第3部 流浪のヨーロッパ編 VOL33「恐るべし石畳コーゲキ」 (2004年)
流浪のヨーロッパ編 VOL33ー
「恐るべし石畳コーゲキ」
ナポリ 2004年11月
さらに南へ。 南へ。
ローマから列車でナポリへ。
ナポリ、というかローマより南へ
来たのは初めて。
南部の街は北部のミラノ、ローマ、
フィレンツェなどと雰囲気がだいぶ違うと
聞いていてまえから興味はあった。
駅に到着する少し前に列車の窓から
やたらとハデな陽光にピカピカ輝く
でかいビルがいくつも見えてきて驚く。
んんんんんんん???
イタリアにこんな高いビルがあるのかあ???
それも南部の方が生活水準が低いと
聞いていたのになんでえ???
ほんとに百聞は一見にしかずである。
駅を出て、どこの街でも変わらない
石畳の道でバッグを載せたカートを
ゴロゴロ引っ張って歩く。
この旅行に来て1週間くらいして宮本君の
すごく重いスーツケースのホイールの
具合いが悪くなったので、彼の荷物を
俺のバッグにできるだけ移して
ホイールへの負担を軽くしたり、
時々交換して引っ張ったりしてたけど、
今度は俺のカートのホイールまで
イカレてしまった。
恐るべしヨーロッパの石畳コーゲキ。
メンドウなことにしょっちゅうホイールが
外れてコロコロコロッと転がっていって
しまうようになった。
「ああっ! またやあーーーっ!」
そのたびに止まって宮本君がホイールを
追いかけて拾ってきてはめ込んでくれる
ということを繰り返す。
人通りの中でそんなことをしている
俺らのことを周りのひとは
おもしろそうに見ている。
べつに関西人やからと体を張って
道行くイタリア人を笑わすつもりは
ないんやけど。
あーもうナンギだあ。
でも修理のしようがない。
それにしてもここナポリの石畳の
ガタガタさは特別にキビシイように感じる。
1キロ歩くのに普通の舗装道路の
3倍は疲れる。
お、重い、、、、、、、、。
なぜか宮本君はハデにキュルキュルキュル!
と鳴くスーツケースを引っ張っていても
ヘイキな顔をしてどんどん歩いていく。
まったく慣れというのはオソロシイ。
スーツケースなどの旅行用バッグを
いっぱい並べて売ってる店を見つけて、
このキョーレツな石畳の街では
旅行者相手にけっこう成功する
ビジネスかもしれないなあと思う。
目当ての宿のすぐ近くの小さい広場
(あとでわかったけど実は駐車場だった)
に来て、そのスサマジイ散らかり方を見て
愕然とする。
な、なんじゃこりゃあ!?
段ボールや紙がゴミ捨て場のように
散乱している。
フリーマーケットでもやってたんかなあ?
それにしてもひどすぎる。
過去の経験からやたらとキタナイとこは
要注意だ!
(さらに小便クサイとこ、閉めてる多くの店の
ドアや門に鉄条網などが設置されてるとこ、
あちこちガラス戸などが割れてるとこ、
ホテルの部屋に2つ、もしくは3つ
カギがついてるとこなどは警戒すべきエリア
と判断する。)
この旅行初のケーカイモード発令か??
(「ヤバい街? それとも庶民の街?」に続く)




