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それでも好きやから
今日も書き出しペラ一です。
「それでも好きやから」
君は廊下ですれ違いざまにそう言って走って行った。
僕は君に好き、と言われて戸惑った。バレンタインのチョコも受け取らなかった。
なぜか、と言わればわからない。嬉しかったのかも、迷惑だったのかもどちらでもない。
僕が君の声が変わっているからモノマネをした。
からかいの意味でモノマネをしていた僕を君は好きだと言った。
中学生も一年生だったから、まだ恋も分からなかった。
何も分からなかったから、そういうつれない態度を取ったのだと思う。
十数年後、街で君を見かけた。君は綺麗な女性になっていた。だからといって何というわけでもない。
「それでも好きやから」という君の囁きは、今も耳に残っている。(了)
ありがとうございました。




