第3部 流浪のヨーロッパ編 VOL31「ボケジジイ豹変」 (2004年)
ー流浪のヨーロッパ編VOL31-
「ボケジジイ豹変」
グロセット~ローマ 2004年11月
ー前回からの続きー
はあーっ、、、。
まさか歩いてるくらいの渋滞ノロノロ運転で
こんなわけわからんボケジジイに
ぶっつけられるなんて。
考えてみたらケガ人がいるわけでもないし、
車が動かせないほど大破している
わけでもないんだから保険会社と
レンタカー会社に報告するための
お互い必要な情報
(車種、車体の色、車のナンバー、
ドライバーの氏名、現住所、電話番号など)
を交換すればいいわけだ。
ボケジジイとお互いイタリア語と英語と
ジェスチャーでなんとか質問し合って、
車のライトの明かりを頼りにメモを取る。
ガイジンの文字は読みにくいことが
多いから驚かないけど、それにしても
ジイさんに書いてもらった文字や数字は
極めて解読難解で、指差して1つずつ
全部確認する。
英語のワン、ツー、スリーも通じないから
「F? K? チンクエ? ウーノ?、、、」
という感じで、イタリア語の4までしか
数えられない俺にはナンギだ。
ジイさんは家族や保険会社にケータイで
連絡をしているようだ。
こっちの車の状態は全くどうでもいいようで
自分のボロい車のキズを確認しては
天を仰いで何度も嘆いている。
「アンタ」が勝手に一方的に当たってきて、
さらにグイグイ押し込んできたんやろっ!!!
コントか、まったくう。
ほんまにハラ立つわ~。
ピカピカだったプジョーにはドアから
前に向けて50センチほどもキズがついている。
レンタカーとはいえイヤあーな気持ちだ。
宮本君はなんとか電話での報告を終えた。
車を動かせるのならそのまま
レンタカーオフィスへ向かうように
指示されたようだ。
ジイさんはさっきまでフキゲンな顔を
していたのに、保険会社との会話で
無料で修理してもらえてまえより車が
キレイになるとでも考えたのか、別れ際には
ニッコリしてまさかの握手まで求めてくる。
そのあまりの態度の変貌ぶりに、もしかして
何か大事な交渉するべきことをまだしてなくて
このまま別れたら後でなんかナンギなことに
なるのでは?という不安を感じる。
このジジイ、クセモノか??
複雑な気持ちで仕方なく握手に応える。
再出発してまたしても道に迷って、
何度も車を停めて道を尋ねてなあーんとか
ローマのレンタカーオフィスに到着する。
郊外と違い都市部は道が複雑でわかりにくい。
事故状況を英語で書くよう言われて2枚書く。
もおおおおおーーーーーっ!!
クタクタの腹ペコやのにいー。
(保険で修理費は全額出るということを
3回くらい!念を押して確認したのに
帰国後なぜか3、4万円の請求が来た。
納得いかないながら宮本君とワリカン。
ムカツクうううううううう!!
一体なんでやねん!!
まえにニュージーランドでホテル2泊を
キャンセルした時もしっかり確認したのに
帰国後にカード会社から請求が来た。
どおーーも外国でのこういうやりとりは
信用できない!!)
全て手続きを終えてやっと宿探し。
もうフラフラだああああー。
1軒目のユースホステル風の宿は
満員だったけど、そこの親切な女の人が
手配してくれてすぐ近くの安いホテルの
部屋を確保できた。
よかったあ〜。
すぐに決まって。
テルミニ駅のすぐ前という便利な
ロケーションで部屋もきれい。
グーだ。
さあー、とにかくまずはメシメシっ!!




