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第十二話 来訪者

異性にやたら好かれる人って居るじゃないですか。

アレって何なんです?

フェロモンとか出てるんですかね?


私は加齢臭なら出てますが……駄目ですか?

父と黒ママは出張から一日ぶりに帰ってきた。

夕食の支度も終わり、食卓に各々座っている。

アイゼンバーグ『いやー、昨日は大変な一日だったよー。だけど皆無事で良かった』

エスメラルダ〚まさか伝説の拳神 紅心王に会うなんて、不敗神話から付いた異名は東西南北中央不敗…噂には聞いてたけど規格外でしたわね・・・〛

『あのおっさん紅心王だったのか、通りで出鱈目な強さだったな。

 しかも素手で衝撃波とか放ってたし、弟子も弟子で手から爆発させてたし…

 意味わからんけど本当に助かった』

アーク「その人、父さんと黒ママより強いの?父さんレベル68なのに、それより強いの?」

『俺の強さは武器込みって部分が大きいからなぁ。・・・後運がやたら良いってのもある』

ふと、黒ママの強さが気になってステータスを覗いて見てみた。


エスメラルダ・フォン・ブリューナク

魔女帝 レベル 62

力:25

体力:22

素早さ:40

知恵:55

魔力:51

運:11


武器適正:槍C・剣D・刀D・弓銃A・体術B・斧E

スキル:氷結耐性・火炎耐性・電撃耐性・複合スキル【ミネルヴァの加護】


「そう言えば父さんのステータス見たときもあったけど複合スキルラクシュミの加護って何?

黒ママの場合はミネルヴァの加護になってるけど…」


『取得した人にしか条件分からないようになってるんだけどな、オレの場合は状態異常解除・回復効果上昇・危険察知に運が50以上でレベルが50以上になった時取得したんだよな』

〚私の場合は精神集中・精神汚染無効・5元素使役にレベルが50以上で知恵と魔力が50以上になった時ですわね〛

『何を取ったらそうなるとか完全に解明されてないから、狙って取得するのは難しいぞ。

学会でも研究対象だからな』

「複合スキルが2個とか3個とかある人居るの?」

『今言ってた紅心王とかのクラスになると、恐らく幾つも持ってるんじゃないかなぁ』

「なるほどねぇ~、まだ今は3個しかないし、しかも一個バグってるし」

『お・・・本当だ、なんじゃこりゃwよくこんな変なの選んだなw』

「面白そうだったし、残りスキルポイントが丁度の奴がこれだったんだよ」

『そうかそうか、まぁイベントとかで増えるからそこまで気にしなくても良いと思うぞ』


エン{働かなくてもお金入ってくるスキルとかないでゴザルか?印税とか}

エン…お前居たのか。というか、印税ってこの世界にそんな物あるのか?

というか、なんでそんな事知ってるんだコイツ。

〚エン、働かざる者食うべからずですよ。楽をして生きようなどと考えるのは愚かの極みですわ。〛

{ですが母上、猫は食事を得るために動く事を避ける傾向にあるとございますぞ}

〚貴方は猫ではないでしょ?大きくなったら人の役に立つ事をしなさい〛

{(∩゜д゜)アーアーきこえなーい}

黒ママの眉がピキッっとなっていたのを見たが、まぁほっとこう。いつもの事だし。

コンコン!扉がノックする音が聞こえた。


メレク《旦那様、お客様ですワン》

『俺に?誰が何用で?』

《シルバーの髪の美しい女性ですワン》

『そんな人知り合いに居たっけ??』

まーた、どこかで口説いた人なんじゃないか?と黒ママと金ママは溜息をついている

金黒ママ〚またですか・・・〛

『まて、誤解だ。俺はまだ何もやましいことはしていない。』

まだって何だよ…


【あの時助けて頂いたドラゴンのドーラです。お礼に参りました。】

でたよ、金ママの時と同じパターン。


※世界設定メモ

複合スキルは、かつて異世界の神々が持っていた力の名残という設定です。

本人達は、その名の由来や正体を知りません。

勘の良い方は、お気付きかもしれません。


勘の良いガキは嫌いだよ。

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