表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移物語〜傍若無人なおっさんの成り上がり〜  作者: ゴディバン
第三章 組織と収入
44/72

44話 組織始動

 アルカの完成させた装備をメンバーに配布する。


 ・ミスリル製の片手剣

 ・ミスリル製のハーフメイル

 ・ミスリル製のバックラー


 購入すると相当高額になる装備だった。工作隊が製作の合間にミスリルの鉃と弓を作っていた。エルフは弓を好む。鉃をミスリルにすれば攻撃力は飛躍的に上昇するだろう。


 装備は同型同材で統一している。これで紋章などあれば兵団として通用するだろう。非正規隊の訓練も完全では無いが実戦レベルにまで完了したらしい。


 俺は隠密隊にサムス男爵の周囲を調査して弱みを見つけるように指示を出す。潜伏員には隣の帝国に潜んで情報を収拾するように伝え、危険を察知すれば自己判断で撤退を行うように厳命した。工作隊と狙撃隊には隠密隊のフォローをするようにさせた。


 俺はB級冒険者になり、サムス男爵の弱みを握りクラン許可を出させる。

 そして、クラン設立で対外的に認可を得た組織となる。

 これが現在の目的である。


 ジャギ隊と戦闘部隊は日帰りで素材の探索を引き続き行わせた。


 エボルにはアルカの店を武具・道具屋に変更するための工事を職人ギルドへ依頼するように指示をした。


 ラミとルカには猫少年の看病をさせる。


 俺とシロとアルカ、そして両翼は山岳地域へ新たに採掘へ向かった。


 「テセウス、馬車だと快適だね」


 「ああ、そうだな〜」


 『主殿、山岳地域に鉱石はまだあるのでしょうか?』


 「いや、知らん。何となく向かっただけだ」


 両翼二人ともは御者席に座っている。


 「この3人が集まるのも久し振りな感じがするね。」


 「そうだな。アルカは頑張ってたもんな」


 「テセウスは女の子を集めるのに忙しかったもんね」


 「え、何が?仲間を集めてたんだが…」


 「ふーーん。」


 俺のアルカが毒を吐くようになった。大変だ解毒剤が必要だ…。


 「お、怒ったアルカも可愛いな」


 「もう、そんなこと言っても誤魔化されないからね」


 ニマニマしながらアルカは答えた。大丈夫だろうかこの子は…。

 まさにチョロインの名に恥じぬキャラだった。


 山岳地帯に到着し5名で元キラーアントの巣に向かう。山麓を進み岩石地帯まで来る。【周囲探査】を念じ生物反応を調べる。やはり、反応は一つもない。

 崖壁まで到着した俺は、再び【周囲探査】をするが生物反応は無かった。


 「キラーアントは全滅しているな。この周囲は一切の生物反応が無い。崖壁を手分けして調べ鉱石を採掘するか」


妹「テセウス様、オレンジ色の石を見つけたのですがこれは使えますか?」


 「どれ。ああ、これって。アルカ?これって銅鉱石か」


 「ちょっと見せて。ふんふんふん…」


 (小動物みたいだな)


 「うん。これは銅鉱石だね。」


 「そうか。わかった。レナはこの鉱石を集めてくれ。」


妹「はい。」


 『主殿、これなのですが…こ、この金色の石は、き、金でしょうか?』


 「うわっ! こ、これは… アルカ!! これは金やんな!?」


 「え!? 見せて見せて。あ…こ、これはね…黄鉱石と言って、あの、観賞用の石なの…」

 

 「これが観賞用の石、金じゃないのか??じゃあ使い道は無いのか?」


 「う、うん…」


姉「このキラキラした物が僅かに入ってる綺麗な石も観賞用なのですね。」


 「そうだな」


 「一応、見せて ふんふんふん…」


 (ほんと小動物みたいで可愛いな)


 「きゃあああああああああああああ」


 「どうした!! アルカ!! 大丈夫か!?」


 「あが あが あが」


 「おい! アルカ! しっかりしろ!!」


 「き、き、き、き」


 「き? アルカ大丈夫か!?」


 「金よぉぉぉぉぉぉ」


 「「『えええぇぇぇ』」」


 「お前ら、さ、探せぇぇぇぇ」


 俺達は食事も取らず、日暮れまで一心不乱に金鉱石を採った。

 その日は、崖壁でテントを張り野営をした。俺はアルカとテントに入る。


 「俺が先に水浴びするぞ」


 今日は、たくさん汗を搔いたのでサッパリした。


 「じゃあ、私も水浴びするね」


 「駄目だ。ちょっとコッチに来い」


 「え!? だって…汗をたくさん…」


 「来い」


 「…うん。」


 俺はアルカに抱き着き香りを堪能する。


  クンクン クンクン


 「ちょっと… 恥ずかしいよ…」


 「アルカ、俯せになるんだ」


 「…うん」


 アルカがベッドに俯せに寝転ぶ。


 「ふむ。可愛い桃があるな」


  ギュッ ズリ… スルッ…


 「ふむ。桃が剥けて白い桃になったな」


  むにぃ…


 「見ないで… 灯りを消して…」


  パラ… パラ…

 

 「せ…責任…とってね」


  パラパラ… パラパラ…

  

 「ああ、大丈夫だ。今夜、お前を食べる」


  パラパラ… ゴン… 


 「うん…」


 「綺麗だ。アルカ」

  

 「本当?こんなおばさんでもいい?」

 

 『落石です!! 退避を!!』


  ゴゴゴゴ!!!


 「マジかぁぁぁぁ!」


 崖壁から大量の落石があり、俺達はテントから一時避難した。幸い、ケガ人は無く、テントも無事に回収をした。少し離れた場所にテントを張りなおして俺達は明日を迎えたのだった。


 「ま、またアルカとの契りが…」


 「街に帰ったらゆっくりとね。今日も金鉱石を探しましょ。」


 『主殿、昨夜の落石で辺り一面がキラキラしてます。』


 「お前ら、ひ、拾えぇぇぇぇ」


 その後、もう2日野営して鉱石を拾い街に帰った。




 拠点に戻り、アルカに銅と金の精錬を依頼して数日が経過した。

 各隊から報告も受ける。


 隠密隊からは、サムス男爵に関する情報が伝えられた。近隣の村へ課税している額を不当に高くして、王国に納めず横領している可能性あり。引き続き、調査を続行して証拠を確保する。との事だった。


 これは大きな交渉材料になるかもしれない。獣人村長が納税の事を詳しく話していたのを思い出した。ただ、それだけでは足りない。横領している証拠が必要だ。隠密隊の続報を待つことにする。


 エボルからはアルカ防具店の改装が終わり、防具・道具店として再開が可能との事だった。この店は錬金術師のルカに任せ、アイテムを作成して販売を行い、収益を上げてもらう。


 ジャギ隊と戦闘部隊は探索で少し成果を出している。

 薬草と魔力草、毒草、魔物素材などが入手出来たらしい。

 素材はギルドへ売却せず、ルカの調合用として店舗に運び込むことにした。


 猫少年の体調は回復した。

 ラミに彼らの戦闘訓練をさせ、パナには座学をさせて育てることにする。


 精錬した銅は、鍋や道具を作るための材料として拠点工房に確保している。


 そして、大量の金鉱石の精錬も終わっている…


 その量は100,000gつまり。100kgもあった。

 王国換算で500,000,000G そうだ、5億G。金貨5000枚を手に入れたのだ。


 少し余談になるのだが、金貨1枚は20gで含有率が0.95と言われているらしい。

 小金貨は1枚が4gで含有率0.47の合金となっている。

 金1gに対して5,000Gの固定相場で、銀との交換比率は金1:銀12だそうだ。


そもそも金なので、この程度の量を売却しても市場は混乱しないだろう。

 王国もこの金塊を使用して金貨を鋳造しても、5%程度、つまり金貨250枚しか利益が上がらない。恐らく金塊は市場に埋もれるだろう。そのため、供給元を探られることも無い。採掘元を調査される事が無いってことだ。


 資金は豊富になってきた。しかし、この程度の資金量では下位貴族の男爵にすら及ばない。


 俺は営利手段を手広く行う方針にした。人を雇い店舗を増やして安定収入源の確保や素材採取による売却益、護衛や傭兵などの収益が候補だ。金鉱石も継続的に採掘に向かわせるが、すぐに枯渇するだろう。


 今はこの自己資金で店舗を購入することにした。


────────────────────

組織名:ニホン

組織長:テセウス

目 的:営利及び軍事

資 金:金貨6550枚,小金貨24枚,銀貨5枚

構成員:32名+1匹

拠 点:ハグル街の屋敷

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

■□■□異世界転移で魔王になったよ。~極悪非道な物語~□■□■
サブのこちらも良ければお読みください。
こちらは軽いテンポと設定で進みます。
徐々に本作とサブが関連します。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ