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第11話 外門


謝臨平(シエ・リンピン)が挙薦文を読み上げた。林瓶(リンピン)は、整然と畳まれた青色の法袍と一枚の玉牌を受け取った。玉牌は青白色で、表面には「外」の字が刻まれ、裏には「林瓶」とある。


——これで、彼は外門弟子になった。


控えの間を出ると、小蔡が一番に飛んできた。彼は林瓶の肩を叩き、目を細めて笑った。「やるじゃねえか! まさか昇格するとはな!」周安も微笑み、蘇晴は廊下の柱に寄りかかって茶を啜りながら、「霊目術は役に立つだろう? 今度丹霞峰に来い。固本培元の丹を拵えてやる」と言った。


林瓶は自分が新しく清潔な服を着ていることに、まだ少し慣れていなかった。


――


外門弟子としての初めての正式な用務は、丹霞峰での配置薬の受取だった。


丹器長老顧青煙たんきちょうろうグー・チンイエンは案の前に座っていた。彼女は手に古びた玉を握っていた。窓の外を見ていた。林瓶が入ってきても、彼女は慌てなかった。静かに玉を袖の中に仕舞い、顔を上げた。その表情は相変わらず冷たかった。


林瓶が用件を告げている間、彼の霊目が無意識に彼女の袖口を捉えた。袖口から黒ずんだ紐の先端が見えている。そしてその玉から、かすかに熱を帯びた霊力が感じられた。しかし彼は、丹霞峰には炉火が多いのだから霊力が熱を帯びるのも不思議ではないと考え、それ以上深くは詮索しなかった。


――


その日の午後、林瓶は蔵経楼に足を運んだ。


雑役だった頃は、ここで本を運ぶだけだった。本棚の前に長居すれば、陸青に睨まれた。今は青色の法袍を着て入れば、誰も止めない。


彼は壁に掲げられた功法の分類を示す木牌を見上げた。


太乙宗の功法は五行に分類される。金・木・水・火・土。どの内功を修めるかで使える技が決まる。土系の内功は土系の招式と軽功しか発動できない。内功には品位と等級がある。品位は入門・中階・高階・絶学。絶学級の功法と入門級の功法の差は木刀と鉄剣の差ほどもある。等級は熟練度。五級が最高だ。


彼が手に取った一冊の薄い冊子——『霊気概説』——に、一つの特記事項が記されていた。


霊力功法と呼ばれる特殊な内功は、五行の制約を受けない。任意の種類の招式を発動できる。さらに修得すると、招式の熟練度に自動的にボーナスが加わる。入門級なら+1。中階級なら+2。絶学級なら——+5。


しかし霊力功法には条件がある。通霊体質でなければ修煉できない。


彼にはその体質がある。彼は『霊引訣概要』を引き出し、隅で試してみた。目を閉じ、心を無にし、体内の霊気の流れを感じ取ろうとする。


何も感じなかった。


彼は何度も試した。座位を変え、呼吸を調整し、時間を変えた。しかし結果は同じだった。身体の中はまるで石のように静かだった。


悟性が零。言葉の通りだった。一流の料理のレシピと道具が揃っていても、火が点けられなければ——料理はできない。


彼は書物を元の場所に戻し、楼を出た。秋の日差しが蔵経楼の軒先に差し込んでいる。一瞬、二階へ通じる木の扉が見えた。扉には鉄の錠が下がっている。——あの雑書の山は、あの『苔痕録』は、あの向こうにある。


――


その数日後。林瓶が練功場の片隅で薬草の本を読んでいると、数人の外門弟子が近づいてきた。


「お前が、雑役上がりの新入りか。」


先頭の大柄な男——王茂という名前だと、あとで知った——が、これ見よがしな声で言った。「悟性が零なんだってな? 雑役上がりは違うな。内功を一つも覚えずに、外門弟子になれるんだから。」


林瓶は本を閉じた。


王茂が手を伸ばした——彼の胸を押すために。


その手首が林瓶の胸に触れる直前——林瓶の右手が外側からその手首を捉えた。左手が肘の外側を押さえる。二方向からの回旋。王茂の前腕が背中側へ捻られ、肘関節がアームバーの体勢でロックされる。


二番目の男が横から来た。彼は腰を抱えようとした——最簡単なタックルだ。林瓶は体を沈め、重心を後ろに移し、相手の腕の内側から抱えを崩した。相手の首を腕で絡め、自分の体重を後方に預ける。相手は顔から地面に叩きつけられた。林瓶は倒れた相手の上に体を預け、側面抑込で腰をロックした。


三番目の男は木剣を抜いた。彼は一歩退がり、袈裟懸けに斬り下ろした。林瓶は後退せず、前に踏み込んだ。木剣の間合いの内側に潜り込んだ。左手で剣を持った手首を受け流し、右手を相手の腋の下に通し、自分の左前腕を掴む。肘関節が逆方向に極められ、木剣がからりと地面に落ちた。


——十五息。三人が、倒れた。


練功場が静まり返った。


林瓶は立ち上がり、落ちていた薬草の本を拾い、埃をはたいた。その視線の先、練功場の片隅の廊下に一人の人影が立っていた。月白色の長袍。腕を組んで。静かにこちらを見ていた。


——宋明遠。


林瓶は二度見しなかった。そのまま歩き去った。


――


外門弟子になった翌日。外門食堂で、林瓶はまた声をかけられた。


「霊目術で昇格したっていう元雑役か。」


今度は伝功長老の門下の弟子——王茂の仲間だ。わざと声を大きくして言う。「悟性が零でも外門になれるなら、俺が苦労して修練してきた意味って何だ?」


林瓶は芋を口に入れ、噛んだ。


相手が腕を伸ばし、湯椀への道を塞いだ。


そのとき——


「王茂。食堂の入り口で何をしている。お前の名前を記録したいのか?」


食堂全体が静かになった。


柳絮(リウ・シュー)が食堂の入り口に立っていた。肩には黒地に赤い縁の羽織。手には当直簿。彼女の視線は怒りも苛立ちもなく、ただ王茂に向けられていた。


王茂は口元を引き攣らせ、手を引いた。「柳師姐。新入りの後輩に挨拶してただけですよ。」


「挨拶は終わったか。」


「終わりました、終わりました。」


王茂は退がり、足早に自分の席へ戻った。


柳絮は林瓶の方を見なかった。当直簿を捲り、食堂内を一瞥し、何事もなかったかのように外へ出ていった。


林瓶は湯を啜りながら考えた。今のは偶然ではない。柳絮はわざわざ来た。あの一言は王茂に、そして食堂にいる全員に向けられたものだ。「この新入りの外門弟子は自分が見ている」という表明だ。


――


外門に移って数日が経つと、林瓶は気づいた。外門には派閥がある。伝功長老を支持する者たち。隠然と執法に近い者たち。そしてどちらにもつかない者たち。


宋明遠は時折外門の区域に現れ、温和な笑顔で何人かの弟子と言葉を交わし、肩を叩き、功法の進み具合を訊ねる。その声は穏やかで態度は紳士的だ。しかし彼が去った後、声をかけられた者たちは集まって何事かを囁き合う。彼は抱き込んでいるのだ。静かに、しかし確実に。


一方、秦岳を中心とする執法の弟子たちは伝功派と正面から争わない。しかし彼らの態度は明確だ。伝功派を支持しないという姿勢だ。


そして宗主は動かない。


林瓶は寮に戻り、硬い板の寝台に横たわった。窓の外から月明かりが差し込み、壁の上をゆっくりと移動していく。同室の張遠はもう眠っていた。


水面は静かだ。だが底では流れが動いている。


――


数日後、林瓶は丹霞峰に霊木炭を届けた。蘇晴が薬材を検分しながら、何でもなく言った。


「そういえば、化霊丹の使用量が増えたんだ。先月から半月も早く、『もうない』って催促が来た。」


林瓶の手が止まった。


「あと、玄祈使、最近状態がよくないらしいよ。ほとんど食事を取らないんだって。」蘇晴は乾薬を一枚、不合格の山に放った。「まだ十八歳だっていうのにね。山の上に一人で閉じ込められて、話し相手もいない。そりゃあきついだろうな。」


十八歳。


林瓶はその数字を胸の奥で繰り返した。彼女の名前は玄霜だ。十八歳。薬を飲み、飯を食わず、誰とも話さない。


彼は丹霞峰を後にするとき、控えの間の椅子の背に掛かった古い玉を目にした。玉は擦り減り、縁が丸くなっている。表面には半輪の花の紋様が刻まれていた。完全な花ではなく、何かで真ん中から切り離されたような半分だけの花。


彼はその印象を胸に、丹霞峰を出た。


寮に戻り、窓の外の暗がりを見つめながら、今日の情報を整理した。


化霊丹の消耗が増えた。玄霜は十八歳で食べない。あの半輪の花の玉、どこかで。


彼は答えを出せなかった。


しかしこれらの断片はどこかで、必ずつながるはずだ。

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