東京拘置所にて見た光景
先日、偶然とあるドラマを観ていたら、なんとも面白いシーンを目にしました。そこで、友人から聞いた話を思い出してしまったのです。なんとも興味深い話であったため、皆さんにも知っていただこうと思った次第です。
なお、ここから語る話は、全て友人から聞かされたものです。したがって、細部は事実と違っている可能性はあります。しかし、私は聞いたままを書いております。
友人のスミス(仮名)は、罪を犯して逮捕され東京拘置所へと送られました。
以前にも書きましたが、東京拘置所では、入る前に様々な手続きや「儀式」があります。荷物のチェックや質疑応答、さらには検身があります。この時、全裸にされ肛門までチェックされたとか。まだ被告の段階の人間にそこまでするか、とは思いますが……この問題は後でまた触れますので、ここまでにしておきます。
この質疑応答の時、「自分は水虫があります」と申告すれば、ほぼ確実に独居行きが決まるようです。スミスは独居に行きたかったので、「水虫があります」と言って独居房送りになりました。
ちなみに、東京拘置所の雑居房はいろいろと面倒なルールがあるらしいです。また、金を持っていないと肩身が狭いとか。万一、逮捕され拘置所に行く場合、そういうのが嫌な方は独居に行った方がいいかもしれません。ただ、スマホ無しでひとりで過ごせる自信のある人は……ですがね。
さて、スミスは独居房へと入りました。新三舎という場所の、三階だか四階だかにいたそうです。
この独居房ですが、映画やドラマなどで描かれているように、向かい側に部屋はなく、壁と窓だったそうです。また、入浴の際には階の端に入浴場があり、パンツだけ履いた姿で(タオルと石鹸は持っています)歩いて入浴場まで行き、そこで職員に見守られつつ風呂に入っていたそうです。
当然、同じ階には他にも被告がいます。うちひとりは、ニューハーフだったそうなのです。言うまでもなく、そこは男性被告のみが集められている場所なのです。
顔は……スミスいわく「化粧すれば綺麗だったのかもしれないが、俺の目には普通の兄ちゃんにしか見えなかった」とのことでした。部屋が近かったため、たまに職員と話す声などが聞こえてきたそうです。
一度などは「ちょっと待ちなさいよ!」などと若い職員を怒鳴りつけていたそうです。いったい何をやったのかは不明ですが、拘置所の職員を怒鳴りつけるなんて私にはできません。やはり、ニューハーフの人たちは根性がありますね。
そのニューハーフが、風呂場に行く時はどうしていたのかと言うと……上にコートを羽織っていたそうです。その姿で、他の被告たちのいる部屋の前を通り風呂場に行かなくてはならないそうです。さぞかし不快だったでしょうね。
このニューハーフさん、先ほど触れた全裸で肛門までチェックされる「儀式」も終えたのでしょうか。となると、チェックした職員は男性だったのか、女性だったのか……いずれにしても、このシステムはもう廃止してもいいと思うのですがね。被告の段階の人間に対して、あまりにも非人道的な仕打ちではないでしょうか。
ここからは余談ですが……私は、刑務所を出た友人たちから様々な話を聞きました。場所によって細かいルールは異なりますが、共通する点はいくつかありました。そのひとつが「女性刑務官が男性の受刑者と接することはない。これは拘置所も同じ」というものです。
まあ、よくよく考えてみたら当然なんですよね。性犯罪者なんて、理性のブレーキが壊れているような連中です。女性刑務官は強くて、男性の被告が向かってきても取り押さえられるかもしれません。しかし、それ以前の問題として、性犯罪により起訴されている男性と女性刑務官を一対一という状況に置く……飢えた犬の前に肉をぶら下げるがごとき行為ですよね。
仮に襲われはしなくとも、互いにとって嫌な状態であるのは間違いありません。
これは、誰が考えても「やめた方がいいだろ」となります。したがって、日本において女性刑務官が男性受刑者を連行するという状況はありません。ただ、フィクションなら有りとは思いますし、否定するつもりもありません。




