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異世界転移物語〜傍若無人なおっさんの成り上がり〜  作者: ゴディバン
第三章 組織と収入
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45話 再編成

 豊富な資金を手に入れ、店舗を買い取ることにしたが鍋や回復薬などの一般商品がそんなに売れるとは考えにくい。この世界に無い物を作り、販売したいのだが思いつかない。


 石鹸はある。調味料もある。紙もある。機械機工もそれなりにある。

 俺の知識ではとても無理だ。

 広告にキャンペーンなどを告知して販売機会を増やすぐらいか。


 ん?そういえば広告って出せるのか?どこに?媒体は?

 新聞や雑誌など見たことがないな。

 印刷物は見たことがある。活版印刷か版画などと思う。


 駄目だ。考えがまとまらない。

 こんな状況で店舗を買い取っても失敗するか…

 人手も軍事方面しか配置していない。収益部隊を増やすことが先だな。


 アルカにドワーフの事を聞いてみるか。

 彼らが仲間になれば作れるものも増えるだろう。


 「アルカ、ドワーフ仲間の居場所って知ってるか?」


 「ごめん、知らない。人間の鍛冶仲間なら多少は知っているけど。」


 「そっか。その鍛冶仲間から協力を得られるか?」


 「わかんない。聞いてみるよ。」


 人間の鍛冶仲間の協力を得られるだけでも助かる。アルカ一人で武具を作るのには限界がある。他にも作って欲しい物があるしな…


 隠密部隊から男爵の裏帳簿の隠し場所を発見したと連絡があった。

 俺は今はまだ盗み出さず、監視を継続するように指示をする。

 今はまだ早い。感づかれて横領の証拠隠滅や不正の対策をされると困るからだ。

 タイミングが来れば物的証拠として利用する。


 そして、探索のジャギ隊から南部の森に小型の未踏破と思われるダンジョンを発見したと連絡が入った。


 「モヒカン、ダンジョンはどんな感じなんだ?」


 「へい、ダンジョンは入り口は小さく規模は大きくないと思いやす。」


 「生息魔物の状況は?」


 「そんなに強くありません。」


 「ジャギ隊は戦闘部隊と共にダンジョンへ行って魔石を集めてこい」


 「へい。」


 今は付与術師が居ないので魔道具は作れない。だが準備は進めておく。


 俺はエボルに付与術師を探すように命じた。シロと両翼のリナには、馬車で山岳地帯に行って金鉱石を採取するように指示をだす。金鉱石は中心人物にしか任せられない。情報が洩れると一気に採掘者が殺到してしまう。


 俺は商業ギルドに行って、売りに出されている店舗を調べる。

 通りに面した販売機会が多い店を希望した。

 何店舗か候補があった。現地確認のみをして購入は保留にした。


 それから数日が経過した時のこと、帝国の潜伏員から連絡が入った。

 現在の帝国は不景気で民が他国へ流出しているとのこと。

 噂では侵略戦争の準備をしている可能性がある。との内容だった。


 「エボルはいるか?」


 「はい。こちらに。」


 「帝国に行って人材を集めてきてくれ。人選は任す。資金はこれを持っていけ。手段、種族は問わん。頼んだぞ。」


 「承知しました。」


 人材が流出しているなら、容易に引き込めるはずだ。俺は人材調達の結果を待たずに店舗購入を決めた。


 借地権、建物費、職人ギルドでの改装費。

 全て合わせて、金貨1000枚の費用が掛かった。

 店舗は木造3階建て、大きめな物件だった。

 ・1階が売場と工房になる。

 ・2階が倉庫と事務所。

 ・3階が10人は住める居住スペースだ。


 ここで集めた魔石を使い、魔道具の開発と販売を行う。魔道具専門店だ。開発情報と商品を守るため、戦闘部隊を護衛として住み込ませる予定だ。


 馬車が1台しか無いので増車が必要だと思い、購入を検討する。

 そして馬車屋で店主と話をした。


 「邪魔するぞ、前と同じような馬車はあるか?」


 「いらっしゃいませ。馬車のご購入ですね。」


 「前と同じ馬車は在庫が2台ございます。貴族様が3台売却されましたので。」


 「前と同じ価格か?」


 「はい。1台金貨600枚となります。」


 「じゃあ、2台とも頂こうか。」


 「はい。ありがとうございます。前の店舗に納車で宜しいでしょうか?」


 「いや、このまま屋敷の方へ納車してくれ。」


 「かしこまりました。」


 俺は馬車を2台も購入した。拠点があるし、厩舎も大きく作っている。両翼の二人とジャギ隊が御者を出来る。俺も練習…は…そのうちする。1台は鉱石採掘に使おう。1台は俺専用にする。もう一台は状況に応じて使う。


 これで移動時間が短縮し効率が上がるだろう。


 次に俺は冒険者ギルドの依頼を最近していないのを思い出す。久しぶりに1人でギルドへ行き、クエストボードを確認する。


 「D級依頼の王城への道に盗賊が出没か…」


 俺は冒険者証をカウンターに提出せず、依頼内容のみを確認をした。馬車で両翼のレナと盗賊出没している場所に確認へ向かった。ふと、エルフの仲間かもしれないと思ったからだ。違うなら、そのまま倒してしまえばいい。エルフの仲間なら、話をして組織に引き込もうと思った。


 盗賊に目を付けられやすいように、ダミーの荷物を屋根に積載する。ハグルの街を出発して、王城までの中間地点に差し掛かった時、盗賊は現れた。


妹「テセウス様、前方に複数の人が道を塞いでおります。」


 俺は【周囲探索】を念じて付近の反応数を調べる。

 前方に5人、森に5人か。

 そして馬車が前方の集団に近づいた時、1人の男が話し掛けてきた。


 「悪いが半分で構わない。荷物を置いて行ってくれないか?」


 その男は予想通りエルフだった。残りは成人男性4人だった。


 「お前はエボルの仲間か?」


 俺は単刀直入に質問をした。


 「なぜ彼を知っている。彼に何かをしたのか?」


 「いや、俺は彼らの面倒を見ている。お前と同じ盗賊の真似事をしていたのでな。俺が力の差を見せ、彼らが降伏したんだ。」


 「#多くの火よ硬質の熱となり回り飛べ:………


 目前頭上に超高速回転した金属棒(オリハルコン ビット)が100本出現する。

 回転ノイズが"キュィーン"と大量に鳴り響き

 金属棒(オリハルコン ビット)が空中に浮かんでいる。


 俺は一時中断したまま、彼らを見た。


 「わ、わかった私達も降伏する。」


 俺は魔法を霧散させ、交渉を進める。


 「まず、森に潜んでいる5人を呼べ。」


 森から成人女性が5人出てきた。今回は全員が成人だった。


 「お前たちは冒険者ギルドに討伐依頼が出ている。これは既に盗賊行為を行っていると言う事だ。このままだと、王国法に基づき全員が処刑される。」


 「ああ…そうだろうな…私達男は構わない。覚悟の上だ。だか、女性たちは略奪に参加していない。何とか助けられないか?」


 「何とかなるかもしれない、が、条件がある。俺の配下として全員服従すること。そして組織のために働け。それが条件だ。」


 「わかった。全員、忠誠を誓い従おう。」


 リーダーは"オンジュ"と言う名前だった。彼らに偽装討伐の方法を説明した。倒したと報告をすると冒険者証の記録で判明するかもしれない。なので、魔物に喰われて死んだ事になってもらう。証拠として魔物の唾液などを付着させた血付き衣服を提出すれば目撃証言の外見と一致するだろう。


 男性5人の上着を脱がせ、自身の血を付着させる。そして俺が森に入り、【周囲探査】を念じて魔物を探す。しばらく探査を念じて魔物を探していると1匹の反応を見つけた。


 「この先に魔物がいる。擬装用に使えるか見てくる。」


 その魔物を確認するため近付くとキメラだった。


 「おい、全員退却しろ!キメラだ!俺は迎え撃つ。お前らは邪魔だ。」


 キメラは悍ましい臭気と威圧を放っていた。コイツに理性は感じられなかった。ただ本能のままに暴れている。俺はビット魔法を放ちキメラを攻撃する。


 圧勝だった。やはりこの魔法はチートだ。


 彼らを呼び寄せ、血を付着させた上着を牙で破きながら唾液とキメラの血液などを付着させる。俺はキメラが気になったのでバラバラになった死体を魔道具袋に収納した。


 彼らも街に入るための身分証は持っていた。俺は女性1名を御者席に乗せ、残りは車内に乗せた。窮屈になったがギリギリ乗れた。


 俺だけ冒険者ギルドで降りて、他はレナと拠点へ戻るように指示をした。


 カウンターに行って、今回の内容を職員へ伝える。


 「ちょっといいか?報告がある。」


 「はい。どうぞ。」


 「王城に向かう道中で盗賊と遭遇した。撃退している途中で逃げられ、そいつらは魔物に喰われた。俺はその魔物を倒して盗賊が死んだ証明となる衣服を持ってきた。」


 「えっと、このD級依頼の盗賊退治ですね。依頼受託手続きはされていないようですが。」


 「ああ、偶然に盗賊から襲撃されたのでな。だから、その報告と魔物の提出をしようとギルドに来たんだ。」


 「では、裏の倉庫で魔物の提出をお願いします。」


 俺はギルド職員と倉庫に行き、衣類とキメラを魔道具袋から出した。


 「こ、これはB級討伐のキメラですね…」


 「ああ、そうだと思う。盗賊の逃げた先にコイツが居て喰われた。キメラは魔法でバラバラになったから死体の一部を持って帰ってきた。」


 「承知しました。D級盗賊に対する報酬は出ませんがB級キメラの報酬と特別実績を記録致します。」


 今回の報告は実績記録のみとなる。B級キメラの討伐は難航しているらしい。D級の盗賊討伐は完了として依頼が取り下げられた。これで先ほどのエルフ達も少しは安心できるだろう。


 俺は冒険者ギルドから拠点に戻り、先ほどのエルフ一味と話をする。彼らは拠点でパナと会い、互いに喜び合っている。エボルは帝国へ人材調達に行ってるため、不在だ。


 今回、加わった一部メンバーの中に家族がいるとの事だった。彼らに泣きながら感謝され、この御恩は一生涯をかけて返しますと言ってきた。


 今回加わったメンバーにも裏の部隊として活動するように命令する。

 彼らは死んだことになっている。それを理解し、特に異論は無かった。


 現在の組織構成は以下の通りとなっている。


 組織名:"ニホン"

 組織長:テセウス

 副長 :シロ、アルカ

 補佐 :リナ、レナ


 探索隊:

  ジャギ隊4名

  (リーダー:モヒカン)


 裏部隊

  隊長:エボル

  補佐:パナ

  工作隊4名 戦闘部隊4名 潜伏員1名

  隠密隊4名 狙撃部隊4名


 非正規隊

  猫少年5名(訓練中)


 収益隊

  ルカ(錬金術師)


 教練隊

  ラミ(ジャバウォック)


この組織に、今回の10名を配置して再編成をする。

──────────────────

 組織名:"ニホン"

 組織長:テセウス

 副長 :シロ、アルカ

 補佐 :リナ、レナ

 探索部:

  ジャギ隊4名

  (リーダー:モヒカン)

 裏軍団

  団長:エボル

  副長:オンジュ

  補佐:パナ

  第1小隊4名 第2小隊4名(new) 狙撃隊4名

  工作隊4名 

  隠密隊4名 諜報隊1名(活動中) 

 養育部

  猫少年5名(訓練中)

 収益部

  研究製作係:ルカ(錬金術師) 補佐2名(new)

  販売員2名(new) 庶務係1名(new)

  <店舗>

   アルカ武具道具店 ニホン魔道具店

 教練部

  戦闘:ラミ(ジャバウォック)

  座学:パナ(兼任)


オンジュを副長に、成人男性4名を第2小隊に配置

残りの成人女性を販売員、庶務、補佐に配置した。



自己資金:金貨4300枚(4億3千万G)端数省略

構成員:46名+1匹


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■□■□異世界転移で魔王になったよ。~極悪非道な物語~□■□■
サブのこちらも良ければお読みください。
こちらは軽いテンポと設定で進みます。
徐々に本作とサブが関連します。
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