↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/50

< 20 この世界に就任した神 十三柱目 05end >


ダンジョンから出て来てしまった魔物たちへの対処が終わった。

応援に来てくれたひと、ありがとう。

これ、天界の議会に提出する書類ね。

ちゃんと良い評価にしておいたから。

彼を天界に送って、私は、ほっと一息ひといきいた。


この世界の住人たちを見守る仕事に戻った。

私が作り出してはなった牛は、半数以下に数を減らしていた。

獲物として狩られてしまった様だ。

家畜としてあつかやすい様に大人おとなしい性格にしたのが悪かったか。

失敗したな。

馬はあまり数を減らしていないな。

牛と何が違うのかな?

馬の様子を観察する。

どうやら、逃げ足が速くて狩られずに済んでいる様だ。

少ない神力しんりょくをちょっとだけ使って、牛や馬の為に川沿いに草を生やしつつ見守った。


馬の逃げ足に目を付け、乗りこなし、移動の足にする者が現れた。

これをきっかけに、牛と馬を飼育し利用する者が少しずつ増えることとなった。


荷馬車が作り出され、荷馬車を使うことによって人と物の移動が増えた。

他にも、牛と馬を畑を耕すことに使うようになり、畑が増え、作物の生産量が増え、人口も少しずつ増えることとなった。

作物の生産量が増えたことと、荷馬車による物流により、作物のやり取りが多くなり、人と物の移動がさらに活発になった。

これらの活動によって、神力しんりょくが少し回復した。

回復した神力しんりょくを使って、川沿いの草地を広げた。

牛と馬がもっと増える様にと思って。


ドラゴンの餌として作り出して放った羊たち。

徐々に数を増やし、放した野原を離れて森に入るものが増えた。

そいつらを餌に、熊が増えることになった。

この星の住人たちのことを心配したが、熊に遅れを取る事はなかった。

むしろ、戦闘技術や魔法を上達させることになった。

『ダンジョン要らなかったんじゃないの?』と、少しだけ思わないでもなかったが、これらによっても、神力しんりょくが少し回復したので、『まぁいいか。』と思う事にした。


失敗から始まった、この世界の神の仕事だったが、なんとか勤め上げることが出来そうだ。

前任者の要望だった馬を作り出したことで事態が好転した。

勝手に前任者に振り回されてしまった感が有るが、気にしたら負けだ。


最後に20階層のダンジョンを設置した。

ダンジョンマスターが制御できるタイプで、最終的に50階層まで成長させられる、かなり使い勝手の良いヤツだ。

20階層のボスにはアイアンゴーレムを配置した。

倒せば、色々な金属をドロップする。

ドロップした金属は、この星の住人たちの役に立つだろう。

もともと設置を頼まれていた20階層のダンジョンを設置し終えた。

随分ずいぶんと回り道をしてしまった感が有る。

次からは慎重に行動することにしよう。


最後の最後に、廃棄したダンジョンを森で囲んで、ダンジョンの痕跡を隠した。

100階層のダンジョンなんて無かったのだ。

うむ。

私は次の任地に向かうべく、天界に向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。