無事なんだな?」

『はい!』

 それは何より元気もありそうだ。

『撃てぇ!』

『君はすぐにそれだな!』

『自制心のないあなたにそれを言われたくないな!』

『自制心がないのはどっちだ!』

『こんなものを持ち出すやつに自制心があるとも?先生もびっくりする事だろうよ。』

『はあ!あんなババアがなんだという!』

『はいでたセクハラ!ババアでもちゃんと女性として扱えよ!中年!』

『誰がババアだ!バカ共!』

 祖母が参戦した。

『もうやめて!わたしのために争わないで!』

 真央も自主参戦。

「お前のためじゃないだろ・・・」

『母様も父様も落ち着いてください!』

「だから」

 お前のためではない

「父様? 」

 父様って言ったか?

『君に父様と言われる筋合いはない!』

『私はその覚悟が出来ている!』

『私は認めないぞ!』

「うるせえ!」

 誰が何を言っているのか混乱しそうだ。

「えっと・・・アンキロXの人?」

『アンキロX・地砕きだ!』

 謎の男性から修正が入る。

「アンキロX・地砕きに乗ってる人はマオの父親なのか?」

『そうですよ?』

 真央が答える。

「この人が骸竜問題の犯人なんだよな?」

『そうですね。』

「つまりこの事件はお前の父親がこの問題の犯人という事か?』

『そうなっちゃいますね。』

「知ってたのか?」

『知ってたら言ってます。』

 そりゃそうか。

『父様・・・どうしてこんな事を・・・あの優しかった父様がなぜ!』

『真央・・・』

 なんか始まった。

『運動会で負けてわたしが泣いて帰って来た時、ロボットで優勝した子供の家に向かったあの優しかった父様が!』

「当時すでに片鱗どころか本体露出しんてんじゃねえか!」

『真央・・・』

 父様が悲しそうな声を上げる。

『やれぇ!撃てぇ!』

「この状況で撃てるか!」

 博士を一喝する。

 人が乗っているロボットに向けて引き金を引くには、勢いが必要だ。

 すでに勢いはそがれている。

『きっかけは三年前・・・』

『三年前・・・まさか!』

 真央には何か心当たりがあるようだ。

『君の親権がそこのバカ女にとられた事だ。』

『誰がバカだ!このあんぽんたん!』

『誰があんぽんたんだ!』

「とりあえず黙れ!」

 空中に荷電粒子砲を放つと、『ヴォ』と呆れるような声がする。

『大体私と一緒に暮らすと決めたのは真央だ!』

『君が真央を騙したんだろう!』

「アル、全員に荷電粒子砲を撃てば全部解決するかな?」

 アルバートが『ヴォ』とたしなめる。

『ダメに決まってるじゃないですか!』

 真央に止められるが、照準をバードケラトプスに合わせる。

『さあ真実を話すんだ真央!君はどっちと暮らしたいと言ったんだ!』

『え?両方って答えましたよ?』

『・・・』

『・・・』

 両親が気まずそうな空気になる。

 子供らしい正直な答えだ。

『でも父様が帰ってくるなら家だと思って、母様と研究所で待つと言いました。』

『ギリギリ私だ!』

『判定勝ちじゃねえか!』

 良い大人が真面目に喧嘩している。

『もういい!撃つんだ婿殿!』

『か、母様!わたしとレットさんはまだそういう関係じゃ・・・』

『やつは自動修復ナノマシンの研究もしていた!ぼやぼやしてるとシールドも再生するぞ!』

『すでにしているとも!』

 アンキロX・地砕きはすでに再生が完了しているようだ。

『親権については置いておこう・・・共同親権になれば問題はすべて解決する。』

「するかなあ・・・」

 どっちと一緒に暮らすのか問題は何も解決しない気がする。

『問題は貴様だ!一角烈斗!』

「・・・俺?」

 突然飛んできた弾丸。

『貴様!娘とはどういう関係だ!』

「え?いや・・・」

 どういう関係と言われても・・・

「一緒に生活する・・・仲間?」

 誘拐云々はややこしいので黙っておこう。

『つまり貴様は親が留守なのを良い事に娘と同棲をしていたという事か!』

「・・・いや結果的にそうかも知れんけど」

 大分語弊はある。

 なんと言えば良いのか・・・

 そもそも同棲の定義がよくわからん。

 家族以外の男女が一緒に住む事なら同棲といえそうな気もするが、一般的な同棲とは異なるだろう。

『父様やめてください!烈斗さんとは本当にまだそういう関係じゃ・・・』

『まだ?なるほど。』

『わかってくれたんですね。』

『つまり今潰すべきだという事だな。』

 嫌な予感がする。

『え?』

「マオ!もっと必死に止めるんだ!」

『娘を呼び捨てにするな!クソガキ!』

 アンキロX・地砕きが尻尾で地面を叩くと宙に飛ぶ。

 そして尻尾のハンマーを使ってくるくると回り始めた。

「・・・まあ良いか。」

 混乱している。

 だからこちらの方が分かりやすい。

「アル!シールドのエネルギーを角に集中する!」

『ヴォオオオオオオオオ!』

 アルバートが吠える。

 その衝撃が地を割った。

 頭の角にエネルギーを集中。

「ブースター!」

 ブースターを点火する。

 アンキロX・地砕きが空中でくるくると回転している。

『チクシュルーブ・ブレイカー!』

「デストロイ・・・ホーン!」

 アンキロX・地砕きとスティラコス・デストロイがぶつかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ