3Gの奮闘撃沈
「八雲さん!おはようございます。」
うんうん、元気よく挨拶できました。
さぁ、笑顔全開の八雲さんを見せてください。
あれっ??
「…おはようございます。」
どうしたんでしょう!!!
化粧はしてますが、その顔に笑顔も生気もありません。
そのまま仕事を始める八雲さんを3G達は動揺のままみつめます。
八雲さんの席の周りで2Gさんがスキップしはじめました。
昨日はあんなに苦行と言ってたのに。
さぁ、一緒にスキップしようと八雲さんに視線を送りながら回り続け、額に大粒の汗をかき、呼吸もあらく、疲れがでて足が上がらずスキップが単なる足上げ歩きになってます。
そんな2Gの頑張りを見て感動している1Gと3Gは、タオルハンカチで涙を拭います。
「あなたの生き様を、最期まで見届けます」
座って仕事する八雲さんの周りを、今では、足を大きくあげることもできず、産まれたて小鹿のようにプルプルと脚を震わせ回ってます。
若い女性社員の回りをプルプル震える脚でメガネのおじさんがまわり、その横でメガネのおじさんが2人、涙を流してる…。
とっても、シュールな画ができあがり、廊下から透明なガラス越しに見えた他の研究室グループが通報案件かどうか、この難問に向き合い始めました。
廊下の傍観者が通報しようと決心した時に八雲さんがボソボソ言いました。
「埃がでるので、その変形盆踊りやめてください」
「……はい……。」
あーっ!!2Gの存在感が量子世界へ飛んでいくのが見えます。
貴方はよく頑張りました。
2Gの肩を叩き、支えながら、緊急会議へ。
「…どうしたんでしょうか…?」
存在感が薄く小さくなってしまった2Gさんを労りながら話し合います。
「……失恋ですかね…」
「…やはり、そうですかね…」
「…八雲さん、落ち込んでますね…」
「八雲さんを振るなんて!!八雲さんの良さを全然わかってない!!」
「八雲さんの良さをわからない奴なんて、八雲さんには相応しくないです!!」
「そうです!そうです!」
「…八雲さん、早く元気になってくれるとよいですね…。」
3G達が緊急会議中、八雲さんは……
ネットでみーくんの3Dマスクを作れないか、ディグってました。
昨日、極楽浄土の住民になった八雲さんですが、化粧をバッチリして、さぁ、いざ、みーくんに!とドアを開けてびっくり、
おじさんはおじさん。
おじいさんはおじいさん。
「ちがーう!!!」
一度、ドアを閉めて、再度あける。
おじさんはおじさん。
おじいさんはおじいさん。
「ちがーう!!」
ドアを閉めて、急いでまーちゃんに電話する。
「あー、それは魔力きれですよ。
魔力が溜まってきたら、また見れますよ。」
何!一度極楽を味わうと、もう地獄に耐えられない。
3Gにプレゼントして、みーくん似の人になって貰おうとみーくんの顔マスクを発注してました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
少しでも楽しんでいただけたらうれしいです。




