第四話 誕生
バブーなのかオギャーなのか、外国人の赤ちゃんの鳴き声って何でしょうね?cry cry?
第3話 【誕生】
「オギャー、オギャー」
?『よーしよしよし、ようやく泣いたな。産まれたては泣かなかったから、どうしようと思ったぞ』(何と言っているか理解不能)
??《あなたの名前はアークよ。アーク・エルメリア・ヴァン・ブリューナク。》(理解不能言語)
どうやら転生したらしい。
……が、言葉も話せないし理解も出来ない。思うように体も動かせない。
今、抱きかかえている耳長の女性がどうやら母親のようだ。
そして、このロン毛の男性が父親らしい。
若干チャラそうではある……。
無事誕生したことにより『徳』を■■■獲得しました。
また、人間として誕生したことにより『業』を■■■獲得しました。
産まれただけで業を背負うのか……。
罪な生き物だな。
別の種族なら、この辺りも違うんだろうか。
そんなことを考えながらも、無事この世界に爆誕したわけだが、
辺りを見渡すと、お手伝いさんと産婆さん、それから――
ペットだろうか。毛玉のような生き物が一匹いた。
この手の異世界の家って、なんで必ず暖炉があるんだろうな。
エアコンとかファンヒーターがあってもいいと思うんだよな。
電気はあるみたいだけど、よく分からない。
兎にも角にも、これが赤ん坊の感覚か。
意識がある状態というのは、なかなか斬新な感じだ。
~~~~~~~~~~ 三年後 ~~~~~~~~~~
ようやく言葉が理解出来るようになった。
どうやらこの家は、
父が平民から近衛騎士団長にまで出世し、その功績によって男爵の爵位を授かった叩き上げの軍人らしい。見た目はパッと見チャラいけど。
母の方は、人身売買組織から逃げてきたエルフ。
金髪のさらさらストレートが美しい、かなりの美人だ。
この手のエルフって、貧乳か巨乳かの二択で極端なんだよな。
この世界は前者だったらしい。
つまり、スレンダーおっぱいである。
そして私は、エルフと人間のハーフということになる。
父親譲りの赤毛に、母親譲りのストレートヘアだ。
そして、めでたいのか否か、家族が増えた。
新しい義母と弟である。
どうやらこの世界は一夫一婦制ではないようだ。
非常に多様な種族が暮らしているため、この世界では子孫を残すことが何より重要視されているらしい。
新しい義母は魔人。
黒いドレスを身にまとい、胸元は大胆に開いている。
その魅力的……いや、暴力的なボディには、もうたまりませんなぁ。
黒髪をアップに編み込んだ気品ある雰囲気なのだが――
親父、どこで引っ掛けてきたんですかねぇ?
私が生まれた一年後、弟が誕生した。
黒髪に赤いメッシュが入り、父と義母、両方の特徴を色濃く受け継いでいる。
「父親の趣味って分かりやすいな。美人なら種族は気にしないらしい」
紹介しよう。
父:アイゼンバーグ・エルメリア・ヴァン・ブリューナク
母:アルウェイン・エルメリア・フォン・ブリューナク
義母:エスメラルダ・エルメリア・フォン・ブリューナク
弟:エンデュミオン・エルメリア・ヴァン・ブリューナク
そして私、アーク・エルメリア・ヴァン・ブリューナクである。
※世界設定メモ
徳や業をどれくらい取得したかは本人達には不明のようです。
わかっちゃうと効率良く貯める為には的なhow to本とか出てきそうですからね。
この世界では一夫一婦制ではありません。
種族数が多く人口維持が重要なため、一定の条件で複数婚が認められています。




