第3部 流浪のヨーロッパ編 VOL25「線路は続くよ船の中へ??」 (2004年)
ー流浪のヨーロッパ編 VOL25ー
「線路は続くよ船の中へ??」
グロセット~ローマ 2004年11月
ドライブ2日目ー。 ローマへ向かう。
出発地フィレンツェからローマまで
約320キロ。
まっすぐ行けばもうあと残りは
130キロくらいだろうか。
ここからもう2時間もかからないだろう。
でもせっかく明日の昼まで使っていい
レンタカーだし、ゆっくり楽しみたい。
夕方に着くように寄り道、
廻り道をしながらのんびり行こう。
しばらく走って地図に港のマークがあるんで
寄ってみる。
ここにはポルトガルやギリシャ?など
外国からの船もやってくるようだ。
何語かわからないことばを話している
船員らに混じって昼ゴハンを食べる。
歩き廻っても観光地でもない
こんなただの港にはアジア人はもちろん
俺ら以外に観光客など1人もいない。
特に何かをするわけでなくても
ただこういう空間で過ごすという経験も
俺にはシゲキテキで貴重な時間なのだ。
港を歩いていると路面に敷いてある線路を
15両くらい?の長あーい車両が重そうに
歩くほどの速度で走ってくる。
先頭と最後尾の車両の上に煙突?が
付いているから石炭のエンジン?で
こんなにたくさんの車両を引っ張ったり、
押したりしているのかな。
でもやっぱりかなり重くて無理があるようで
先頭の車両の車輪が空回りして
進まなくなってしまった。
キシュシュシュシュッ!
いくらトライしてもダメだ。
俺らのようにとおせんぼをされてしまった
通行人や車が事の成り行きを見守っている。
うーーん、一体この事態を
どうするんやろう??
すると今度はなんとか逆方向に
ゆっくりと動き出す。
そっちの方を見るとなんとこの線路は
停泊している大きな「船の中へと」
続いてるではないか!
ま、ま、まさかあの船はこの車両全部を
積み込んで海を渡ってきたのかあ!!???
そんなことって聞いたこともない!!!
しばらくすると長い車両の列は止まって、
また元の方向にゆっくりと進み出す。
さて今度はダイジョーブなのか?
さっきと同じように今にも
止まりそうになるのを先頭車両が
必死に引っ張っているように見えて
思わず宮本君と一緒に大声で応援してしまう。
「GO! GO! GOーー!
、、、、よっしゃ! やったやったあ!!」
止まってしまいそうになるのを
なあーんとか持ちこたえて速度が
上がっていくのを見てホッとする。
なんかすごいショーを観てるようで
コーフンしてしまった。
ふひいーっ。
俺らなんかよりも、顔も見えないけど列車の
車掌らはめっっっちゃホッとしているはず。
行き当たりばったりに見知らぬ港に
立ち寄ってみたらもう二度と見ることが
ないであろう珍しい光景に
出くわしたのであった。
それにしてももし、ほんっとにギリギリ
やったけど、どうしてもあのまま進めない
となっていたらどう対処したんやろか???
まさかみんなで押す?
イヤイヤイヤ、、、、。




