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入学手続き

入学手続きのために必要な書類や印鑑、筆記用具などを持って入学手続きに行く

幸い口座の指定などは後日するようで、書類の受け取りと、入学届を提出するくらいだそうだ。

扉を開けるとそこには中野がいた。

「遅い!!」

「中野は今日宮本大附属の手続きするつもりだったら準備がほとんど終わってたんだろうけど俺は今日行くと思ってなかったの!」

「あーそっか」

「中野は妙なところで適当だな。」

「いや適当だからってやつじゃないでしょ」

駅に着く。今日は冬の新潟にしては珍しく、空が晴れ渡っていた。

「今日は、特急乗る?」

「中野そんな金あるの?」

「いや普通に金銭面は親戚の人から支援してもらってるからね?意外と貯金あるよ。あと、奨学金制度受けたら受かったから。」

「……相変わらずバケモンだな。そうするか。」

そうして、受験の時に使った快速急行ではなく、特急で向かうことになった。

長岡駅まで行き、数分待っていると、流線型の洗練されたデザインの列車がホームに滑り込んでくる。

その車内は、豪華で、それでいて穏やかだった。

3人がけの席の窓際と真ん中に座る。

すると、通路側に制服姿の中学生らしき人が座った。

「あの、もしかして、北中の入学手続きの人ですか?」

そう話しかけられた

「そうです。もしかして…」

「私もなんですよね。合格発表見て、急いで予約したんですよ。」

「そうなんですか。じゃあ、4月から同級生ですね。」

「そうですね。よろしくお願いします」

そうだ。宮大北中の生徒は4月から同じ高校の生徒なのだ。

そう思うと、合格したことがより実感できる。

思ったよりもそんな仰々しいことじゃなく、些細な会話の方がそう言うものが感じられるのである。

「窓側の人は知り合いで?」

「そうです。」

「私、中野美咲って言います。よろしくね。」

「言い忘れてたけど、夏山アキラです。よろしく。」

「どちらかが付き添いで?」

「いやどっちも手続きです。」

「二人で合格ですか。すごいですね。」

「その、あの人にしばかれながらなんとかって感じです」

「あんたから行きたいって言ったんでしょ。」

「……素敵ですね。励ましあって、一緒に合格するって。」

「…そう言われるとちょっと照れますね。」

結局3人で会話していたら、北中駅に着いていた。

「受験の時見てなかったんですけど、出口の名前学園口ってすごいですね。」

「え?……あ、本当だ」

東側の出口の名前が学園口となっている。もちろん、名前の通り正面に宮大北中が聳えている

「確か、宮本大学も、鉄道も財閥が運営してるのでその影響があるんじゃないですかね?」

「あとアキラの補足で北中駅は特に財閥が宮大北中を中核として開発したって経緯があります」

二人で北中に着いての説明をする。調べていた本領が発揮される

「二人とも詳しいですね?調べたんですか?」

「ちょっとやる気ないなって時に調べました」

「へぇーやる気ない時もそういうことを…すごいなぁ」

そうして入学手続きをする。意外とあっという間に終わった。

「高校も、一緒だね。アキラ」

「そうだな。」

そうそっけなく言いつつも、俺の胸は高鳴っていた。

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