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スクリュー・タワー
ちょっと昔のんを引っ張ってきました。
朝の情報番組も、昼のワイドショーも、夕方の六時の、七時のニュースも同じ話題で持ち切りだった。その日の深夜に青い流星が東南東の方に見える、七千年に一度の出来事だと言うのだ。とはいえ、一体、七千年に一度というのに何の根拠があるのだろうか。七千年前のことなんて記録は残ってないだろうし、それに数値上の予測だから、仮に七年前でもいいことなんだろうが、天文学的数字というのはそれこそ天の星のような数字なのだ。
その七千年に一度の青い流星は、別名「スクリュー・タワー」と言われている。文字通り、回転しながらタワーのように流星が積み重なっていく様子をパネルを交えながらテレビでは詳しく説明しているが、僕にはあんまりよくわからない。ただ、三十年ほど前に回帰したハレー彗星も、当時は文明も進んでいたので、大した騒ぎにもならなかったが、その前の百年前の回帰では、地上の生物は窒息死するという噂が流れ、裕福な家庭は自転車のチューブを買い占めたという話もあった。
それと同じように、今回のスクリュー・タワーも、人類滅亡説が流れており、よからぬ終末論が叫ばれている。(了)
ありがとうございました。




