届くかもじゃない、届かせる
「で!美咲さん?先日は散々俺に抜かれたようなそぶり見せてたけど、新台テスト俺とあんたで15差あるからね。まじて応用問題教えてね?わかんないから」
「なんで頼む方が高圧的になってるのよ」
「お前のLINEの書きかけのとこ見たら『偏差値72だから自分で勉強できるよね』ってかいてあったから!全然まだまだ中野コキ使うからね?」
「頼む側でしょ……あんた」
「教えやがれください」
「……はいはい。」
そうして俺と中野の勉強会(週7)が開催されることになった。
「数学、チェバの定理とメネラウスの定理やってなかったね。教えるよ」
「普通にまだ教わることあるじゃん!!」
「だからやってんでしょうが!!」
しかし
8/4
「もうこれで高校受験の範囲は終わりかな。」
「はっや!!まだ半年くらいあるじゃん」
「これからは復習中心。あんたまだうろ覚えなとことかあるでしょ!」
「………あんの?」
「あるからやるの!!」
そうして一年からのワークや問題集などを解いて復習。そして、宮創附属の過去問演習が始まった。
8/11(演習初日)
「は〜〜むず!なんだこの問題解けねえよ(120点)!」
「そうかいそうかい(3教科200点で合格ライン+20)」
「なんなんまじで。キレそう」
「誰に?」
「オメェにしかいねぇだろ!!」
「うわぁー夏山君そんな言葉使うんだ」
「はぁ(アンガーマネジメント)」
8/18(演習一週間)
「間違えた問題とか直してたら若干上がった(130点)」
「それはよかった(215点)」
「まじでなんなん?なんで俺より伸びてるの?」
そんなこんながあり、8/31
「しゃあ!!やっと合格点超えた!!(180点)」
「それ、簡単な年のやつだから合格点200点(中野は260点」
「はぁぁぁぁぁぁ!!!」
しかし、実力が伸びているのは確実なようだった
「8月新台どうだった?」
「55.7!!自己ベスト更新!!中野は?」
「66.1」
「スゥゥゥゥ(アンガーマネジメント)。クソが(失敗)」
しかし、偏差値が五も上がっているのは事実で、宮創附属の新台偏差値62ほど。
「宮創附属、ほんとに届くかもしれない」
「届くかもしれないじゃない。届かせるんだよ!」
「中野にしては珍しく根性論だな。」
「だって最後は気持ちって三浦も言ってたし」
「呼んだ!?」
「「呼んでないですお帰りください」」
「ひどい!」
そんな話をしていると、村上さんが近くを歩いていた。
「村上さんは2年の新台模試受けてる?」
「受けましたよー。国語で偏差値70でした」
「「バケモンだ。」」
「会長と副会長二人揃って化け物扱いするのやめてください!五教科はまだ六十くらいです」
「それでも俺より上なんだけど」
「……………さよなら」
「スゥゥゥゥ(アンガーマネジメント)どぉしてだよぉ(失敗)」
新台ってのは母数のレベルの高いテストで、普通の模試の偏差値70は新台だと五十くらいになります




