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第3部 流浪のヨーロッパ編 VOL27「クレイジードライバーの国」 (2004年)

ー流浪のヨーロッパ編VOL27ー

「クレイジードライバーの国」 

グロセット~ローマ 2004年11月


ー前回からの続きー


宮本君から運転を交代する。

彼は俺が勧めたこのドライブ企画を

気に入ってくれるんやろか?

レンタカーを使う提案にそんなに興味を

示さなかった彼だけど

「やっぱり列車やバスと違って、

自分で運転するっていうのもまた

楽しいもんやねえ!」

と言ってくれたのでホッとする。

「それにしてもさあ、レオさんてバイクで

ツーリングする時はめっっちゃトバすのに

さっきはすーごくゆっくり運転するから

意外やったよ。」

と言われる。

だって、、、、

イタリアでの車の運転コワイんだもん。


(お食事中の方ゴメンナサイ)


なぜかさっきから腹具合がビミョーなんで

仕方なく待避所で止めてもらって、

3mほど下った田んぼで野グソ。

キャンプ場でなく林の中でテント生地の

ハンモックを吊って眠るというキャンプを

する時にはフツーのことだけど、

外国では初体験だ。

広おーい田んぼには誰もいない。

うーーん、開放感!

ほんの7、8m後ろを車が100キロ以上で

突っ走っていく。

ペットボトルの水で手をよく洗って

ドライブ再開。


片道1車線ずつになったり、

2車線ずつになったり。

それにしてもここで運転してると

皆後ろからすごく車間を詰めてくる。

ハイウェイでは昼間でもライト点灯が

義務づけられてるからミラーを見ると

走り屋の車にあおられてるような

圧迫感を感じる。

道を譲って追い抜いていくドライバーを見ると

別にイラついてるコワそうな若いニイちゃん

というわけでなくフツーのおっちゃんだったり

おばちゃんだったりする。

これがこの国の運転のあたりまえの

スタイルなんやなあ。

車間を詰めると危険度がぐっと上がることを

わかっていない。


さらにその追い越しの強引さ、

無謀さには閉口してしまう。

片道1車線ずつの道で遅い車に追いついた

数台が一列ダンゴ状態になって、

先頭の1台がタイミングを見て追い越しを

かけるとその後ろの車もそのまた後ろの車も

いっせいに追い越しをかけたりする。

オイオイオイーっ!

けっこう交通量もあるし、大型トラックや

タンクローリーもどんどん走っている。

もし追い越しをかけてる最中に対向車が来て、

元の車線に戻ろうとした時にそのスペースが

なかったら一体どどどおーうするの???

3、4台が連なって一斉に追い越しを

しかけるのを見ると、

ああもう、、、、アイツらほんまに

大丈夫かあ?とすごくハラハラしてしまう。

宮本君もやっぱりイタリア人のクレイジーな

運転ぶりに衝撃を受けているようだ。

目の前で正面衝突の大事故なんて

目撃したくない。

ほんとにエライ国でドライブしてしまったかも

といまさらながら不安になってくる。

自分がいくら気をつけて運転していても

まわりのドライバーが皆こんなに

イカレてるのだ。

日本での運転より事故を起こす確率が

数倍も高い気がする。

そして実際この後ブッ飛んだ光景を

まのあたりにすることになるのであった!!


(「信じられへん!! 命懸けの追い越し!!」に続く)

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