第3部 流浪のヨーロッパ編 VOL28「信じられへん!! 命懸けの追い越し!!」 (2004年)
ー流浪のヨーロッパ編VOL28ー
「信じられへん!! 命懸けの追い越し!!」
グロセット~ローマ 2004年11月
ー前回からの続きー
前回のひとり旅でローマでスクーターを借りて
100数10キロツーリングした時は
1日で事故現場を3、4回も見た。
この国のニンゲンの運転は
マトモじゃないかもと感じた。
それになぜか右側のドアミラーが付いてない
(あとで取り外したわけじゃなく
最初から付いていない)車をよく見かけて
不思議に思っていた。
帰国して数日後にラジオでたまたま
イタリアでの運転について話していた。
驚いたことに現地でのアンケート調査の
結果によると、なんとドライバーの4割が
右折(日本でいう左折)の時に
巻き込み事故防止のための後方確認をしない、
ということであった。
ドアミラーがないというのは
「必要ない」とでも思っているのだろうか?
それにしてもギモンに思うのはこんなに無謀
(=ヘタクソ?)な運転をしている
ドライバーが多いこのイタリアに
車ではフェラーリ、ランボルギーニ、
バイクではアプリリア、ドゥカッティなどの
世界的に有名ないくつものメーカーがあり、
レースの世界でもトップレベルを争っている
という事実である。
無料でハイスピードで走れる道があり、
(イタリア人の血がそうさせて?)
常に緊張感を持ってひたすら前車との
車間距離をグッと詰めてとにかく
追い越し続けるということが
一般ドライバーの意識にまで深く根付いてる
とすれば、この環境の中で勝ち上がってきた
レーサーのレベルは高くて当然なのか??
ホントにいろんな意味で興味がつきない
フシギな国である。
(ここでドライブ中の現実に戻ろう)
どいつもこいつも見ていてハラハラしてしまう
危険な追い越しをする対向2車線の
ハイウェイ。
追い越し失敗による正面衝突では
時速220~250キロ!!での
激突の衝撃を受けることになる。
そして!
ついに「その瞬間」がやってきた!
前を走っているBMWが強引に追い越しを
しかけたけど、そのタイミングはあまりにも
マズかった。
対向車線から大型トラックが来ている!
それを避けたくてもすぐ横には自分が
今追い越そうとした車がいる。
ブレーキをかけて元の位置にまで
戻っていく時間もない!
宮本君と俺が思わず絶叫する。
「ウっソおー!?
ちょっとちょっとそれはあかんでえー!!」
「うーーわあーー! 無理やってえ!!
アンタ一体どないすんのおお!!?」
め、目の前で正面衝突かあ!?
俺は初めて見た、、、、。
ハイウェイ2車線で
「3台の車がすれ違う」のを。
もし他の2台が無理やり両端に寄って
スペースを空けてくれてなかったら
そのBMWは完全に「終わっていた。」
そんな他人まかせ運まかせの運転を
するなんて信じられない!!!
いつか絶対ぶち当たるで。
映画で見たチキンレースと
大差ないんとちゃうのお??
一体どうなってんのや
この国のドライバーは???
ショックは10分以上続いた、、、、、。




