創造する
「おい爺さん連れてきたぞ」
「仕事が速いのはいいことじゃ」
「仕事じゃないけどな」
「ええっと、ここは何処ですか」
「ああ、自己紹介がまだじゃっなわしは神じゃ」
「適当すぎるわ」
「ぶへらっ」
自己紹介が適当な神を適当に殴っておいた。
「それでは改めて自己紹介しよかの。わしは現存する全ての世界の基礎を創った創造神じゃ」
「へぇ。どうでもいいや」
「それはダメだろ、この人神様なんだろ」
「いいんだよ、どうせ人に面倒ごと押し付けて更に想定外の人を巻き込むような残念なやつなんだから」
「いやでも……」
「ゴホン、ゴホン。そろそろまじめな話に入ってよいか」
「お願いします」
トムはめんどくさくなったので適当に離れて座り込んだ。
「お主、もとの世界に帰りたいか」
「まだ帰りたくないです」
「そうか、しかし今帰らないと帰る機会が訪れることは無いと思ったほうがよいぞ」
「それでもです」
「分かった。でもただ巻き込んでしまったのに何もしないのは悪いと思うのじゃ。だからお主に不老の加護を与えておくのじゃ。ON・OFFは自由に切り替えれるからの後、不老状態の時過ぎた年数分貯めておけるから年をとりたいときは直とれるからの。逆は無理じゃが」
「ありがとうございます」
「それと魔王はあそこに居るやつが倒すから一切気にしないでよいからの」
「はぁ」
「それじゃあ落とすぞ3,2,1…ぶへらっ」
もう一人のを上空から落とそうとした爺さんをトムは殴って止めた。
「俺が転移で送る。人を空から落とすな。あれ結構怖いんだぞ」
「殴ること無いじゃろ」
「たぶん殴らなきゃそのまま落としてただろ」
「それは分からんぞ」
「それじゃあ送るな」
トムはもう一人の肩に手を置いた。
「じゃあな」
「はい。お元気で」
トムはもう一人を元の街に送った。
「ところでトム。残念なお知らせじゃ」
「なんだ」
「トムが神眼を開眼したときにのお主の存在の構成自体が作り直されてしまっての」
「それで」
「仮に魔王を倒しても元の世界に帰しづらい状態なんじゃ」
「具体的にはどういうことだ」
「お主の存在が再構成されたとき存在しない魔眼の最上位の神眼を創ったお主は神性を帯びてしまったのじゃ」
「神性、神の性質かだからってその最上位の創造神の爺さんなら問題ないだろ」
「いやの、神性とはお主の思っているものとは違うのじゃ。神性とは世界に想定されていない創造をしたものが帯びるものでの、お主は想定されていない《神眼》という眼と概念を創造してしまったのじゃ」
「もしかして神性を帯びているものには大きな干渉ができないとか」
「その通りじゃ。本当に面目無い。お主を元の世界に送り返すような大きな干渉はできないのじゃ」
「ああ、それなら問題ないな」
「どういう事じゃ」
「右眼で跳べるじゃん」
「あ」
「だろ爺さん」
「でも、元の世界じゃ生きていくのはかなり大変じゃからな。後、できれば帰ったとしてもミツルギにたまに来て欲しいのじゃ」
「何でだ」
「巻き込んだやつが居るじゃろ。お主なら地球に送れるからもし帰りたいと言ったら送り返してやって欲しい」
「分かった。それじゃあかえるわ」
「やりすぎるんじゃのいんじゃぞ」
そしてトムは魔王城に転移した。




