第九話 商店街
恋って良いですよね。
皆様は恋してますか?
私はモニターの中に2人の妻がいます。
石畳の街を歩くと色々なお店が目に留まった。
服屋さん、武器屋さん、本屋さん、薬屋さんに八百屋さん。
それから、屋台で果物を飴でコーティングした物も売ってる。
後でもう一度来よう…
程なくして雑貨屋さんを見つけた。
カラン、コロンと扉を開くと鈴の音がした。
「すいません、ここに塩って置いてますか?あと卵と」
『こんにちは、置いてますよ。塩は1kg銀貨1枚と卵は4個入で5銅貨です。』
「しまった、いくつ買ってくるかまで聞いて無かったな・・・取り敢えず塩1kgと卵1セットください」
『銀貨1枚と5銅貨ね、銀貨2枚からで5銅貨のお返しね』
『後卵割れやすいから、衝撃吸収魔法紙で巻いておくね、サービスだ』
「有難うございます。助かります」
エンはキョロキョロと見回している。
「なんか欲しい物ある?」
エン「いや、特にないでござるが」
「それでは有難うございました、また来ます~」
『おう!毎度あり!』
店を出ると日も傾き、辺りが暗くなり始めていた。
「小遣い銀貨1枚と銅貨5枚あるけど、どうする?」
エン「うーん・・・アイス食べたい。」
「アイス屋あったかなぁ・・・探してみるか」
さっきの屋台の辺りまで戻って、細い路地に入った時に不意に声を掛けられた。
〘ヒャッハー!こんな所にガキ二人、これはもうアレだよな兄貴!〙
《おうよ、勿論アレよ。》
ニワトリのような髪型に、肩にトゲが付いた裸に革ジャン着た男が二人立ち塞がった。
エンは怯えている。これはアレか?世紀末的なアレか?
「すいません、この辺りにアイス屋は有りませんでしたか?」
〘アーン?アイス屋?それならここを抜けて右曲がった所だぜ〙
《ガキ二人でお使いたぁーえれぇじゃねぇか!気をつけて帰えんなぁ、アレは勿論教育的指導だぜ!?》
普通に良い人だった。人を見かけで判断してはいけない。
〘おう、寄り道すんなよ!〙
エン「なんで兄者あんなおっかなそうな人と喋れるでござるか・・・」
「いや、殺気を感じなかったんだよね。話が通じるかなーって思ってね」
アイス屋に着いた。色々な果物のアイスが売ってる。
「1個5銅貨か、おじさん2つ下さい。」
『アイヨ!何味にするね?」
エン「拙者情熱のパッションアイスが良いでゴザル」
「じゃあ私は、ドラゴンアイスで」
『へいおまち!2個で銀貨1枚ね』
お金を支払って残りは5銅貨あるけどまぁ、果物飴屋は今度でいいや。
しかしこのドラゴンアイス。毒々しい色してるけど、あまり味しないな・・・失敗だったかも。
一方エンは美味そうに食ってる。
「この酸味がたまらんでゴザル!」
との事。
「さて、今度は普通に帰るぞ、後残りのお金は今回働いたエンに授与します。パチパチ」
エン「左様でゴザルか、かたじけない」
他のお店も気になるけど、また今度来た時ゆっくり見よう
そう思い街を後にした。
日も大分落ちてきて街道を道なりに進んでいく。お腹も空いてきた。さっきアイス食ったけど。
家に無事帰り着いた頃には夜の帷が降りてすっかり暗くなってた。
地味に塩が重かった。
アーク・エン「ただいまー、塩と卵買ってきたよー」
金ママ「おかえりなさぁ~い。ちゃんと買ってきたのね偉い偉い」
ポンポンと頭を撫でられた。クエスト達成だ。
《徳が上昇しました》
《スキルポイントを獲得》
《レベルアップ》
なるほど、スキルポイントと経験が上がる仕組みね。
途中で妖精のココさん。じゃないティーさんのカードを貰った事を話した。
なんでも人間族には滅多に出会わなくて、エルフでもたまに会うぐらいの感じだそうだ。
しかもカードくれるのは稀で信用してる人にしか渡さないらしい。
後、エンがその子めっちゃ可愛いと言ってた話したらあいつ顔真っ赤になってたw
※世界設定メモ
キャラクターカードは重要アイテムになります。
通話機能を備えた、簡易的なスマホのようなアイテムです。




