第36話:【善と悪】
「こっちで良いんだな? 誘魔臭の匂いがするのは」
「もちろん! 犬獣人の鼻を舐めないでよね! と言うか……、案外マニさんって走るの遅いんだね」
「アンタと違って、こっちは翼が濡れて重たくなってんだよ。……走るのだって久々なんだ」
崖岸から飛び込み、砂浜へと流れ着いたアカリとマニ。
アカリの奇襲に計画を狂わされ、翼を濡らされたマニは逃走手段も失った。
それでも上手く丸め込むことで、その場をやり過ごそうとした矢先、アカリの鼻が誘魔臭を嗅ぎつけたのだった。
「もしかしたらって思ってたけど、……本当に誘魔臭持ってたんだね」
「あぁ。アンタらへの土産にしてやるつもりだったんだけどね。どっかの馬鹿に使われたみたいだ」
カイロニやロアとの話し合いでも、マニが誘魔臭を所持しているのではないかと予想はしていた。
それが確実となった今は、匂いの元にマコトがいる可能性は高い。
考えるよりも早く、アカリとマニは駆け出したのだった。
「おそらく、向かった先にはアタシの妹もいる」
「妹さん……。……わざわざ付いて来ると思ったらそういうことか」
「言っておくが、あの子はアンタらにしたことと無関係だ。このゴタゴタが片付いて、あの子にどうこうしようって言わないなら、…………アタシは大人しく捕まってやる」
「随分な変わりよぅ~……。それだけ妹さんが大事ってわけね」
「ふんっ……、うっせぇーよ」
砂浜にいた時と打って変わった態度に、アカリは呆然と見つめる。
マコトを交渉材料に、どうにか逃げようとしたマニが、大人しく捕まるとは。
素直に信じるわけにはいかないと思いつつも、不貞腐れたような、照れたようなマニの横顔に、アカリは無性に嬉しくなってしまった。
(でも、なんでだろ?)
マコトを攫われ、サレンを傷つけられ、自分だって死ぬ思いをした。
そんな相手のいじらしい姿に、なぜか心を許してしまいそうになる自分がいて、アカリは疾駆しながらも小首を傾げた。
『───────────────ッッッ!』
「っ!?」
「ん?」
その直後、匂いの先で眩い光が広がった。
「閃光弾?」
「さっき聞こえた魔獣の声といい……。きな臭い状況になってるみたいだな」
「でもマコトがいるかもしれないなら、何があろうと向かうだけ!」
「悔しいが、…………同感するよ」
自然と駆ける脚に力が入る。
犬獣人と、鳥獣人。
二人の少女が辿り着く、数分前のことだった。
「アカリ……」
「良かったぁー、マコトが無事で! ……無事? 無事だよね!?」
「う、うん……。これくらいなら大丈夫だよ……」
地面に伏せたままのマコトに気づいたアカリは、駆け寄るなりペタペタと体を触ってはしきりに問いかける。
その慌てた様子に、張り詰めていたものが緩んだマコトは冷静さを取り戻す。
「相変わらず誘魔臭ってすごい匂いだねぇ……、おかげでマコトたちの場所がわかったけどさぁ……」
「確かに、……アカリには辛いかもね」
怪我はあれど、命には関わらないと分かった途端、アカリは顔をしかめて鼻をつまむ。
その様子に犬獣人ならではの悩みを垣間見たマコトが苦笑を浮かべた。
「魔獣が寄ってくる理由が分かる気がする……、って言ってる傍から……」
「っ!」
「本当によく頑張ったね、マコト。後は任せて!」
「うん……、よろしく頼むよ」
誘魔臭に戸惑いながらも、雑木林から現れた数種の魔獣を見るや、アカリは手を差し出す。
ディスターと結び人が揃ったとなれば、やることは一つ。
アカリの手の甲へと、マコトは噛み跡を付けた。
「じゃ、ここはお願いね!」
溢れる魔力が体を包むよりも早く、抜剣を済ませたアカリは走り出す。
相手は小型魔獣。
アカリならオーバーフロー無しでも対処可能な存在。
程なくして鮮血が舞い上がるのを見届けたマコトは、意を決した様子で歩み出した。
「……っ」
向かう先は一つ。
自分では救うことの出来なかったニア。
そして、眠る少女の頬へと手を置く、マニの下へと。
「マニさん……」
「……」
「その……、ごめんなさい……」
拭ったばかりの瞳を震わせ、マコトは弱々しい謝罪を告げる。
誘魔臭の匂いの元凶となり、まるで起きる気配のないニア。
それは半日前からは考えられない姿であり、過保護に守り続けてきたマニからすればあり得ない状況。
沈黙に陥ってしまうのも当然だと、マコトは唇を震わせた。
「……っ」
マコトは知っていた。
マニがどれだけニアを想っているのか。
どれだけ自分を犠牲にしてきたのか。
犯罪に手を染めてまで、ニアの命を救わんとするマニの芯の強さ。
そんな気持ちに当てられたせいか、マコトも強くニアを守ろうとした。
だというのに、この有り様だ。
ニアを見つめるマニからの罵詈雑言に備えるマコトは、ギュッと目を閉じた。
……のだが、
「────ありがとう、ニアを守ってくれて」
「…………え?」
耳を疑いたくなるような言葉に、マコトは視線を上げた。
「その剣、ダングってヤツのだろ?」
「え? あ、はい……」
「なら大体の察しがつく。ニアがこうなったのだってアタシのせいだ」
マコトが掴んだままの剣を一瞥したマニは、崖岸でダングが腰元に差していたものだと思い出す。
誘魔臭や計画のことを話したことや、アカリとの決闘の行く末も見られていた。
脅威が消えたとなれば、男たちの悪意が増長するのは必然。
計画の乗っ取りを画策しただろうダングのみみっちさに呆れながら、横たわるニアを見つめるマニは、マコトを責めようとはしなかった。
「違うんです、マニさん! それは、ニアが僕を庇ったせいで……」
「……そうか、ニアが助けようとして……」
「僕は守られていただけで、……なにもできなかったんです……」
ダングたちの目的は、マコトを使った身代金であり、ニアは巻き込まれただけに過ぎない。
その負い目を感じているマコトは、無力な自分が嫌で拳を握りしめた。
けれど続くマニの言葉に、
「アンタ、本当に病気だな」
「っ!?」
マコトは心臓を跳ね上げた。
「そもそもはアタシがアンタを攫ったことが始まりだろうーが。それをなんで自分のせいだと勘違いできんだ?」
「いや、でも……」
「それにニアはアタシの妹だ。ならどんなことがあろうが、守れなかったらアタシの問題だ。なぁーに、勝手に人の妹を背負った気になってんだよ」
「……」
立ち尽くしたマコトへと、マニは柳眉を歪める。
別に、気を使ったわけではなかった。
本当に訳が分からなかったのだ。
人質の身分を忘れ、自分を庇うような言動をする異常さには恐怖すら与えた。
それがたった数時間で妹にまで広がっていたとなれば、もはや頭痛を覚える。
他者を想う心。
異常なまでの『善人』。
それがニアに伝播し、自発的な行動を起こしたのだろうと、マニは長嘆を溢した。
「まぁ、理不尽に切れ散らかすのは日常茶飯事だからね。アンタをタコ殴りにしてやっても良いんだけど?」
「……っ」
「受け入れます、……ってか」
立ち上がったマニが蹴脛具を軽く構えれば、マコトの身が縮こまる。
だが、避けようとしない強情さに、「冗談の通じない奴……」と、ジト目を作るマニは呆れて肩の力を抜いた。
「酷ぇー匂いだよな、誘魔臭」
「え?」
「知らなかったよ。ニアが他人のために誘魔臭を被っちまう子だったとはね」
ニアを見つめるマニの表情はどこか嬉しそうで、細く閉じた鉛色の瞳はちょっぴり切なさを宿していた。
「アタシは、ニアのためにしか生きてこなかった。他人を蹴落とし、利用する。それでニアが救われるなら、どうでも良かった」
「……」
「この子に嫌われたって、…………どうでも良かった」
最後の言葉は、きっと嘘だ。
喉を詰まらせて告げるマニを、マコトは口に出さずに否定した。
そもそもニアが姉を嫌う。
そんな想像は、マコトには出来なかった。
僅かな時間だろうと関係ない。
姉を慕うニアの気持ちに気づくのに、時間は要らない。
ニアは、マニを嫌いになんてならない。
そして、そのことをマニ自身もきっと理解している。
マニが見せる哀愁の原因はそこにあるのではないかと、マコトは口を開いた。
「マニさんは、ニアに嫌われたいんですか?」
「……っ」
「罪を背負う自分を慕う。そんな妹になって欲しくなったんじゃないですか?」
踏み込みすぎていると自覚しながら、マコトは問いかける。
何に苦しめられているのか、知りたくて。
何に迷っているのか、知りたくて。
『──アンタは幸せ者だね──』
どうして、憂いに満ちた表情でそう告げたのか。
頭を埋め尽くす何故を取り払おうと、マコトはマニを見つめる。
すると、観念したかのようにマニは夜空を仰ぎ見た。
「きっと憧れなんだろうね。眠りっぱなしで、何も出来ない自分とは違う。誰かのために、優しくいられる。……アナタみたいな『善人』がさ」
「『善人』……?」
「あぁ。それがこの子のなりたい者。……そして、…………アタシに求めた姿だ」
揺れるマニの視線が、空からマコトへ。
マコトからニアへと下る。
「けど、なれなかった……。ニアを死なせるくらいなら、アタシは『悪人』で良かった……」
マニが口にするのは、後悔ではなかった。
ニアを見殺しにするなんてあり得ない。
マニが選ぶ道は最初から決まっていた。
選択肢のない人生を歩んできた……、いや、飛び続けたマニに後悔があるはずない。
ただ一つ、鉛色の瞳が憂いていたことがあるとすれば、ニアの存在に他ならなかった。
「ニアの時間は短い。この子の望みはなんでも叶えてやりたかった。けど、その気持ちに答えてやれない葛藤もあった。アンタの言う通り……、嫌われれば少しは楽にでもなると思ってたのかもしれないね」
「……っ」
嫌われてしまえば、ニアの気持ちを尊重しなくて済む。
ニアを生かすことだけを考え、一人になる寂しさを紛らわせるだけで良くなる。
けれど家族であるが故に、気づいてしまう。
多くの時間を共に過ごす内に、分かってしまう。
お帰りと告げる喉の奥が、もうやめてと叫んでいることに。
人質を見つめる瞳が、こんなの意味がないと涙を流していることに。
ニアが望む──『善人』──から、──『悪人』──になってしまったことに。
自嘲を浮かべるマニを見つめるマコトは、心に渦巻いているだろう複雑な気持ちを哀れんだ。
「マニさんは、ずっとニアにいて欲しかった……」
「あぁ……」
「だけど、それはニアの思いを踏みにじらないと叶わないことだった……」
「そうだな」
「『妹の気持ち』よりも、『自分の気持ち』を優先させていた……。それが嫌だったんですね」
「……そういうことになるんだろうな」
妹のためと言いつつ、己のため。
他者を思えないどころか、妹すら尊重出来ない。
ニアが望む『善人』から程遠い存在であるという憂いが、マニを苦しめていた。
そのことから目を背けていたマニは、改めて言葉にされ、なんて酷い姉なのだと口端を吊り上げる。
その笑みが、一人の少年を笑顔に変えているとは知らずに。
「なら、マニさんだって『病気』じゃないですか」
「はぁ?」
「だって、どこまでも自分が『悪人』だと追い込んでいるんですから」
呆然としたマニに、マコトは言葉を続けた。
「家族に死んで欲しくない。そんなの当たり前です。たとえ拒まれようと、助けられるなら助けたい。それが悪いことだっていうなら、────僕も、『悪人』でいい」
「っ!」
マコトの笑みに、マニは瞠目した。
「周りからみたら、確かにマニさんは『悪人』でしょう。けど、話していれば分かります。マニさんは、──『罪』を背負っただけの『善人』──だって」
「そりゃ、とんでもない屁理屈だこと……」
マコトのお得のご都合思考に、マニは肩をくすめる。
(やっぱ、理解できねぇー)
好かれるようなことをした覚えがないマニは、頭を掻きたい気分だった。
どうしてこうも庇おうとするのか。
廃材小屋でご都合主張を聞かされた時は、その不気味さに鳥肌を立てた。
今でも奇妙に感じている。
だが広い世界に一人くらい、無条件に自分を肯定してくれる人間がいるのも悪くない。
胸の奥をくすぐられているのに、どこか爽快な気分でもある。
思ってもみなかった感情との出会いに、気づけば頬は緩んでいた。
けれど気づかせまいとするマニは、前髪を弄るふりで顔を隠し、やがて口を開いた。
「カガヤ・マコト」
「はい」
「ニアに詫びの気持ちがあるなら……、ニアを守れ」
「え?」
「本当はニアを連れて逃げるつもりだったんだけど、アカリのせいで今は出来ない……。ならいっそ、アンタらに任せた方が良い気がするんだよ」
「……ぁ」
マニの言葉をニアが聞いていたのなら、おそらく卒倒していただろう。
自分を一番に想って生きてきた人間が、その一番を捨てる。
それはニアに託された変化の兆しであり、嘘偽りのないマニの瞳に見られ、マコトは驚愕に染まった。
「その分、アンタのことはアタシが守ってやる」
「それって……」
「妹がしたことを、姉であるアタシがやらないわけにはいかないからね」
そう言うと、マニはマコトの背後へと眦を裂き、
「伏せなっ」
「いっ!?」
『ピィッ!?』
背後から迫っていた『フェレマート』に向かって、蹴脛具を叩き込む。
間一髪。
直前まで頭があった場所に蹴脛具が振るわれ、そのまま黒靄を被ったマコトはすぐさま頭を払った。
「よっとぉー。それで話はついた感じ?」
「アカリ……。アンタわざと一匹よこしたろ?」
「えへへー、まぁーね」
「な、なんでまたそんなこと……」
「マコトと一緒だよ。私もマニさんは悪い人じゃないんだろーなぁって思ってたから任せちゃった!」
「アンタら……、そろいもそろってどんな感性してんだよ?」
背から聞こえた声にマコトが顔を上げれば、魔獣の群れを殲滅させたアカリがニヘラっと頬を緩める。
マコトに続いてお気楽に語るアカリに、マニは頭痛を堪えるかのように額に手を置くのだった。
「それはそうと、デカブツ退治はアンタらの専売特許だろ? 早くアンタの魔法を使ってぶっ飛ばしちまいなよ。戦闘の基礎もないあの子に、大型を任せるなんて酷なことするなよな?」
「?」
顎をしゃくって示した先では、藤色の閃光が縦横無尽に駆け回る。
それはオーバーフローを淀みなく発揮している証であったが、それでも『ガルダ』はサレンの動きに対応している。
いや、はっきり言おう。
サレンを上回っていた。
「なんで……、閃光弾で目が見えてないはずなのに……」
「アタシら鳥獣人と同じだろうね。翼の感覚機関が鋭いから、空気の揺れを感じ取って動いてるんだろうさ」
暴風を生み、羽の雨を降らし、サレンを近づけさせない。
触れなければ始まらない【ステータス魔法】を封じられたサレンは、立ち籠める砂埃も相まって、相貌を険しく歪めていた。
「サレンとか言ったか? あの子にニアを守らせな。戦わせるよりよっぽど役に立つよ」
「実はサレンにも誘魔臭が付着してるんです……」
「なら尚更引くべきだね。危なっかしくて見てられないよ」
サレンと『ガルダ』の攻防を見つめるマニは、才能無しとばかりに悪態を吐く。
それもそのはず。
生身で戦えば、軍配が上がるのはマコトだ。
魔法やオーバーフローで誤魔化しているが、サレンの戦闘能力はまだまだ発展途上であり、やはり大型魔獣と戦うには早すぎたのだと、マコトも顔を顰めてしまった。
「じゃ、ひとまず時間稼ぎが必要かな!」
二人の会話に頷きを繰り返していたアカリは、不安に顔を染めるマコトとマニを置き去りにして、銀剣に【炎】を宿らせる。
「うおっ、りゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」
次の瞬間。
紅蓮の【炎】が、草地を赤く染め上げた。
『ッッッ!?』
「これって……、アカリお姉ちゃんっ!?」
驚愕する『ガルダ』。
瞠目するサレン。
両者の間に割って入り、炎の壁が築かれる。
勢いよく振り返ればアカリは手を振り、なぜかマニもいる。
一体何が起こったのかと混乱しつつも、攻撃の手立てを失っていたサレンは、好機を逃すまいとマコトたちの下へと駆け寄った。
「来てくれたんですね、アカリお姉ちゃん」
「うん。サレンちゃんも、マコトを助けてくれたみたいでお手柄だったね!」
手分けしてマコトの行方を探ることになっていたアカリとサレン。
当初の目的を達成したサレンに、アカリは「偉い偉い!」と頭を撫でた。
「さっそくで悪いけど、サレンはニアを連れて海に向かって欲しいんだ。『ガルダ』はアカリが食い止めるから」
「でしたら、このまま二人で相手取った方が有利では……?」
「この二人は言いづらいだろうから、アタシが言ってやる。今のアンタじゃ、残ったところで対して意味はない」
「っ!? で、ですが……!」
「それとも、いつまでも誘魔臭の匂いを撒き散らしたままにするつもり?」
「っ! ……っ」
口は悪くとも、正論であると理解したサレンは、肩を落として俯く。
そんな目に見えて落ち込むサレンの頭を、マニはぽんと軽く小突くと、そっぽ向いた。
「アンタのご主人様の面倒はアタシが見てやる。その代わり、…………ニアを頼むよ」
「……マニさん」
不器用な仕草に込められた信頼に気づいたサレンは、胸の奥で喜悦しながらマニを見つめた。
「わかりました……。必ず守ってみせます……!」
「それじゃ、最後の大仕事を始めるよぉ~っ!」
「うん!」
「アンタは前にでるんじゃねぇーよ……」
サレンがニアを担ぎ上げ、アカリは剣を構え、意気揚々とするマコトの首根っこを、マニが掴んで引っ張る。
それぞれの胸に宿った決意が、一つに重なるのだった。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
ようやく明かすことができたマニの心の声は、少し複雑で、読者の皆さんにきちんと伝わったか不安もあった回でした。
それでも、彼女が心を開いた姿を見て、ニアがどんな反応を見せてくれるのか……今から楽しみで仕方ありません。
そして立ちふさがる『ガルダ』との戦いも、いよいよ本格化していきます。
物語がさらに熱を帯びていくので、引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです。
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