表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/45

第3部 流浪のヨーロッパ編 VOL30「ボケジジイの襲撃!!」 (2004年)

ー流浪のヨーロッパ編VOL30-

「ボケジジイの襲撃!!」  

グロセット~ローマ 2004年11月


ー前回からの続きー


目的地のレンタカー会社のローマの

オフィスまでもうあと10キロもないという

ところでの合流地点でソレは起こった。

渋滞で歩くほどのスピードから

ブレーキをかけてほぼ停車しかけたところに

左後ろから来ている車がそのままゆーっくりと

ドアの前あたりにぶつかってきた。

ゴンという音と車体の揺れを感じて思わず

「ええっ!!? ウッソやろおおおおお!!」

と叫ぶ。

な、な、な、なあーーーんで

こんなノロノロ運転でぶつかるんやあああ!!

居眠りか? よそ見か? 

ブレーキが故障したのか??

ドライバーを見ると白髪の70才台くらいの

ジイさんだ。

シ、シンキンコウソクかっ??

俺が「下がれ!」と手で合図をしてるのに

なんとジイさんはまだそのまま

前進してくるではないか!

「何すんねん !下がれ! 下がれえーー!」

ゴギゴギゴギギギギいいいいーー!!

車同士がこすれるイヤな音が響く。

「下がれっちゅうてんのにい! 

ジイさんボケてんのかあ??

パニックになってんのか??」

渋滞の列から離れ、路肩に停車する。

320キロのドライブの最後の最後の

あとわずか数キロというとこで

なんでこんな、、、、。

チックショウ。

まったくジンセイはドラマである。


車から降りてきたジイさんにまず

祈るような気持ちで

「英語は話せますか?」

と訊くと

「いんや。」

と軽く答えられる。

向こうも

「イタリア語は?」

と訊いてくるから

「いんや。」

と答えて、

お互い頭を左右に振って溜め息をつく。

あーーーーーーーーーーっ、

5分前から比べて一気に疲れが

3倍になった気がする。

今から一体どうやって会話するねん??

外国での交通事故の対処なんて

どうすればえーんやろ?


えーーと、自動車保険会社に連絡しないと。

それからレンタカー会社にも。

それから、、、、。

ふと宮本君を見るとケータイで話している。

そっか、今回は関空でケータイを

レンタルしてきてたんやったな。

でも英会話ペラペラではない宮本君にも

俺にも特に電話での会話はかなり難しい。

さらに周りの車の騒音などで

聞き取りにくいらしく何度も相手に

訊きなおしたりしている。

悪戦苦闘しながら現在地、事故の状況などを

説明してるようだ。

まったくタクマシイ相棒だぜ。

さあーてと気をとりなおして

俺はジイさんとパントマイム会話だあ。


(「ボケジジイ豹変」に続く)




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ