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努力は映えない
あの日から1日最低五時間は勉強するようになった
中野からこんなものが送られてきた
「これ、知ってる?」
「25分勉強して5分休憩するポモドーロ勉強法」
「やってはみるわ」
そこからいろんな勉強法を試してみた。
「思えば受け身で勉強してたな」
と独り言を呟く
いろんな勉強法を試してみたが
「私、アキラの家庭教師じゃないよ?」
やっぱり中野に教えてもらうのが、一番定着する。
「明日も教えてくれない?」
「わかりましたよ」
毎日、9時に図書館に行く。
いつもと同じ窓際の席に座る。
「……あと5分」
タイマーを止めて、机に突っ伏す。
25分がやけに長く感じる日もあれば、一瞬で終わる日もある。
「ほら、休憩終わり」
中野にそう言われて、またペンを持つ。
昼になれば適当にパンをかじって、
また机に戻る。
「今日は18時までやるよ」
「まじですか?」
「ここ、行くんじゃないの?」
そういって創英北中の写真を見せてくる
「行くよ、絶対。」
そうしてまた、勉強を始める。
地味で変わり映えのない毎日。
きっと漫画とかで努力するシーンが少ないのは映えないからだ
だけど
その映えない日々が、いつか俺の花を咲かせる




