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冒険者登録

ギルマスと話してるとエルザさんが戻ってきて、書類を渡される。


冒険者登録書類


名前 ライザ

年齢 15


実際年齢だと…3歳くらい?

さすがに不味いから、外見から15歳くらいかな…大丈夫かな?


「あと、この魔方陣に血を垂らして下さいね」


エルザさんが用紙の下部に有る魔方陣を指し示す。

ティアの爪で親指をチクリと刺し、血を出す。

……その直後、横を見ると、エルザさんが針を持って待機していた。

……見なかったことにして、血を1滴落とす。

魔方陣が光り、中心から光の玉が浮かんできた。

エルザさんが、前世のドッグタグの様な物をその光の玉に当てると吸い込まれていく。


「はい、これが登録証になります。

Aランクなのでゴールドになってます。」


「これで、冒険者かぁ~」


ちょっとニヤニヤしてしまった。


「失くさないようにしてくださいね。

その冒険者証は、身に付けといて下さい。

そうすることで、依頼の成否や犯罪歴、レベルやステータスなどがギルドで判るので…」


「レベルやステータスも分かるんですか?」


「そうですね。

じゃないと昇級試験を受けずに低いランクのままの方もおられるし、パーティにくっついて高ランクになったけどレベルが低い方など…、ギルドでは、冒険者が亡くならないよう手を尽くさないといけませんから…」


「なるほど…、ということは、ギルドの職員さんには、冒険者の全てが見られるってことですね?」


「そうですね…、ですから高ランクになると受付や相談などは専属のギルド職員になります。」


「そうだな、ギルドの職員は、冒険者の全てを知るから、秘密厳守は絶対のルールだな…、となると…エルザ!お前ライザの専属になれ」


「えっ!良いんですか?迷宮の総括は?」


「まぁ、総括は他のにやらせる。

元々、そろそろ昇進させようと思ってたところだしな…、プラム支部の副支部長になれ!」


「えっ!副支部長って…前任者がギルマスが仕事しないって逃げたポジションですよね?」


「そうだな…、空いてるし、エルザなら書類仕事は完璧だしな…、あとこのギルドで俺に文句言うのお前くらいだからな…」


「専属の件は判りました。

副支部長は、考えさせてください。」


エルザさんはこちらに向かって


「改めて、エルザです。

ここまでの失礼な態度ごめんなさい。

これからよろしくお願いします。」


「あ、こちらこそよろしくお願いします。

失礼な態度なんて、取られた覚えもないので気にしないで下さいね。」


「ありがとうございます。この街で困ったことが有ったら、すぐにご相談下さい。」


「は~い、じゃぁ、1つだけ、街のことじゃないんですけど…

たぶん、冒険者って1つの街に留まらないですよね?

専属のギルド職員は、他の街に移動したときどうなるんですか?」


「移動する予定があるのですか?」


「あ、一応アーサーさん達に挨拶にいかないとなので…」


「あ、そうですね…

基本的にギルドの専属職員は、どの街に行っても変わりません。

そのプレートの細部が見れるのが、専属だけなので…、なので他の街で依頼を受けてもギルドに有る受付の魔法具で専属職員に連絡が入るようになってます。」


なんか、ハイテクというか…魔法具凄い!


「そうなんですね」


「はい、でも専属職員の変更は出来ますから、申し出てくれたら手続きします。

その時は、ギルドマスターの承認が必要になります。

ライザ様の場合は、ここのギルドマスターと新しく専属になる職員の所属するギルドマスターになります。

同じギルドなら、一人のギルドマスターで大丈夫ですね」


なるほど…

人間同士だから、嫌な部分とか見たら、不信感が沸いちゃうもんね…

でも、冒険者からしたら命預けてるのと一緒だから、好意を持つ人とかも居そう…


「あ、結婚する冒険者と専属職員も稀に居ます。

けど、基本的に高ランク冒険者自体が多くないので、専属になるのは職員には栄誉なんです。」


「えっと…、そうなると、エルザさんは私なんかで良いの?」


「勿論です。妹が出来たみたいで、頑張って支えますよ。

それに専属になった冒険者のランクや名前が売れると職員の評価も上がりますから!」


「確かにな…ライザの専属になるのは、勝ち馬に乗る感じだな…」


3人で話してると、執務室のドアがノックされる


「入れ」


「失礼します。ティンジルから連絡が入りました。」


メモのようなものをギルマスに渡す。


メモを見て目を丸くするギルマス


「どうかしましたか?」


エルザさんが聞く…

無言でメモを渡しながら話すギルマス

メモには


「黄昏の剣の3人がプラムの街に向かって、ワイバーンに乗ってティンジルから、飛び出したので、本日の夜には着くだろうと…

でだ!問題はその後だ!

3人を追って、ガヴェイン王とギネヴィア様、トリスタン様達もワイバーンに乗って向かってるらしい…」


「国王様まで…」


「俺は、辺境伯のとこに行ってくる。宿泊も辺境伯のとこで受けて貰うから…ワイバーンを受け入れる場所を作っといてくれ」


バタバタして、出ていった。


「ライザ様、申し訳ありません。とりあえず、黄昏の剣の皆様はライザ様に会いに来るようですので、お昼の鐘がなるくらいにギルドまで戻ってきて貰って良いですか?」


「は、はい…

それまで、何をしてたら…」


「そうですね…、ちょうど、西門付近で高ランクじゃないと対処できない依頼があったので、それを受けていただけたら…」


「あ、はい!僕で大丈夫ですか?」


「そうですね。

ライザ様なら問題ないですね。

初依頼がこんな感じになってしまって申し訳ありませんが、お昼前に終わると思いますから…」


「判りました。」


エルザさんから依頼書を受け取り、目を通す



討伐依頼

プラム西門付近に出没するはぐれチュールの討伐


推奨レベル75以上

報酬 金貨55枚


プラム支部 エルザ受諾

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