↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
68/75

【ドゥルルーズ】最近お疲れのようで 2

 [場所:教室]


[愛海]:「で、こんな風にぐったりとしてるわけね、大久保くんは」

[舞羽]:「使い果たしたんだね、大半の力を」

[吹雪]:「うう~~~」

[舞羽]:「だ、大丈夫? 吹雪くん」

[吹雪]:「こ、この通りだ……うう~」

[舞羽]:「ご、ごめん、そうだよね」

[吹雪]:「いや、いいんだ」

[舞羽]:「そんなになるくらい、過酷な練習だったの?」

[吹雪]:「そうだなー、魔力増幅を図る練習だから、今出来うる限りの魔力を放出する必要があるんだよ」

[舞羽]:「あ、だからぐったりしてるんだ」

[吹雪]:「そういうことだ……はあ……」

80%でいいと言われていたが、確実に80%を越えてしまったな。自分を追い込みすぎた。

[舞羽]:「大丈夫? 午後の授業、最後までいけそう?」

[吹雪]:「唯一の救いは、次の授業がマユ姉だってことだな。不謹慎だけど、マユ姉の授業は睡眠に費やさせてもらうよ」

[愛海]:「あら、珍しいわね。大久保くんが積極的に睡眠をしようと言い出すなんて」

[吹雪]:「自分の体力の限界を見誤ったからな。マユ姉も事情分かってるはずだし、見逃してくれるだろう」

少し体を休めないと、この後が保たない。

[吹雪]:「祐喜、ノートお願いしていいか?」

[祐喜]:「うん、いいよ。と言っても、繭子先生の授業、あまりノート取るところないんだけどね」

[吹雪]:「今回ばかりはそれが助かるぜ」

[祐喜]:「無理に授業に出ないで、保健室で休んだほうがいいんじゃないの?」 

[吹雪]:「いや、それはできない」

[祐喜]:「え? どうして?」

[吹雪]:「さっきまで、学園長とフェルシア先生に稽古つけてもらってたんだ。体は大丈夫か? って聞かれた時、つい問題ありませんと答えちまったんだよ。そんなこと言ったのに保健室なんて行けるわけがない」

[祐喜]:「フェルシア先生、保健医だもんね」

[愛海]:「維持を張る必要はないんじゃないの? 体悪くしたら元も子もないじゃない」

[吹雪]:「いや、それはそうだが」

[祐喜]:「愛海さん、そこは気持ちを汲んであげなくちゃ。男には、退けない気持ちってものがあるんだよ」

[愛海]:「あ、それってあれ? 男の信念みたいなもの?」

[祐喜]:「うん、そう。男は一度言ったことを曲げることは許されないんだよ」

[愛海]:「なるほど。それで納得できちゃうあたり、男の信念って確固たるものなのね」

[祐喜]:「そういうこと、だから分かってあげよう」

[愛海]:「そうね、じゃあ私はずっと大久保くんの寝顔をみてようかしら?」

[吹雪]:「寝れなくなるからやめれ」

[舞羽]:「大丈夫、私が阻止するから」

[愛海]:「あら、舞羽が自らそんなことを? どういう風の吹き回し?」

[舞羽]:「別に、ただ吹雪くんの役に立てたらって思うから」

[愛海]:「珍しく積極的ね。その感じでもう気持ちをさらけだしちゃえばいいのに」

[舞羽]:「ち、ちょっと、愛海!?」

[吹雪]:「ん? 気持ち?」

[舞羽]:「あー、な、何でもない、何でもないから気にしないで。お願いだから気にしないで」

[吹雪]:「え? あ、ああ」

何だ、急にメチャクチャ取り乱し始めて……。

[舞羽]:「ああ、わ、私おトイレ行ってくるね」

[愛海]:「あ、後2分で授業――行っちゃった」

[吹雪]:「お前が変なこと言ったからじゃないのか?」

[愛海]:「だって、進展がなくてつまらないんだもの。こっちはこっちでなかなか気づかないしさ」

[吹雪]:「こっち?」

[愛海]:「分からないならいいわよー」

[吹雪]:「……そうか」

[翔]:「須藤がおトイレ、か。ぐ、ぐふふふふふ」

[吹雪]:「ていっ!」

[翔]:「ごふっ!?」

全く、急に来たと思ったら訳の分からんことをほざきやがって。さて、しっかり疲れを取るとしよう。

……………………。

…………。

……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。