第3部 流浪のヨーロッパ編 VOL32「ヨーロッパでT/Cは役立たずになった」 (2004年)
ー流浪のヨーロッパ編 VOL32ー
「ヨーロッパでT/Cは役立たずになった」
ローマ 2004年11月
ローマでまずアメックス銀行の場所を確認して
トラベラーズチェック(T/C)を
現金化しに行く。
「ふうーー、やあっと現金が手に入ったあ!」
お金はあるというのに使えない。
それは実にもどかしいことであった。
今まで韓国では現金だけを使ったけど、
それ以外はどこの国でも不自由なく
あたりまえのようにT/Cを使ってた。
盗難や紛失に遭った場合に
全額保障してくれる小切手だ。
今回は最初のオーストリアから始まって
ドイツでもここイタリアでもなぜか
ほとんどの店でT/Cを取り扱ってくれなくて
もうほとほと困り果てている。
なんとホテルや大きな駅でさえも
使えないことがほとんどでショックだ。
西ヨーロッパの大部分で通貨をユーロに
統一したことに何か原因があるんやろか?
いつも通り現金はわずかでほとんど
T/Cだけを持ってきた俺は仕方なく
クレジットカードを使ったり、
けっこう現金も持ってきた宮本君に
毎日毎日借りっぱなしで気を遣う。
俺のおかげで彼も現金が少なくなり、
時には2人の小銭をかき集めても10ユーロ
(当時1400円弱)もないことさえあって、
なんだか自分らがすっごくビンボーみたいで
ちょっとミジメに感じてしまう。
仕方なく銀行でT/Cを現金化してもらうと
手数料が6%もかかって、100ユーロ
替えてもらったら約800円が消えた。
昼ゴハンを食べれる金額だ。
いちいち銀行を探して足を運んで手続きする
手間もかかるし、日本でT/Cを
手にするために手数料を払ってるというのに
さらにまた現金化するたびにそんなに手数料を
払わされるなんてすーんごくバカバカしい。
アメックス銀行発行のT/Cなら
アメックス銀行では手数料なしで現金化
してくれる、ということを知って、
街を移るとまず地図で「アメックスチェック」
をするようになったのであった。
1990年の初めての海外旅行
「世界はオモロイ転生のアメリカ編」以来
ずっと使ってきたけど、ヨーロッパではもう
T/Cは役に立たない。
宿のすぐ近くで「ツーリストディナー」
(10ユーロ)と書いてある店を見つけて入る。
若い男のグループ、家族連れ、
おばちゃんグループなどでいっぱいだ。
おおーー、繁盛してるなあ。
活気のある4,5人のウエイターが
忙しそうに動いている。
リーズナブルなのにおいしくて、
ボリュームもあって、店の人らは
すごくフレンドリーで、大当たりだった。
これからいったんローマを出て
ナポリその他を廻って戻ってきた後に
またこの店に来ようと宮本君と決める。




