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第3部 流浪のヨーロッパ編 VOL36「悪夢のハプニング回想」 (2004年)

ー流浪のヨーロッパ編VOL36ー

「悪夢のハプニング回想」 

ナポリ  2004年11月


ー前回からの続きー


、、、、、悪夢のハプニング回想。

ぽわわわああああーーん、、、、、。


’96年に当時のカノジョと

カナダとアメリカに行った。

トロント、ケヴェック、モントリオールと

列車で廻り、空港で今まさに

次の目的地ニューヨークへ向かうために

チェックインカウンターに並んでるところで

パスポートがないのに気付き、

大勢の視線を浴びながらスーツケースを

床にひっくり返して探しても結局なかった

という苦い苦い体験。

ケベックからモントリオールに向かう

列車の中でサブバッグからビデオカメラを

取り出した時に落としてしまったようだ。

当時の赤じゃなく紺色のパスポートは

まったく目立たず、床に落ちてても

見えなかったみたいだ。

(帰国数週間後に鉄道会社から「無効」と

パンチを打ったパスポートが送られてきた)

カノジョに多大な迷惑をかけてしまって

謝りたおす。


カナダ国内での移動はできても

パスポートなしではアメリカへ入ることは

もちろん出来ず、仕方なくもうべつに

何も観たいものはないモントリオールに

さらに留まることになる。

航空券は便を変更できない

タイプだったのでパー。

キビシイ、、、。

警察へ行って遺失届けを出して

(とにかくやる気のないヤツらで

やたら時間がかかった)、

日本大使館へ行ってパスポートの

再発行をしてもらう。

再発行に最低1週間はかかると言われたのに

翌朝ホテルに電話がかかってきて

なぜかもう出来たと言う。

大使館へ取りに行って

「なんでこんなに早いんですか?」

と訊くと昨日のメガネをかけて

無機質な顔をした日本人の男はぼそっと

「、、、、かわいそうですから。」

とだけ答えた。

う〜〜ん、ワケわからん。

それなら最初から「明日できる」って

言ってくれたらいいやんか。

めっちゃ重要なことやのに。

まあもちろん早くてよかったんやけどさ。


エアーカナダには2日間何度電話をかけても

誰も出ず、ほんとにアタマに来る。

いったいどんな航空会社なんや!?

カナディアンエアーで改めて

ニューヨーク行きチケットを購入。

もちろんカノジョのチケット代も俺が払う。

カノジョがすっごく楽しみにしていた

ニューヨーク4泊を2泊に減らしてしまったし、

貴重な海外旅行というのに2日間も

不愉快ないろんな手続きに

付きあわせてしまったから

モントリオールでの2泊の宿代も払う。

ほんとに申し訳ないんで、

遠慮するカノジョにお詫びに4万円相当の

プレゼント(ブレスレット)もする。

パスポート再発行の1万円かそこらより、

他のこと全部足したらすごい大出費だ。

うぐぐぐ。 イ、イタイーーーー!!!


(回想終了。 パニック状態のナポリに戻る)



まさかまたこんなアホな失敗をするとは、、。

他の何かならともかくイチバンなくしたら

ダメなものなのに。

まずチェックインしたばかりの宿で

荷物を調べる。

ない、、、、、、、、。

ホストのオニイサンがさっきチェックアウト

してきた宿に電話してあの感じ悪いホストに

事情を話して、昨夜泊まっていた部屋に

札入れがないか確認してもらうように

頼んでくれる。

1分後、淡い期待は虚しく打ち砕かれ、

オニイサンは受話器を置いて俺に向かって

首を横に振る。

当然あきらめ切れずに自分で探しに

チェックアウトしてきた宿に向かう。

アイツに頭を下げるのはイヤだけど仕方ない。


寝てるところを起こされてうっとおしそうな

相変わらず感じの悪いホストにきちんと謝り、

祈る気持ちで部屋に入る。

頼むぞ。 頼むっ!!!

探してみるけど見つからない。

ああ、やっぱりないのか、、、、、、、、

と思いきやベッドの下の床の一番隅の暗い

見えにくうーいとこに黒い札入れがっ!

あ、あったあああああーーー!!!

他の部屋の眠ってる人を起こさないように

声を殺して

(やったやったやったあ!!!)

と宮本君とガッシリ握手する。

どうやら昨日部屋に戻ってきてジャケットを

ベッドに置いた時に内ポケットから

ポロリと落ちたらしい。

それにしたってなんでこんなうまいこと

ベッドと壁とのほおーんのわずかな隙間に

落ちるんや。

もう、たまらんわほんまにい~~~~~。

床に這いつくばってよおーく見てよかったあ。

ア、アタマがクラクラしたぜえ、まったく。


ふううううう。


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